
久しぶりに本棚から化学同人から出版された植物たちの静かな戦い 化学物質があやつる生存競争を取り出し読んでみた。
肥料教室というものを開いて、フェノール性化合物の視点からいろいろと整理をしていたら、アレロパシーを丁寧に見ていったら簡単に秀品率の向上につながるのではと思い、アレロパシーを見返すことにした。
本というのは不思議なもので、一度目に読んだ時には印象に残らなかったものも、二度目になると強烈に視界に入り込んでくる。
こういうことがあるから、本棚が重くなったとしても、本は処分したくない。
今回はふと目に付いた内容に触れることにしよう。

114ページにアスパラガスのアレロケミカルとして報告のある物質の記載があるのだけれども、なんとそこに

芳香族アミノ酸のトリプトファンがあるではないか!
トリプトファンといえば、植物ホルモンのオーキシン(IAA)の前駆体なので、アレロケミカルとしてのトリプトファンの作用は土壌の微生物によるオーキシンの過剰合成によるストレスとかかな?
それともトリプトファンそのものに何らかの反応性があるのかな?
アスパラガスは生態系の中で土がふかふかしていくと比較的早くに周辺の草に負けそうな形状をしているので、トリプトファンの分泌が自身の生存を苦しめるような展開がありそうな気がする。



