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米ぬか嫌気ボカシ肥の発酵に使用済み使い捨てカイロを添加したらどうなるか?の記事で米ぬか嫌気ボカシ肥作りの際に使用済み使い捨てカイロの鉄粉を添加したらどうなるか?について考えてみた。


酸化した鉄粉が嫌気発酵中に生成されるであろう還元剤的な性質を持つ化合物により還元され水に溶けやすくなる。


水に溶けた鉄イオンとメラノイジンが反応すると興味深い事が起こりそうなので、今回はその内容にふれることにする。




Tartronaldehyde


メラノイジンの構造に含まれる可能性があるエンジオール基と鉄イオンがキレート結合をする可能性がある。

※上の図はエンジオール基を持つ最もシンプルな化合物のグルシン酸を載せたが、実際は複雑なメラノイジンの一部にエンジオール基が含まれる


更にはエンジオール基を持つ化合物は還元剤としての性質も持つそうで、これらの条件が組み合わさると、フェントン反応を発生させる可能性がある。

過酸化水素について整理する


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米ぬか嫌気ボカシ肥は密封便等で空気を遮断する程、肥料としての質が高まるので、キレート結合した鉄があっても、緩やかな発酵が進行するのでフェントン反応のきっかけになる過酸化水素は発生しにくい。


とは言え、微生物の発酵であるので少量ながら過酸化水素が発生する可能性があり、この過酸化水素と鉄によって微生物が死滅する可能性もあるので、仕込みの際にコーヒー酸キノンのような酸化剤として働く化合物も一緒に添加しておくと良さそうだ。

キノンは還元されやすいか?


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コーヒー酸キノンは仕込み時にコーヒー粕を添加しておけば、発酵中に生成されたりしないだろうか?

コーヒー抽出残渣を植物に与えたら?