技術顧問として関わっている京都農販で扱っている肥料を購入された方が近隣にいる場合、定期的に田畑を巡回するようにしている。

その中で、土の土壌改良がうまくいった事で減肥無農薬により作業を大幅に削減して徐々に規模拡大されている方がいる。

田の規模拡大はレンゲから


その方の規模拡大は、新しく管理を始めた田でも初年度から減肥無農薬を目指す為に土壌改良を始めるのだが、その過程を観察することで得られる事が多い。


今年から始めた田も田植えから1ヶ月以上経過して、今までの田とは違う変化が見え始めている。




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今年から始めた田で、水の表面に油らしきものが浮いていた。

田で水面に浮かぶ油は何だろう?と考えてみると、赤い川と鉄細菌で触れた鉄細菌が形成する鉄被膜かトラクター等に付着していた工業用のオイルあたりになるのかな。


とりあえず前者の方の鉄細菌の鉄被膜だとして話を進める。




鉄被膜が形成される為には土中の鉄の形態が還元された鉄である二価鉄が豊富に含まれている必要がある。


この田を管理されている方は全ての田で土壌分析をしていて、水面に油が浮いた田が他の田と比較して腐植が多く遊離酸化鉄の数値が高かった

ただ土の採取をした時、この田の土が最も硬く、有機物が一番蓄積していそうなフカフカの土の田(水面に被膜の形成は無し)は腐植と遊離酸化鉄の数値が低かった。


鉄被膜が形成された田が昨年までどのような管理であったかが分かれば、今回の鉄被膜の要因が何であるか見えてくるのだろうけれども、昨年まで今回の田を意識していなかったのでどのように判断して良いかが難しい。


とりあえず、硬い土の田の腐植の量が多く、柔らかい土の田の腐植の量が少ないというところから探っていくことにしよう。