
イチゴの施設栽培の培地の交換時期はどのように判断すれば良い?の続きの記事で、施設栽培の培地の交換時期を知りたいという事で、最初はCEC(保肥力)を見たらどうか?と思ったがそれは難しく、カリ欠乏とカルシウム過剰の差ではどうか?という流れになった。
この内容は土耕と同じだったりするのだけれども、それは今回は触れないでおく。
培地を使い続けると、交換性カリウムや交換性マグネシウムが減少するのに対して、可給態リン酸や交換性カルシウムが増えるそうだけれども、この時に増加する成分はリン酸カルシウムや炭酸カルシウムになるだろう。
炭酸石灰は何処から?ということだけれども、溶液中に炭酸イオンが含まれている事は十分有り得て、炭酸イオンと吸収されなかったカルシウムイオンから炭酸塩が出来る。
炭酸石灰が増えたら、溶液のpHはなかなか下がらないのでダウン剤(pH降下剤)を使う頻度が増える。
施設栽培に関係している方にダウン剤の質問をしたところ、よく使うのがリン酸溶液であるそうだ。
石灰の蓄積でなかなかpHが下がらなくなったところで、リン酸のダウン剤を使用するとリン酸と石灰が蓄積していくのが良くわかる。
リン酸の蓄積は植物に寄生する菌の寄生性を高める恐れがあり、日和見菌も病原性の方に傾くのでイチゴの栽培の難易度を高める要因となる。
土壌分析でリン酸の数値が高い結果が返ってきたら次作は気を引き締めた方が良い
培地の栽培年数に合わせて石灰を減らすのはもちろんのこと、ダウン剤も副作用が弱いクエン酸に切り替える事でもイチゴの病気になりやすい問題の解消に繋がっていくはず。
クエン酸ではpHの降下が弱いから使いたくないという事が挙がるだろうけれども、クエン酸の効果が弱いと感じる時点で既に連作障害に陥っている可能性があるみて良いだろう。
成分非公開のダウン剤を使うのは論外。




