粘土とは何かという話題になった。
今まで粘土に対する説明として、
・粒子の大きさ
・一次鉱物が風化して生成された二次鉱物
という2つのことを記載した。
粒子の大きさの説明を読むと、粘土はコロイド状になると記載されている。
コロイド状?
コロイドという言葉は脂肪酸の時に出てきたな。
こんな形状をした物質が水に溶けた時、疎水性の箇所が水を避ける様に
こんな風に集まることをコロイド(ミセル)と呼んだ。
つまりは、粘土鉱物も脂肪酸の様に集まってコロイドを形成するといことになる。
コロイドについて再度まとめると、疎水性と親水性の箇所があるということで、周囲に水がたくさんある様な場所では球体に、各粒子が大きければ水を閉じ込める様な形になる。
これは粘土鉱物によってどのような形状になるかは異なる。
型についてはここでは省略するけど、
一つ目が1:1型のハロイサイトという粘土鉱物は中空管状という形状をとる。
※細かい粒子が集まって四角い形状になったとイメージしてください。
※真ん中の水色は水ですが、水を包み込むように管になっているとイメージしてください。
横から見るとこんな感じ。
管の中には水を含み、中空があることで空気の層もあるという解釈で良いのかな?
他に以前記載した
2:1型粘土鉱物の薄板状も疎水性と親水性を持ち合わせている。
2:1型粘土鉱物には
モンモリロナイトや
バーミキュライトがある。
バーミキュライトは高温で膨張させているので、上の様な写真の形状になっているけど、
粘土というものは、工作で使った粘土のイメージがすべてというわけではなさそうだ。
粘土は粒子が小さいというのが条件にあるけど、粒子が小さいからといって、
こんな感じで必ずしも土を重くする様なことはなさそうだ。
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