ゼオライトの効果についての話題が挙がったので、改めてゼオライトについて見ていくことにする。
Nao1958 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
ゼオライトは石英等のケイ酸を含む鉱物の中で一部のケイ素(Si)がAlに置き換わったアルミノケイ酸塩で、
鉱物名の和名は沸石(ふっせき)になる。
一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって骨格の一部が負に帯電していて、これが土壌における保肥力(CEC)の役割を持つ。
沸石はどのように出来るか?になるが、火山灰が堆積してできた凝灰岩の中で、
火山ガラスが地下の熱水や周囲の岩石の荷重といった作用を長期間受けることで変質することで形成されるそうだ。
おや?
ゼオライトの形成は何処かで見たことがある。
それは、
2:1型粘土鉱物のモンモリロナイトの成り立ちと同じだ。
であれば、モンモリロナイトを含む肥料にゼオライトは含まれているのか?という疑問が生じると思うが、この返答はゼオライトは含まれているになる。
それはどの箇所から採掘したか?で変わるが、ほぼ入っていないものもあれば、ほぼゼオライトといったこともあるそうだ。
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荻原成騎 天然ゼオライトの産状と成因 資源地質,70 (2), 89 ~99, 2020