スミレの見分け方の記事に引き続き、スミレから植物を学ぶ。
スミレの形で特徴的な箇所が、
ガクを突き抜けているように見える花の形状だ。
実際にはガクは上から下に向かっていて、横に細長い花弁がぶら下がっているという表現が良いだろうか?
矢印で示した箇所を距(キョ)と呼び、距に花蜜がたまる仕組みになっている。
花は下を向き、細長い形をしているということは、この花の蜜にたどり着けるのは、花にぶら下がる事が出来、口吻を伸ばすことが出来るということで、ハナバチに特化した形だと言える。
スミレは小さくてシンプルな形をしているが、洗練された形をしているので、得られる事が多い。