前にこんな話を聞いた。

土壌分析でpHの項目があるけれども、

指導員の誰に聞いても明確なことを答えてくれる人はいなかった。


この話は、

とある地域ではかなりの有名な生産法人からの話だった。


pHが低い、つまりは土壌の酸性化は

栽培指導書に必ずといって良い程掲載されている肥料成分の溶解性の図によって丁寧に説明されている。

適正のpHを考える


作物が肥料の各成分を適切に吸収できなくなったら、

それは生理障害に繋がるわけで、

生理障害から虫や病気に対しても弱くなる。

光合成の明反応


だから、

土壌の酸性化(低pH)は溶解性の話だけに絞るだけでも十分な成果が期待出来る。


という前置きはここまでにしておいて




土についての取っ掛かりとなる本を探していたところ、


ヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち


大地の五億年という本に行き着いた。


この本はタイトルが示す通り、

恐竜が誕生する前の地質時代から様々な生き物の影響によってどのように土というものが形成されてきたか?

というテーマが主題の本で、


農耕の開始から、現在の土壌の問題までの話になっている。


この本の中で頻繁に挙がるワードが土壌の酸性化で、

化学肥料の登場によって土壌の酸性化が急激に進んだという。


この本で良いところは、

化学肥料が全体的に酸性化を進めたわけではなく、

急激に酸性化を進める肥料と、

酸性化を緩める為にある肥料が開発されたことも書いてある。

即効性の窒素分として尿素を選択する意義




教科書の内容というものは頭に入りにくいものだけれども、

流れというものが掴めると今まで覚えにくかったものが急速に定着していく

というタイミングがある。


鉱物の風化から土壌の形成までが記載された情報を、

はやい段階で触れておくことは非常に大事なはずで、

その取っ掛かりとして今回紹介した本はオススメ出来る。


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