アメリカセンダングサ(以後、センダングサと表記する)の花が咲いていた。
センダングサにはたくさんの思い出があって、センダングサを見かけると、師の言葉を思い出す。
1haの畑に10トントラック160台分の木材チップを入れてみた。
体積にして1600キロリットル分である。
農業の専門家が聞いたら発狂ものである。
師が専門家と話しているのを隣で聞いていて、何度、「お前はアホか」と言われているのを耳にしたことか。
それもそのはず、木材チップはC/N比が高すぎて、こんなにも大量に入れたら数十年は栽培出来ない土地になると農学では考えられている。
でも、このぶっ飛んだことをしたことによって、栽培にとっても、植物学にとっても興味深い現象とたくさん出会うことが出来た。
その一つが、
木材チップを投入したまま耕さずにいたところの全面センダングサ化。
センダングサ以外の草がほぼ見当たらないモノカルチャー状態。
しかも、
ブルドーザーで踏み固められた箇所でも余裕で生えるこの強さ!
さすがセンダングサ!
開拓植物と呼ばれているだけのことはある。
開拓しなければならないという程、この土地は大半の植物にとって住みにくい環境になってしまったのだろうか。
この後、環境が急激に変化していき、この変化で得ることが出来た知識が様々な畑で活用できるのだが、その話についてはそのうち書くかもしれません。
関連記事