
1-オクテン-3-オールの構造までの記事でナメクジに対して忌避効果のある1-オクタン-3-オールについて見てきた。
左側の炭素間の二重結合(アルケン)があることや、C-3にヒドロキシ基(-OH)があることでどのような作用になるのか?が気になるところだが、一旦置いといて、他のナメクジに対して忌避効果のある化合物について見ていく。

3-オクタノンというものがある。

命名規則として、オクタが炭素数が 8 で、ノンはケトンを指す。
ケトンというのは、カルボニル基(-C(=O)-)を持つ化合物を指し、3-オクタノンの 3 はC-3にカルボニル基があるということになる。
1-オクタン-3-オールと構造は似ているが、1-オクタン-3-オールはC-1とC-2間に二重結合があり、C-3にはヒドロキシ基(-OH)があるので、作用は若干異なるはず。
この2つの化合物を見比べながら、ナメクジの忌避についての理解を深めていきたい。
余談だけれども、Wikipediaで3-オクタノンについてを読んでいたら、
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ラベンダーやフゼア調の香料、およびチーズ、コーヒー、ピーチ、シトラス系の食品香料として使用される
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Penicillium roqueforti、Penicillium chrysogenum、Aspergillus nigerなどのカビによっても産生され、しばしば穀物の異臭の原因ともなる
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良い香りで、ペニシリウム属やコウジカビといった糸状菌から合成されるようだ。
あくまでイメージだけれども、

ペニシリウム属の糸状菌といえばコーヒー粕を好んでいたと思うので、土の上にコーヒー粕を散布するとナメクジが近寄らないというのは、もしかしたら3-オクタノンに因るものだったりして。
であれば、

プランター栽培の元肥でEFポリマーを加えたらヨトウの被害が減ったのは何故?で話題に挙げた柑橘の皮等から製造された高吸水性樹脂のEFポリマーは生物性を増強させる可能性があるので、コーヒー粕とEFポリマーを併用したらナメクジに対しての忌避剤ができたりして。
補足
3-オクタノンの材料になるであろう脂肪酸について



