学部生の頃に受講した花卉園芸学で、

日本における三大園芸(生産量の話)はバラ、カーネーションとシクラメンと言われた。


どれも高度な品種改良がなされ、

野生種がどんな花であったか想像ができない程、

栽培されている花は変異してしまっている。


先日、


P6182468


カーネーションの花を見てふとそんなことを思い出した。


さてさて、

カーネーションだけど、

別名をオランダナデシコと呼ぶ。


ナデシコといえば日本の古典にも記載されている程、

古くから愛されている花の一つなんだけど、


P9301192

カワラナデシコを探せ


元はこんな感じの形状の花だったらしい。

※花弁の色も薄め


だとするとだよ、


P6182468


この変異は花弁が大きく、

更に八重咲きになった他に

花弁の色素も濃くなっていなければならない。


P6182469


こんな感じで。


そういえば、前に


P5082370

濃さのばらつきが綺麗さに繋がる


P5082374


こんなナデシコがあったよな。


はるか昔の園芸家は、


P9301192


こういうナデシコを見て、

未来は花弁が様々な形状になると想像して品種改良を始めたのだろうか?


いつも不思議に思う。


ちなみに


kurumashiborinadeshiko


isenadeshiko


他にこんな品種もある。