
ソルビトールとは何だろう?の続きまでの記事で、ナシ等のバラ科の果実で、葉から果実へ糖を移行する時、ブドウ糖(グルコース)からソルビトールという糖アルコールに形を変えて移行するという内容について触れた。
この内容までだとナシの果実内の糖はソルビトールが主という事になってしまう。
実際のところはどうなのだろう?
日本なしに含まれる糖類 - 南信農業試験場の内容によると、ナシに含まれる糖の種類にソルビトールは記載されておらず、果糖、ショ糖とブドウ糖の名が挙がっていた。
ソルビトールは糖アルコールなので糖ではないのか?
それともソルビトールは果実内に到達したら、それを材料にして何かを合成する?
Wikipediaのソルビトールの記載に、
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動物の体内ではグルコース(ブドウ糖)をアルデヒド基の還元によってソルビトールにした上で、再度別のヒドロキシ基を酸化し、ケトン基とすることでフルクトース(果糖)を生成する(ポリオール経路)
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という記載があった。
上記の説明では動物の体内になっているが、ナシでも同様の酵素を持っているとか?
とりあえずナシでも同様の反応を行えると仮定して話を進めると、

Qohelet12 - 投稿者自身による著作物, CC0, リンクによる
ブドウ糖(グルコース)の端の-C=Oの箇所を酸化して、

BartVL71 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
ソルビトールにし、ソルビトールのヒドロキシ基の一つを還元して、

Physchim62 - 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, リンクによる
果糖(フルクトース)にする。
このような一見面倒くさい反応を経たとしても、ソルビトールという形での移行の機能性の高さを利用したいのだろう。
そういえば、果糖ってすごく甘さを感じる糖だったよね。



