先日、ミカンの木の下で白い綺麗な細根がどうやって出来るか?が話題になった。
色々と試したこととその結果の話題が続いたが、ふと重要な事に気が付いた。
発根促進の一例で、乳酸菌は植物の発根を促進するか?の記事で発根に関するオーキシンは亜鉛と一緒になって効果を発揮するという話題があった。
この内容に従って、ミカンの木の下に視点を戻すと、
オーキシンやそれ以外の有機酸の条件は満たしているけれども、亜鉛はどうなんだろう?と話題を振ってみると、微量要素も検知する土壌分析の結果で銅と亜鉛が不足しているということがわかったそうだ。
銅については以前触れたので今回は端折るけれども、亜鉛が発根の話題と合致する。
ここでふと思ったことがある。
肥料で亜鉛を補うのは難しいなと。
亜鉛はどんなところに入っているのだろう?と思い浮かべてみると、海成粘土ということでベントナイト、牡蠣からカキ殻肥料や微量要素剤があるけれども、ベントナイトや微量要素剤であれば亜鉛が特別多いということはないし、カキ殻であれば亜鉛以上にカルシウムが入ってしまう。
ベントナイトや微量要素剤を使うのはもちろんのこと、比較的亜鉛が多い成分を元肥に混ぜることが次の一手に繋がるかもしれない。
ここで一つ注意で、亜鉛は過剰症が出やすい要素でもあるので、元肥に少量混ぜて改善を図るという意味合いが強い。
都合よく亜鉛を加えられるような肥料はあるのだろうか?
一つ思い浮かぶのが大豆粕なのだけれども、これが事前に加えられている肥料となると、
廃菌床の堆肥なんだよな。
キノコ栽培中にキノコ収穫で持ち出しがあったとしても、全量持ち出しはなくてある程度は残るよな。
追記
今回は化学性の話だけれども、物理性の話も一緒に挙がっていた。水を含んだ堆肥が固まって層になることで酸素が行き渡っていないような状態になるけど、これを解決する為に何が出来るか?等
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