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雪花菜や御殻と書いてオカラと読むの記事でオカラのざっくりとした内容を記載した。


オカラについて絶対に把握しておきたい内容として、オカラに含まれる栄養価がある。

何の栄養が含まれているか?は食品加工と肥料の製造のどちらにとっても大事な内容となる。


というわけで早速、栄養価について見ていく。




日本豆腐協会のサイトにおからの栄養価についての記載があったので見てみると、

おからの栄養価(100g当たり)
(五訂日本食品標準成分表より)
エネルギー111kcal
たんぱく質6.1g
脂質3.6g
炭水化物13.8g
ナトリウム5㎎
カリウム350㎎
カルシウム81㎎
マグネシウム40㎎
リン99㎎
1.3㎎
亜鉛0.6㎎
0.14㎎
ビタミンE0.7㎎
ビタミンK8μg
ビタミンB10.11㎎
ビタミンB20.03㎎
葉酸14μg
コレステロール0
食物繊維11.5g

※表:日本豆腐協会│豆腐と健康のページより一部改変して抜粋

となっていた。


オカラを肥料として活用する場合に注目すべきこととして、

・カルシウム : マグネシウム = 2 : 1

・カリウムが多い

・カリウム > リン

・鉄、亜鉛と銅を含む

の4点が目に付いた。


上記4点に注目した理由は下記の記事に記載がある。

カルシウム過剰によるカルシウム欠乏

有機質肥料メインの栽培でカリの施肥の難しさ

土壌分析でリン酸の数値が高い結果が返ってきたら次作は気を引き締めた方が良い

秀品率向上の新たな課題は亜鉛をどう加えるか?


オカラは水分量とタンパクが多いので腐りやすいという。

であれば、


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パリパリに乾いた落ち葉にオカラを混ぜて、オカラの水分を落ち葉に吸わせた状態で好気発酵を行いたいところだ。


オカラのタンパクの多さが良い感じで地力窒素になってくれるはず。

タンニンのタンパク質凝集モデルは地力窒素の理解に繋がるか?


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