ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す

カテゴリー : 光合成/page-2

 

フラボノイドに意識を向けて

/** Geminiが自動生成した概要 **/
この記事は、植物におけるフラボノイドの役割、特に紫外線防御と抗酸化作用について考察しています。紫外線が強い地域では、植物は紫外線遮蔽のためにフラボノイドを多く蓄積する一方、紫外線カットされたビニールハウス栽培ではフラボノイドの合成量が減少する可能性が示唆されています。ネギに含まれるケンフェロールやケルセチンといったフラボノイドは抗酸化作用を持つため、紫外線量の調整は植物の健康に影響を与える可能性があります。ケルセチンはポリフェノールの一種であり、抗ウイルス作用も期待されます。今後の農業においては、資材に頼らず病害虫被害を軽減する方向がトレンドとなる可能性があり、植物本来の防御機能であるフラボノイドの役割が重要視されると考えられます。

 

植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイド

/** Geminiが自動生成した概要 **/
植物は有害な紫外線から身を守るため、フラボノイドという物質を活用する。千葉大学の研究によると、シロイヌナズナは紫外線量の多い地域で、サイギノールというフラボノイドを生合成する。サイギノールは、ケンフェロール(淡黄色のフラボノイド)に3つの糖とシナピン酸が結合した構造で、紫外線を遮断するフィルターのような役割を果たす。他の植物にも同様の紫外線対策機能が存在する可能性が高い。

 

シロザの下葉があまりにも赤くて

/** Geminiが自動生成した概要 **/
耕作放棄地で鮮やかな赤色のシロザを発見。白い粉状の模様からシロザと推測し、その赤色の原因を探る。一般的なストレスによる赤色とは異なり、鮮やかだったため、アントシアニンではなくベタレインという色素が原因だと判明。ベタレインはチロシンから合成されるベタラミン酸とDOPAが結合した構造を持つ。シロザの赤色の原因は生育環境への不適合か、土壌の悪化が考えられるが、詳しい原因は不明。このシロザは更なる研究対象として有望である。

 

鮭とイクラのカロテノイド

/** Geminiが自動生成した概要 **/
鮭の赤い身とイクラの鮮やかな橙色は、アスタキサンチンというカロテノイド色素による。鮭は自身でアスタキサンチンを合成するのではなく、微細藻類のヘマトコッカスが産生したものを摂取し蓄積する。産卵期の雌鮭は卵(イクラ)にアスタキサンチンを移すため、産卵後の身は白くなる。つまり、イクラの鮮やかな色は親から子への贈り物である。カニの一部もアスタキサンチンによる赤い色を持つ。

 

カロテノイドの先にあるもの

/** Geminiが自動生成した概要 **/
この記事では、カロテノイドが植物ホルモンの前駆体となり、植物の成長や健康に重要な役割を果たすことを解説しています。特に、ゼアキサンチンからアブシジン酸、β-カロテンからストリゴラクトンという植物ホルモンが生成される過程が紹介されています。ストリゴラクトンは主根伸長促進、形成層発達制御、菌根菌との共生シグナルといった機能を持ち、台風の被害軽減や秀品率向上に有効です。菌根菌との共生は微量要素の吸収効率を高めるため、亜鉛の吸収促進にも期待できます。そして、カロテノイドを増やすためには光合成を高めることが重要だと結論付けています。

 

カロテノイド生合成阻害の除草剤を見る

/** Geminiが自動生成した概要 **/
酸素発生型光合成の誕生以前、初期生命は嫌気呼吸でエネルギーを得ていた。やがて光合成細菌が出現し、硫化水素や水などを利用した光合成が始まった。しかし、これらの光合成は酸素を発生しない。シアノバクテリアの出現により、水を電子供与体とする酸素発生型光合成が始まり、地球環境は劇的に変化した。酸素の増加は大酸化イベントを引き起こし、嫌気性生物は衰退する一方で、酸素を利用した好気呼吸を行う生物が進化する道を開いた。この酸素発生型光合成は現在の植物にも受け継がれている。

 

風邪の予防にミカンというけれど

/** Geminiが自動生成した概要 **/
冬至にかぼちゃ、風邪予防にミカンが良いとされる所以を、カロテノイドβ-クリプトキサンチンに着目し解説。ビワやミカンはカロテノイドが豊富で、特にミカンをよく食べる日本人は血中β-クリプトキサンチン値が欧米人より高い。β-クリプトキサンチンは抗酸化作用があり、免疫グロブリン合成にも重要。糖度の高いミカンほど含有量も多い。真の免疫向上は、ミカンやビワといったカロテノイド豊富な果実の摂取による恒常性維持ではないかと考察。関連として亜鉛の重要性、かぼちゃの効能にも言及。

 

カロテノイドの生合成

/** Geminiが自動生成した概要 **/
植物は紫外線対策としてカロテノイドを合成する。動物は摂取すると免疫維持に役立てる。カロテノイドはニンジンのβ-カロテンやトウモロコシのゼアキサンチンなど、黄色〜橙色の色素。光合成時の活性酸素除去、受粉のための昆虫誘引にも利用される。フィトエンを出発点に酵素反応でβ-カロテンが合成され、水酸基が付くとキサントフィルとなる。種類によって光の吸収波長が変わり、色が変化する。合成経路や蓄積器官、栽培による増加などは今後の課題。

 

免疫の向上にはグルタチオンが重要な役割を担っているはず

/** Geminiが自動生成した概要 **/
野菜の旨味成分としてGABAが注目されている。GABAは抑制性の神経伝達物質で、リラックス効果や血圧低下作用などが知られている。グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)によってグルタミン酸から変換されるGABAは、トマトや発芽玄米などに多く含まれる。特にトマトでは、成熟過程でGABA含有量が急増する品種も開発されている。茶葉にもGABAが多く含まれ、旨味成分として機能している。GABAは加工食品にも応用されており、GABA含有量を高めた醤油などが販売されている。健康効果と旨味成分としての両面から、GABAは食品分野で重要な役割を担っている。

 

自然免疫を高める食品は何か?の続き

/** Geminiが自動生成した概要 **/
免疫向上に重要な亜鉛は、好中球の活性酸素産生やDNA合成に関与し、不足すると免疫機能が低下する。好中球はペルオキシダーゼ酵素群を用いて活性酸素を生成し病原体を殺菌するが、この酵素の補酵素にはNADPHやヘムが必要となる。NADPHは光合成の明反応で生成され、ヘムはアミノレブリン酸から合成される。これらの経路は植物の光合成や活性酸素の制御機構と類似しており、葉緑素豊富な春菊は亜鉛などの微量要素も豊富で免疫向上に良いと考えられる。ただし、マンガン欠乏土壌で育った野菜は効果が期待できないため、土壌の質にも注意が必要。ウイルス感染時は、好中球ではなくナチュラルキラー細胞によるアポトーシス誘導が主であり、そこでも活性酸素が重要な役割を果たす。

 

免疫の向上として春菊はどうだろう?

/** Geminiが自動生成した概要 **/
免疫向上に野菜スープが良いという記事をきっかけに、活性酸素抑制に重要なグルタチオンに着目し、二価鉄と共に豊富に含む食材として春菊を推している。春菊は葉緑体周辺に二価鉄とグルタチオンが多く、β-カロテンも豊富。コマツナではなく春菊を選んだ理由は、菌根菌がつかないコマツナは微量要素が不足しがちで、キク科の春菊は病気に強く殺菌剤の使用量が少ないため。殺菌剤が少ないことは、虫による食害被害の増加を抑えるなど、様々な利点につながる。

 

フルクトースとは?

/** Geminiが自動生成した概要 **/
フルクトースは、グルコースの2位の炭素が異性化酵素等の作用で酸素と二重結合になった五員環構造の単糖である。スクロースはグルコースとフルクトースがグリコシド結合した二糖類だ。フルクトースはケトン基を持つが還元性が高く、グルコースよりメイラード反応を起こしやすい。前記事で触れた黒糖やショ糖(スクロース)の構成要素であるフルクトースは、グルコースの異性体で果糖とも呼ばれる。五員環構造を持つため、グルコースと化学的性質が異なり、メイラード反応を起こしやすい。これは、フルクトースの還元性がグルコースよりも高いためである。このため、フルクトースを含む糖蜜はメイラード反応により褐色を呈する。

 

黒糖とショ糖

/** Geminiが自動生成した概要 **/
植物は、傷つけられるとグルタミン酸を使って他の部位に危険を伝達する。グルタミン酸は動物の神経伝達物質としても知られるが、植物では防御機構の活性化シグナルとして機能する。実験では、蛍光タンパク質でグルタミン酸の移動を可視化し、毛虫にかじられた際にグルタミン酸が血管のような役割を持つ師管を通って全身に広がる様子が観察された。この伝達速度は秒速1ミリメートルに達し、グルタミン酸の増加に伴い防御ホルモンであるジャスモン酸の生成も確認された。このシステムにより、植物は局所的な攻撃から身を守るための全身的な防御反応を迅速に展開できる。

 

糖とは何か?

/** Geminiが自動生成した概要 **/
パン作りにおけるメイラード反応に着目し、堆肥製造への応用可能性を探る記事。パンの焼き色の変化や香ばしい香りは、メイラード反応によるもので、糖とアミノ酸が高温下で反応することで生成されるメラノイジンによる。この反応は堆肥製造過程でも起こりうる。記事では、メイラード反応が堆肥の腐植化を促進し、土壌の肥沃度向上に繋がる可能性を示唆。パン作りにおける温度管理や材料の配合比といった知見を、堆肥製造に応用することで、より効率的で効果的な堆肥作りが可能になるかもしれないと考察している。

 

地衣類のいる場所

/** Geminiが自動生成した概要 **/
著者は、桜の幹に地衣類が多いという当初のイメージを再考している。摂津峡公園の桜広場で見かけた地衣類から、大都市の桜並木で地衣類が少ない理由を考察した。国立科学博物館の情報を参考に、地衣類、特にウメノキゴケは排気ガスに弱いことを知る。摂津峡公園の桜広場は高台にあり、車の通行が少なく、排気ガスの影響が少ない。さらに、桜の名所として剪定などの管理が行き届き、地衣類にとって日当たりが良い環境である。これらのことから、桜の幹と地衣類の相性というより、人為的な管理によって地衣類が生育しやすい環境が作られている可能性を指摘する。

 

桜の幹には地衣体がたくさん

/** Geminiが自動生成した概要 **/
高槻の摂津峡公園で、桜の幹にびっしり付いた地衣類を観察。桜に地衣類が多い理由は不明だが、根元では剥がれ落ちた地衣体が多数見られた。剥がれた地衣体は裏が褐色になっており、土壌形成への関与や分解過程が気になったためひっくり返してみた。今後の変化を観察したい。

 

解毒物質供給機能としての糖

/** Geminiが自動生成した概要 **/
植物における糖の機能の一つとして、解毒物質の供給がある。動物ではグルクロン酸が毒物と結合し排出されるグルクロン酸抱合が知られる。植物でもグルクロン酸はビタミンC(アスコルビン酸)の合成経路であるD-グルクロン酸経路の中間体となる。アスコルビン酸は抗酸化作用を持つため、間接的に解毒に関与していると言える。また、植物はD-ガラクツロン酸経路、D-マンノース/L-ガラクトース経路でもアスコルビン酸を合成する。糖はエネルギー源以外にも様々な機能を持ち、植物の生産性や病害虫耐性にも関わる可能性がある。

 

ペクチンは何から出来ている?

/** Geminiが自動生成した概要 **/
ペクチンは植物の細胞壁や細胞間層に存在する多糖類で、主要構成成分はガラクツロン酸である。ガラクツロン酸はグルコースからUDP-糖代謝を経て合成されるガラクトースが酸化されたもの。つまり、ペクチンの材料は光合成産物であるグルコースを起点としている。ガラクトース自体は主要な炭素源である一方、細胞伸長阻害等の有害性も持つため、植物は単糖再利用経路でリサイクルまたは代謝する。ペクチン合成にはマンガンクラスターによる光合成の明反応が重要だが、家畜糞の連続使用はマンガン欠乏を招き、光合成を阻害する可能性がある。つまり、健全な土壌作り、ひいては良好な植物生育のためには、マンガン供給にも配慮が必要となる。

 

虫にかじられやすい株とそうでない株の違いは何だ?

前回のダゾメットによる土壌消毒はチョウ目の幼虫に有効であるか?の記事で、アブラナ科植物の防御反応であるイソチオシアネートがチョウ目に効かないというのは、イソチオシアネートに対して耐性があるわけではなく、イソチオシアネートを合成させないということだった。つまりはまだチョウ目の幼虫にイソチオシアネートが効く可能性があるということだ。イソチオシアネートはアブラナ科植物が虫による食害(傷害)を受けた時に合成される。ここで疑問が生じる。コマツナ等のアブラナ科植物で、葉脈付近だけ

 

アザミウマによる食害の軽減の一手としてのジャスモン酸

害虫獣実写フリー素材 | MiraiS前回の病気の予防は昆虫を意識し、昆虫から学べの記事で、作物の病気の感染は虫に食害された穴から病原菌が体内に侵入することで発病することが多い為、食害被害を減らすことこそが予防に繋がるという内容を記載した。であれば、病気の予防は適切なタイミングで殺虫剤を使用することになるわけだけれども、その前に触れておきたいことがある。というわけでアザミウマと植物の相互関係について調べた時の結果を紹介する。アザミウマと植物の生物間相互作用

 

病気の予防は昆虫を意識し、昆虫から学べ

先日、大阪市立自然史博物館で開催中の特別展昆虫に行ってきた。連休中ということもあって中は非常に混んでいた。博物館の前で女の子がポスターを見て、カマキリ先生と言っているのを見ると、Eテレの香川照之の昆虫すごいぜ!は偉業を成したと実感する。香川照之の「人間よ、昆虫から学べ」という名言がある。材料工学において昆虫の模倣というものは非常に重要で、薬学において昆虫から抽出した物質も重要で、昆虫の研究というのは年々重要度が増していく。そんな中、昆虫展が

 

栽培中に作物が感じているストレスとは何だろう?

肥料に関しての質問で、収穫時期をはやめたいや葉物野菜をなるべく長く収穫できるようにしたい。といった内容が挙がることがある。これは作物の成長ははやくしつつ、開花は遅くしたいということで、肥料で実現できるとすれば、健康に育った野菜は人の健康へと繋がるはずの記事の内容に繋がっていく。実際に上記のようなことは肥料で可能であるのか?が気になるところだけれども、この話に関して興味深い内容がある。葉面散布等の追肥では、アミノサンプロ - 株式会社京都農販アミ

 

健康に育った野菜は人の健康へと繋がるはず

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策野菜全般に言えることだけれども、特に葉物野菜で筋っぽくなるのは、とらりんさんによる写真ACからの写真栽培後期で花を咲かせる準備が開始され、葉に貯えた養分が花芽に移行し、細胞壁等の繊維は移行しないからということが通説である。この説が正しいとして今回の話を進めることにする。野菜の美味しさとは何だろう?食感の記事で米ぬか嫌気ボカシ肥と無機成分多めの肥料で栽培比較した際、後者の方が筋っぽくなったという話題であっ

 

野菜の美味しさとは何だろう?ポリフェノールと食物繊維

fuaさんによる写真ACからの写真野菜の美味しさとは何だろう?味覚の増強の記事で、思い出として、師が栽培したニンジンが半端なく美味しかったという内容を記載した。ニンジン以外で強烈に印象に残っている野菜を他に挙げるとするならば、HiCさんによる写真ACからの写真牛蒡(ゴボウ)が思い浮かぶ。師の栽培したゴボウの写真が手元にないので、素材サイトのものを表示しているが、師の栽培していたゴボウは太い品種を選択していて、味以外でもいろいろな現象を見たけれども、それ

 

野菜の美味しさとは何だろう?カロテノイド

野菜の美味しさとは何だろう?マグネシウムまでの記事で美味しい野菜は何なのか?を探る為に、各要素をピックアップして見てみた。整理すればする程、美味しさとは各要因が複雑に絡み合っていることがわかる。自身が複雑な味を繊細に感じられるか?甘味や旨味を増強する要素がある。これらを踏まえた上で、野菜の美味しさとは何だろう?味覚の増強の思い出話にある師のニンジンに再び触れてみよう。fuaさんによる写真ACからの写真美味しそうに見えるニンジンを頭に思い浮かべる

 

野菜の美味しさとは何だろう?マグネシウム

不思議に思っていることがある。マグネシウムは苦い土と書いて苦土(くど)と読む。これはマグネシウムを舐めると苦いということが由来らしい。苦土と書いてクド。マグネシウムのこと海水塩から抽出できる苦汁(にがり)の主成分が塩化マグネシウムで、苦汁は文字通り苦いらしい。にがり - Wikipedia苦味と言えば、人体にとってなるべく避けたい味のはずだけれども、昨今の健康に関する情報ではマグネシウムの重要性を頻繁に見聞きする。何故マグネシウムは苦いのだろう?

 

野菜の美味しさとは何だろう?ポリアミン

HiCさんによる写真ACからの写真前回の野菜の美味しさとは何だろう?オルニチンの記事で、だだちゃ豆に豊富に含まれている旨味成分であるオルニチンについて触れた。前回の内容でのオルニチンは、有害なアンモニアを尿素回路を経て、害が少ない尿素へと変わる反応の際に利用されることを見た。今回は植物体内で他にないか?ということで追加で検索してみた際に見つけた内容を紹介する。草野 友延 植物におけるポリアミン研究の現状 Regulation of Plant

 

野菜の美味しさとは何だろう?オルニチン

HiCさんによる写真ACからの写真前回の野菜の美味しさとは何だろう?GABAのことの記事で、美味しい枝豆ことだだちゃ豆の特徴の一つにGABAの多さがあった。他に目立った特徴として旨味の成分であるオルニチンも多かった。By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Linkオルニチンといえば、ガイムさんによる写真ACからの写真シジミに多く含まれる旨味成分ということで有名だ。人がオルニチンを摂取すると美味

 

野菜の美味しさとは何だろう?GABA

野菜の美味しさとは何だろう?ということを主題として、人が美味しさを感じる要素や仕組みを調べている。肥料で食味を向上させることが出来るのであれば、野菜をより多く食べる人が増え、野菜の摂取からより健康になる人が増えるのではないかと野菜の美味しさとは何だろう?食味の向上土地や栽培で味覚が向上している作物を思い浮かべてみたら、HiCさんによる写真ACからの写真山形県で栽培されているダイズ(枝豆)のだだちゃ豆が思い浮かんだ。だだちゃ豆で有名な話といえば、/*

 

野菜の美味しさとは何だろう?食味の向上

主に高級飲食店に出荷している方たちから食味の向上の為に施肥の主として有機質肥料の魚粉肥料(フィッシュミール)を活用している。という話題が頻繁に挙がる。この後に続く話題としては、魚粉肥料は年々入手が難しくなっていて、米ぬかボカシを作ろう!仕込んでみる!菜種油粕肥料でどこまで代替出来るのか?意見を求められるのだが、返答に悩む。なぜなら、これらの肥料が作物の食味にどのように関与しているのか?が想像つかないからだ。おそらく、魚粉はダシと

 

野菜の美味しさとは何だろう?味覚の増強

今回も思い出話から始めよう。fuaさんによる写真ACからの写真手元に写真がないので素材サイトの写真をイメージとして載せておく。師の元で栽培を学んでいるある日の事、京都府の職員の方々にバーベキューに誘われ、師から破棄のニンジンを渡され、持参して参加した。栽培の中心にはいつも化学この時はじめて師のニンジンを炭火ではじめて焼いただけのものを食べたのだけれども、その時食べた味というのがまるで洋菓子を食べているような特徴的な甘さがありつつも、砂糖菓子にあるような途中から

 

脂肪酸の生合成

前回のバニリルアミンの生合成の記事で、HotDogさんによる写真ACからの写真By Arrowsmaster - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Linkトウガラシの辛さであるカプサイシンのバニリル基の方を見た。※上の図の構造式の左側のベンゼン環がバニリル基今回は脂肪酸の方を見ることにする。acworksさんによる写真ACからの写真脂肪酸というのは、By Mrgreen71 - 投稿者自身による作

 

バニリルアミンの生合成

前回の辛さを感じるバニロイドの記事中で、By Jü - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Linkバニリル基を持つバニロイドは人の温覚受容体に作用して、熱さを伴うような痛みの感覚を与えるという話題に触れた。これらを踏まえた上で、HotDogさんによる写真ACからの写真トウガラシの辛味の要素であるBy Arrowsmaster - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Linkカプサイシン

 

トウガラシの赤い色素の合成を追う

前回の記事でトウガラシの赤い色素と辛味を肥料で増量することができるか?というテーマを元にカプサンチンとカプサイシンの化学式を見た。オーガニックファームHARAさんのキャロライナ・リーパー合成経路を眺めていれば、何らかのヒントがあるかもしれないので、カプサンチンから整理してみることにする。aiiroさんによる写真ACからの写真カプサンチンというのは、パプリカの赤の色素で、パブリック・ドメイン, Linkイソプレン[CH

 

アオサのグリーンタイド

石灰を海に投入するという取り組みまでの温暖化に関する記事を踏まえた上で、kazuunさんによる写真ACからの写真再び牡蠣の養殖の話題に戻そう。広島は牡蠣の養殖が盛ん昔は牡蠣養殖に人糞を使っていた!? | オイスターネットという料理人の方のブログに、噂話の域ではあるがという注釈付きで、戦前の牡蠣の養殖では人糞がまかれていたという内容が記載されている。牡蠣の養殖で人糞が使われていることが新聞に掲載されたことによって人糞の利用を止めたとありますが、その元ネタの新聞記

 

海洋酸性化と海の生物たち

前回の海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしいという記事では、牡蠣等の養殖の際の餌となる微細藻類の繁殖において、海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているという内容を記載した。話は海の二酸化炭素吸収の方に移って、微細藻類が活発になれば、海面での光合成量が増え、二酸化炭素は糖の材料として固定され、海が吸収する二酸化炭素の量が増すということに繋がり、社会問題である温室効果ガスを減らすことに繋がるかもしれない。海の二酸化炭素の吸収の話題と一緒によく見かける内容として、海洋酸性化

 

海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしい

ガイムさんによる写真ACからの写真前回の広島は牡蠣の養殖が盛んの話で牡蠣の養殖で餌としてプランクトンの話題があった。プランクトンといえば微細藻類からはじまる食物連鎖が思い浮かび、微細藻類の繁殖が重要な要因となるのが想像できる。牡蠣の養殖は海岸沿いで陸地に近いところで行われているけれども、一旦視点を海洋の方に目を向けてみる。海洋の微細藻類に関する書物をいくつも目を通してみると、必ずといって良い程記載されているのが、陸地から離れた海洋の藻類は常に窒素、リン酸と

 

広島は牡蠣の養殖が盛ん

広島県の倉橋島や能美島の海岸線を走っている時、能美島の海岸にいる藻類たちacworksさんによる写真ACからの写真上記のような風景をよく見かけた。ちなみに海の上に板が並んでいるように見えたのは午前10時頃。所謂潮が満ちている方の状態だ。時間が経過して潮が引いている状態の時間帯も海岸線を走っていたのだけれども、その時は、kazuunさんによる写真ACからの写真こんな感じだった。板状に見えたものは全然板ではなかった。更に道路沿い

 

能美島の海岸にいる藻類たち

引き潮時の海岸の生物たちの記事で広島県の能美島の海岸で大型の緑藻と出会った。引き潮、満潮で紫外線を浴びつつ、気温の変化も激しい環境と海水中の緩やかな環境を交互に晒されており、この環境を耐えることが出来る藻類こそが緑藻であると実感した。と思いきや、少し視点をずらしてみると、なんか色の濃い大型の藻類もいた。これは紅藻か?それとも褐藻か?太陽と海と藻類たちこの図の規則に基づくと紅藻や褐藻が引き潮時に大気に晒される個所に

 

引き潮時の海岸の生物たち

広島の倉橋島のトマトのグループの方向けに肥料の話をしましたの後に所用で倉橋島の隣の能美島に向かった。能美島は広島県江田島市にある島で、江田島市 - Wikipedia20万分の1日本シームレス地質図北西に一部付加体の地質があるが、倉橋島同様全体的に山陽の花崗岩からなる地質となっている。※能美島と江田島の区分の明記は割愛する海岸沿いの道路で車を停車する機会があったので、海岸に行ってみることにした。写真に写っている個所は引き潮により海面が低

 

イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つ

HiCさんによる写真ACからの写真苦味や渋みのタンニンまでの記事の流れからわかる通り、ポリフェノールについての興味が日に日に増している。ポリフェノールの理解が深まると、日々の食事が豊かになることはもちろんのこと、土についての理解が深まるのではないか?と期待している。ポリフェノールという難題に手を付ける為に、羊土社から出版されている基礎から学ぶ植物代謝生化学という本を購入して読み始めてみた。この本は植物が合成する様々な物質をどのような物質

 

ネナシカズラの寄生の仕方

ネギ畑にネナシカズラが現れた前回、京都の亀岡の畑でネギがネナシカズラに寄生されているという報告があった旨を記載した。ネナシカズラが今後脅威となるのか、それとも被害は少ないままでいられるのか?この判断をするためにネナシカズラについて調べてみることにした。はじめに何故ネナシカズラが畑に現れたのか?を追ってみると、アメリカネナシカズラ - 外来植物図鑑のページに1970年頃に輸入穀物か緑肥用種子による非意図的な導入であると考えられているらしく、種子の寿命は長く、動物の胃

 

ネギ畑にネナシカズラが現れた

昨日、京都の亀岡でネギが寄生植物に寄生されているという報告があった。ネナシカズラではないか?という話題になったらしい。自分たちの知る限り、今まで京都でこのような寄生植物が畑に現れたことがなかった。何らかの環境の変化によって現れた可能性は持っておきたいということで、ネナシカズラについて調べてみることにした。ネナシカズラはヒルガオ科(もしくはネナシカズラ科)に属する寄生植物で、根と葉を捨て、茎が周辺の草に寄生し、宿主から水や養分を吸収することで生育する。ネ

 

緑の溜池でアイリスの花が咲いていた

近所の溜池でカキツバタか?和名にこだわる必要はないか…アヤメ科の何らか(アイリス)の花が咲いていた。PHPでPythonの機械学習のライブラリを利用してみるこの花が咲いている溜池はやたらと緑だけれども、緑といえばクラミドモナスのような緑藻類が増殖していて、緑藻類の緑色の色素が大量にあることを意味している。魚の養殖と鶏糞緑色の色素と言えばクロロフィルクロロフィルと言えばヘムの中心にマグネシウムが配位している。光合

 

ミカンの果皮に含まれる色素たち

植物にとってのリン酸佐賀県のハウスみかんの産地で、バークの下にあったミカンの枝葉で赤紫の箇所があった。この色は様々な植物のリン酸欠乏で、これより少し赤みがかった色素を見たことがあるぞとリン酸欠乏周りから調べてみた。様々な植物はリン酸欠乏の時はアントシアニンを蓄積させるらしいので、上の写真の赤紫も分解中のアントシアニンなのだろうかとアントシアンのことを調べてみると事にする。色について、花弁の特集ではあるけれども、下記のページに興味深い記述があ

 

一言で海苔と言っても種類は様々

Google検索というものは便利なもので、食材名 + 栄養素で検索をすると、このように食材あたりの栄養素の含有量の検索フォームが表示される。焼き海苔のビタミンB12の含有量は57.6μgとのこと海苔といっても紅藻、緑藻や藍藻の海苔があるため、種類の指定が出来ることも素晴らしい。真核藻類の誕生この検索を使って太陽と海と藻類たちの記事の続きを始めよう。陸上植物の作物にはほぼ含まれていないとされるビタミンB12が、海苔に豊富に含まれ

 

ストラメノパイルの藻類たち

太陽と海と藻類たちの記事までで、酸素発生型光合成生物である紅藻と緑藻(ついでに陸上植物)まで触れた。この話題の際に藻の系統樹を挙げたわけだけれども、この図を見て一つ疑問が生じる。写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用珪藻やコンブ等の褐藻は(系統樹では)どこにいる?と珪藻はガラスの殻に包まれるこの疑問に答えるには、二次共生を知る必要がある。真核藻類の誕生の記事で、黒丸を古細菌、オレンジの丸を呼吸を行う

 

太陽と海と藻類たち

アーケプラスチダの藻類たちの記事で食材の海苔である紅藻や緑藻について触れた。紅藻や緑藻に関して、最近度々紹介している東海大学出版部の藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版にイメージしやすい説明があったので紹介しておく。まずは海と太陽光の話で、太陽から光が海に到達する時、By Gringer - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link可視光線 - Wikipedia可視光線の右

 

アーケプラスチダの藻類たち

写真:高pHの土壌を好みつつ、鉄を欲するホウレンソウ一般的にイメージされる植物の葉の色といえば何故緑か?植物学の教科書にはおそらくこう記載されているだろう。By Gringer - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link太陽から降り注ぐ光で緑以外の波長の光を光合成で活用し、緑色は吸収せず反射させるから緑に見える。可視光線 - Wikipedia上の可視光線の図の右側の赤色あたりの波長を反射させれば、葉の色は赤みを帯びてくる

 

真核藻類の誕生

ビタミンB12のコバラミン前回までの記事で、ビタミンB12はコバルトを含む化合物で、ほとんどの作物はコバルトを必要としていないのでビタミンB12はないけれども、藻類の海苔にはビタミンB12が豊富に含まれているという内容を記載した。陸上で生息する植物にはビタミンB12がなくて、海で生息する藻類の海苔にはビタミンB12がある。海苔はどのように捉えれば良いのだろう?ビタミンB12について深く理解する探索を始めよう。高校の生物あたりで細


Powered by SOY CMS  ↑トップへ