

DIMBOAの構造の記事で、イヌタデのアレロパシー物質であるDIMBOAの番号を確認した。
番号を振った上で改めて構造を見てみることにする。
WikipediaでDIMBOAの説明を読むと、ヒドロキサム酸という記載がある。

ヒドロキサム酸というのは、アミド(カルボニル基 C=Oと窒素Nが結合したもの)の窒素に、さらにヒドロキシ基(-OH)が結合した構造を指し、DIMBOAでは、C-3とN-4の箇所がそれに当たる。
このヒドロキサム酸の構造は強力なキレート作用を持ち、鉄等の微量要素の吸収が得意でない草に対して微量要素欠乏を誘発して競争に勝つといった事が考えられるそうだ。
DIMBOAには抗菌作用があったはずなので、上記の作用は土壌中の微生物に対しても似たような影響があるのだろう。
強力なキレート作用の方でふと頭に浮かんだのだけれども、家畜糞のメタン発酵時に得られる消化液は大規模稲作の問題を解決する可能性があるのでは?の記事で記載した内容で、大規模稲作の問題で慢性的な鉄欠乏に陥っている可能性があり、それがイヌムギの厄介さと繋がっているなと。
物理性の改善を行った田でイヌムギが生えなくなったのは、稲作の慢性的な鉄欠乏を解決したことに因るのかな?



