エノコロを見て思い出す師の言葉

以前書いた私の栽培の師の畑で遭遇した話。


師の畑は一枚1haと広い畑だった。

その広い畑のちょうど真ん中あたりで、

無農薬にも関わらずほぼ虫に食われていないアブラナ科の作物群がありました。


まじまじと見てみると、


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アブラナ科の作物の天敵のイモムシが、

アブラナ科作物の葉の上でミイラになってくっついているではないか!

おそらく、葉を少しかじって死んだのだろう。


よくよく見ると、

足元にも同じようにミイラ化したイモムシの死体がびっしり。


作物が虫に対して、自然に抵抗性を得たのだろうか?

生物農薬のBT剤の効果とよく似ている。


師が隠れて農薬を使っていたのだろうか?

それは絶対にない。


人はどこでどのように見ているかわからない。

だから日頃から皆様の信用を落とす行為、

農薬を使用しない栽培を謳っている以上、身近に農薬を置くことすらしない

というポリシーだったし、


そもそも、隠れて何かを器用にできる様な体格ではなかった。


周囲の畑の散布した農薬の影響はないの?ということも聞かれたけど、

周囲でBTを使用している方はいなかったし、

そもそも畑が広すぎて届かない。




師に聞くと、

満足にいく土壌のコンディションに近づけば近づく程


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このような現象をよく見るようになったと。


しかもこの現象、ありがたいことに、

葉の上に目立った虫食い痕ができる前にイモムシが死ぬ。


私がはじめてこの現象に遭遇した畑は、


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目の前に広がるエノコロたち


この景色の畑の左上にうっすら見える栽培しているところでの話なんだよね。

※エノコロの群生は土を休ませているところ


それはさておき、

この話を進める上でBT剤という生物農薬について把握している必要があって、

このBTというのは遺伝子組み換え作物でも話題に挙がるものなので、

次回、BTについて見ていきたいと思う。


-続く-


補足

ちなみにこの現象が発生している株は多種に渡り、

ほとんどがタネ会社から購入したF1種子がほとんどです

F1種子の欠点