ナメクジが忌避する3-オクタノンの記事まででナメクジが忌避する化合物のうち、

1-オクテン-3-オールと

3-オクタノンの構造について見てみた。
どちらも二重結合があり、現在の有機化学に関する拙い知識レベルでもここに何らかの反応性があるのだろうということは予想できる。
今回はこれらの化合物に触れたことを踏まえて、改めて1-オクテン-3-オールについて見ていくことにする。

1-オクテン-3-オールの構造を俯瞰してみると、

アリルアルコールという構造が見えてくる。
アリルアルコールのアリルは、

ビニル基(-CH2=CH2-)の横に炭素がある構造を指し、全部含めて2-プロペニル基と呼ぶそうだ。
アリルとは何か?がわかった状態で改めて、

を見てみると、2-プロペニル基のC-3の炭素にヒドロキシ基(-OH)が付与されてアルコールになったので、アリルアルコールと呼ぶことになる。
アリルアルコールの化学的な特徴を追えば1-オクテン-3-オールの理解も進むはずなので、アリルアルコールについて丁寧に見ていくことにする。



