
今回はソルビトールとは何だろう?の記事の続き。
グルコース(ブドウ糖)のアルデヒト基(-CHO)がヒドロキシ基(-OH)に変換された事で糖アルコールのソルビトールになり、これがナシ等のバラ科の果実に多く蓄積されているそうだ。
何でなんだろう?
この疑問に関してWikipediaには下記のように記載されていた。
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光合成産物のデンプンを篩管を通じて転流するときに、デンプンの加水分解で生じたグルコースをソルビトールに変換する。スターキングデリシャスなど、リンゴの品種の一部では、果実内に転流してきたソルビトールを、グルコースやフルクトースといった糖に変換する代謝系が果実の成熟に伴って停止しても、果実内へのソルビトールの転流は継続する。そのため、果実内の維管束周辺にソルビトールが蓄積していわゆるリンゴの「蜜」と呼ばれる半透明部分を形成し、果実の成熟の指標となる。
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※ソルビトール#植物体内での機能 - Wikipediaより引用
この文章を読む限り、光合成産物の移行はグルコースよりもソルビトールの方が良いらしい。
これは還元性を持つアルデヒド基(-CHO)が葉から果実への移行の際に何らかの影響を与えるからだろうか?

以前、植物体内でのシンクとソースの記事で、葉から果実に光合成産物を移行させる時に移行先の濃度を高めて、器官間の濃度差を利用した浸透圧で移行するという内容を記載したが、ソルビトールは有利なのだろうか?
グルコースとソルビトールの溶解度あたりを調べれば見えるのことがあるのか?
とりあえず調べてみると、ソルビトールの溶解度が2350 g/L(25 °C (77 °F))でグルコースが909 g/L (25 °C (77 °F))という記載があって、2.5倍以上の差があった。
判断に自信はないが、葉から果実への時間当たりの移行量でソルビトールの方が多く移行出来る。
他に気になることもあるが、確証がないので今回はここまでにしておく。



