愛媛のカンキツ栽培の記事で愛媛のミカン栽培について見た。

上記では愛媛と記載したけれども、実際のところは西予のミカン栽培を見た。


西予のミカン栽培では石灰岩地帯がミカンの品質の向上に関与しているといった記載があったが、愛媛にも和歌山のミカンの産地同様中央構造線の地域があるわけで、当然ながら緑泥石の地帯がある。

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愛媛でミカンの栽培を始めた人は、愛媛内にもいろいろな地質の条件がある中で石灰岩の地帯を選んだのだろうか?と気になったので、愛媛のミカン栽培の歴史を調べてみることにした。




早速検索をしてみたところ、愛媛県はなぜ日本有数のみかん産地か - 愛媛県にたどり着いた。

愛媛のミカン栽培は江戸時代にお伊勢参りや四国巡礼の帰りに持ち帰った苗木から始まったとされる。


上記の読み物を読み進めてみると、西予は面積が広い割に収穫量が少なく、



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西予の北に位置する八幡浜市が圧倒的に収穫量が多く、愛媛全体の半分以上の収穫量があることを知った。

八幡浜といえば、鴫山の姫塚と緑色片岩で緑色片岩の採取の話題があった場所で、もしかしてと思い、八幡浜市でミカン栽培をしている方が多そうな場所の地質を調べてみたら、見事に緑泥石帯であった。

八幡浜市 - 20万分の1日本シームレス地質図


栽培に適した箇所で園地が広まるのは鉄則なので、気候条件(緯度の話)よりも地質の方がミカン栽培にとって影響が大きい可能性が見えてきた。


また緑泥石の話題に出会えて嬉しすぎる。


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