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遊離酸化鉄とは何だろう?の記事で土壌分析の項目にある遊離酸化鉄の理解を深める為に、土壌中にある鉄のパターンについて触れた。

今回は遊離酸化鉄の定量について触れていくことにする。


土壌診断マニュアル~土壌測定診断室における分析法~改訂版 - 山口県農林総合技術センターの32ページに遊離酸化鉄の定量の原理の記載があり、ハイドロサルファイトによる還元という記載があった。


詳しい説明に入る前にハイドロサルファイトについての理解を深めておいた方が良さそうだ。




ハイドロサルファイトは


Sodium-dithionite-2D


化学式がNa2S2O4の亜ジチオン酸のナトリウム塩になる。

亜ジチオン酸ナトリウム - Wikipedia


ハイドロサルファイトは、加温することで三価の鉄を速やかに還元する性質がある。

鉄は還元されて二価になると水に溶けるようになるため、この性質を利用して(土壌中の)鉄を定量するそうだ。


であれば、前回の記事で挙げた土壌中の鉄のパターンの

・鉱物の結晶格子内にある鉄

・独立した鉄酸化物(または水酸化物)

・有機物と結合した鉄

であれば、2番目が遊離酸化鉄の定量の範囲になりそうだ。


ただ、先程記載したリンク先の原理にキレートで還元された鉄を溶解抽出するものであるという記載があり、この内容を加味すれば3番目の有機物と結合した鉄も定量の対象の範囲に含まれそうだ。


というわけで、今回のハイドロサルファイトの原理を踏まえて更に詳細を見ていくことにする。