長野県の栄村小滝集落で東西と、栽培と畜産の家畜糞処理の事を話しましたで長野と新潟の県境に訪れた。
新潟に来たらどうしても行きたいところがあった。
それは、
※写真下部の中央に白い白線があり、この両端で地質が異なる
フォッサマグナの糸魚川-静岡構造線だ。
ということで帰りに寄ってきた。
上の写真の場所は新潟県糸魚川市にあるフォッサマグナパークというところにあり、
ナウマンゾウで有名なナウマン博士が発見した西日本と東日本を分ける境界線みたいなものだ。
実際には、日本のちょうど中央あたりに大きな溝があって、そこに火山由来の岩や土が堆積しているということが正しい解釈で、フォッサマグナは境界よりも堆積したエリアを指している。
フォッサマグナは上の地図上で薄い赤のエリアを指している。
今回訪れた箇所は薄い赤いエリアの左側の青い線の海側。
地図だとここらへん。
このフォッサマグナパークにある糸魚川-静岡構造線の大きな断層の箇所が
ちょうどユーラシアプレートと北アメリカプレートのぶつかった箇所となるので、
ヨーロッパから続く大きなユーラシア大陸の東端と北アメリカ大陸の西端とも言える。
雑なイラストではあるけれども、
このような感じで2つのプレートがぶつかることで、赤い線の内側に溝が出来、
この間に火山由来の岩やら粘土やら土が堆積している。
ということで、
西と東を見てみると、
西は
深成岩であるはんれい岩が変成したものであるため、
プレートの沈み込みの圧なり海水に浸りっぱなしを経験して変成しているはずなので、
この図でいう、しましまの箇所(もしくはその下)にあった岩であると言えるはず。
東は
火山岩の安山岩であるため、
しましまの上に堆積した火山岩や火山灰だと言える。
※しましまの堆積した箇所が厚いけれども、そこはご愛嬌で
とりあえず、今回はここまでにしておくけれども、
糸魚川-静岡構造線というものは人々の生活や栽培に密接に関わっている。
富士山の西側で一つの境界があり、
境界の両端で地質、土質が一気に変わる
ということを把握しておくは大事だろう。