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カテゴリー : 緑肥/page-2

神奈川県相模原市の養鶏場、株式会社コトブキ園では高品質な鶏糞堆肥の製造を行っています
コトブキ園の鶏糞堆肥の取り組み
電子書籍の販売をはじめました
 

シデロフォアから見る鉄不足に陥るところ

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鶏糞堆肥の多用は、高EC、高石灰、高リン酸を引き起こし、植物のミネラル吸収を阻害する。特に高石灰は鉄の吸収を妨げ、光合成の質を低下させる。石灰質土壌では、イネ科植物は鉄不足に対抗するため、植物シデロフォアを分泌して鉄を吸収するストラテジーⅡ型を持つ。鶏糞堆肥とイネ科緑肥の組み合わせは、緑肥が土壌中の鉄を有効化し貯蔵することで、鶏糞堆肥のデメリットを補う有効な手段となる可能性がある。つまり、イネ科緑肥は過剰な石灰による鉄欠乏を防ぎ、健全な生育を促進する役割を果たす。

 

植物はカルシウムを使って体を丈夫にする

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植物は細胞壁の強化にカルシウムを利用するが、イネ科植物はカルシウム含量が低い。これは、ケイ素を利用して強度を確保しているためと考えられる。細胞壁はセルロース、ヘミセルロース、ペクチン、リグニンで構成され、ペクチン中のホモガラクツロナンはカルシウムイオンと結合しゲル化することで、繊維同士を繋ぎ強度を高める。しかし、イネ科植物はケイ素を吸収し、細胞壁に沈着させることで強度を高めているため、カルシウムへの依存度が低い。この特性は、カルシウム過剰土壌で緑肥として利用する際に有利となる。

 

グラスエンドファイトと天敵でヨトウの被害を減らせるか?

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イネ科緑肥、特にペレニアルライグラスの活用によるヨトウムシ防除の可能性について考察している。ペレニアルライグラスに共生するグラスエンドファイトのアルカロイドはヨトウムシへの効果が不明なため、ヨトウムシの天敵に着目。農研機構の研究では、ネギ栽培におけるムギの間作が、クモやカメムシなどの天敵を呼び寄せ、ヨトウムシ防除に効果があったと報告されている。これを踏まえ、作物へのヨトウムシの到達を防ぐために、天敵が住み着くムギの間作が有効だと結論づけている。ペレニアルライグラスは多湿に弱く窒素要求量が多いため、通路ではなく圃場の周囲に植えるのが適切であると考え、通路にはマルチムギ、周囲にはペレニアルライグラスという二段構えの防除体系を提案している。

 

グラスエンドファイトのアルカロイドに頼りたい

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ライムギは麦角菌に感染しやすく、菌が産生する麦角アルカロイドにより麦角中毒を引き起こす。中毒症状は壊疽型と痙攣型に分類され、深刻な健康被害をもたらす。中世ヨーロッパでは「聖アントニウスの火」と呼ばれ恐れられた。現代では品種改良や栽培管理により麦角中毒は減少したが、ライムギは依然として麦角菌の宿主となる可能性がある。家畜への飼料にも注意が必要で、感染したライムギは家畜にも中毒症状を引き起こす。そのため、ライムギの栽培・利用には麦角菌への感染リスクを考慮する必要がある。

 

畑作の間に稲作をかますということ

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イネ科緑肥は、土壌改良効果が期待される一方で、窒素飢餓や線虫被害といった問題も引き起こす可能性がある。その効果は土壌の状態や緑肥の種類、すき込み時期によって大きく変動する。窒素飢餓は、緑肥の分解に伴う微生物の活動による窒素消費が原因で、イネ科緑肥は炭素率が高いため特に起こりやすい。線虫被害は、特定のイネ科緑肥が線虫を増加させる場合があるため、種類選定が重要となる。効果的な利用には、土壌分析に基づいた緑肥の選定、適切なすき込み時期の決定、必要に応じて窒素肥料の追肥などの対策が必要となる。また、緑肥以外の土壌改良資材との併用も有効な手段となり得る。

 

風よけとしての緑肥

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ソルガムは土壌改良に優れた緑肥で、強靭な根と高い背丈、C4型光合成によるCO2固定量の多さが特徴です。酸性土壌や残留肥料にも強く、劣化した土壌の改善に役立ちます。畑の周囲にソルガムを植えるのは、バンカープランツとして害虫を誘引し、天敵を呼び寄せる効果を狙っている可能性があります。鳥取砂丘では、風よけや肥料流出防止のためオオムギを周囲に植える慣習があります。ソルガムも同様に、強風や台風対策として風よけ、CO2固定、根による土壌安定化に有効かもしれません。これらの効果は、近年の気象変動への対策として期待されます。

 

イネ科緑肥の効果、再考の再考

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ネギの通路にマルチムギを緑肥として栽培することで、土壌への酸素供給が向上し、ネギの生育が促進される可能性が示唆されている。ムギはROLバリアを形成しないため、根から酸素が漏出し、酸素要求量の多いネギの根に供給される。特に、マルチムギの密植とネギの根の伸長のタイミングが重なることで、この効果は最大化される。マルチムギは劣悪な土壌環境でも生育できるため、土壌改良にも貢献する。この方法は、光合成量の増加、炭素固定、排水性・根張り向上といった利点をもたらし、今後の気候変動対策としても有効と考えられる。栽培初期は酸素供給剤も併用することで、更なる効果が期待できる。

 

良い土にはふんだんに酸素が入るもの

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良い土壌には酸素が豊富だが、拡散だけで十分に行き渡るのか疑問だった。ROL(根からの酸素漏出)という概念が解決策を与えてくれた。酸素は植物の茎葉から根へ運搬され、ROLによって土壌へ拡散される。良い土壌では植物の根量が増え、ROLも増加するため、土壌への酸素供給も増える。この考え方は、京都でネギとマルチムギを高密度栽培した成功例にも説明を与え、根からの酸素供給が土壌環境改善に大きく貢献している可能性を示唆する。

 

続・栽培と畜産の未来のために補足

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客土に川砂を入れることで、水はけ改善だけでなく、ミネラル供給という大きなメリットがある。特に、農業で酷使された土壌はカリウムが不足しがちで、カリウムは他の微量要素を溶脱させるため、結果的に植物の生育に必要な様々なミネラルが欠乏する。川砂は岩石の風化物であり、様々なミネラルを含んでいるため、これを客土に混ぜることで不足したミネラルを補給できる。つまり、川砂は単なる土壌改良材ではなく、天然のミネラル肥料としての役割も果たすと言える。河川の浚渫土砂は処分に困る場合も多いが、農業利用することで資源の有効活用にも繋がる。

 

続・栽培と畜産の未来のために

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白色腐朽菌はリグニンを分解する能力を持つが、トリコデルマ菌と競合するとリグニンの分解が抑制される。これは、トリコデルマ菌が白色腐朽菌の生育を阻害する抗生物質を産生するためである。一方、堆肥化過程で白色腐朽菌が優占すると、トリコデルマ菌の増殖は抑制される。つまり、堆肥化におけるリグニンの分解効率は、白色腐朽菌とトリコデルマ菌の拮抗作用によって左右される。木質資材と家畜糞を組み合わせた場合、両菌のバランスが変化し、リグニンの分解が抑制される可能性があるため、この点に注意が必要だ。

 

イネ科とマメ科の緑肥の混播

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イネ科とマメ科の緑肥混播は、土壌改良に効果的である。荒れた土地での緑肥栽培で、エンバクとアルサイクローバの混播が成功した事例が紹介されている。アルサイクローバはシロクローバとアカクローバの中間的な性質を持ち、側根が繁茂しやすい。この混播により、クローバが土壌を覆い、エンバクがその間から成長することで、相乗効果が生まれた。ハウスミカン栽培においては、落ち葉の分解が進まない問題があり、土壌中の菌が少ないことが原因と考えられる。木質資材とクローバの組み合わせが有効だが、連作によるEC上昇が懸念される。そこで、EC改善効果を持つイネ科緑肥とクローバの混播が有効と考えられる。

 

イネ科緑肥の効果、再考

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露地ネギの畝間に緑肥マルチムギを導入したところ、ひび割れ多発土壌が改善し、ネギの生育も向上した。ひび割れの原因は腐植不足と水溶性成分蓄積(高EC)だが、マルチムギはこれらの問題を解決する。マルチムギは活性アルミナを無害化し、養分を吸収、土壌を柔らかくして排水性を向上させる。これにより、作物の発根が促進され、高EC土壌でも生育が可能になる。マルチムギとの養分競合も、基肥を発根促進に特化し、NPKを追肥で施すことで回避できる。結果として、発根量の増加は微量要素の吸収を促し、病害虫への抵抗性向上に繋がる。

 

マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む

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肥料の過剰供給による土壌劣化と、それに伴うスギナ繁茂、ひび割れ、保水力低下といった問題を抱えた畑で、マルチムギ導入による土壌改善を試みた事例を紹介。休ませることのできない畑で、連作と速効性肥料により土壌が悪化し、アルミニウム障害を示唆するスギナが蔓延していた。ネギの秀品率も低下するこの畑で、マルチムギを栽培したところ、スギナが減少し始めた。マルチムギは背丈が低いためネギ栽培の邪魔にならず、根からアルミニウムとキレート結合する有機酸を分泌する可能性がある。これにより、土壌中のアルミニウムが腐植と結合し、土壌環境が改善されることが期待される。加えて、マルチムギはアザミウマ被害軽減効果も期待できる。

 

酸性土壌で生きる植物たち

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酸性土壌で問題となるアルミニウム毒性に対し、植物は様々な耐性機構を持つ。岡山大学の研究では、コムギがリンゴ酸輸送体(ALMT)を用いてリンゴ酸を分泌し、アルミニウムをキレート化することで無毒化していることを示している。しかし、全ての植物が同じ機構を持つわけではない。Nature Geneticsに掲載された研究では、ソルガムがクエン酸排出輸送体(MATE)を用いてクエン酸を分泌し、アルミニウムを無毒化していることが明らかになった。このクエン酸によるアルミニウム無毒化は、ソルガムの酸性土壌への適応に大きく貢献していると考えられる。この知見は、酸性土壌での作物栽培に役立つ可能性がある。

 

緑肥を活用する意義

先日緑肥のことが話題に挙がった。栽培後に草は勝手に生えてくるから、それを育てれば良いのでは?と土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ今まで何度か緑肥を活用したことがある身からの意見だとそれは否で、栽培後に後から勝手に生えてくる草を活用できるのは、土壌がそれなりの段階に入ってからだった。とりあえず、イネを一例にしてみて、伝統的なレンゲ米を挙げてみると、老朽化水田は冬場の対応次第レンゲ米というのは、稲作が終わった後にレンゲというマメ科の植物を育て

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。石灰過多の場合

余分な養分は緑肥に吸わせろ。リン過剰の場合までで、土壌分析の結果で高ECやリン酸過多は緑肥に吸収させ、すき込んで土に還すと団粒構造の成分として安定して、過多による悪影響は減るだろうという予想が出来た。今まで話題に挙げたもの以外で過多になりやすいものとして、炭酸石灰(リン酸石灰も含む)と硫酸石灰があるけれども、これらはどうだろう?老朽化水田は文字通り泥沼緑肥は密集させることにより効果を発揮する上、根がしっかりと生えるものを選択するので、作中や休耕の時よりも高密度で根が入

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。リン過剰の場合

前回までのあらすじ土壌分析の結果である値が極端に高い場合、それを緑肥をかますことで改善を試みるとして、緑肥に過剰な養分を吸わせて、その緑肥をすき込むと、結果的に過剰な養分は土に還ってしまうのはないか?それに対して、吸収された養分が体内でどのように変化し、それが土壌の鉱物と接することでどのようになるのか?そのような視点で見ると、高EC(硝酸態窒素が多い)の場合は団粒構造の一部となるんだろうな。というところまでが前回の話余分な養分は緑肥に吸わせろ。高ECの場合今回はリ

 

余分な養分は緑肥に吸わせろ。高ECの場合

前回のあらすじ土壌分析で特定の値が過剰であった場合、一作休んで緑肥をかますことによって緑肥に過剰な養分を吸わせたとする。その緑肥をすき込んだら、過剰な養分は土に還って結局同じではないか?という話題が挙がった。結果は違っていて、何故違うのか?を丁寧に考えていこう。土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ今回はECが吹っ切れている場合を考えたい。ECが高くなる要因は速効性の水溶性の肥料分を多用した場合で、ハウス内で家畜糞堆肥で土作りを行

 

土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ

緑肥の話をしていたら、下記のような話題が挙がった。緑肥を使いこなす例えば、続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ土壌分析である値が極端に高かったとする。その分析結果に対して栽培と畜産の未来のために補足一作分、緑肥をかまして、緑肥に余剰分の養分を吸わせて、その緑肥をすき込んだら、結果吸わせた養分がそのまま土に入ってしまって、ほぼ結果は変わらないのではないか?と。しかし、予想に反して、土のコンディションは緑肥をかますことで確実に良くなっ

 

鳥取の砂丘未熟土での栽培

ちょうど9年前私はある人に付き添い、島根県のベビーリーフの栽培者のところに行く時、道中の鳥取で神奈川育ち、京都在住の身では信じられない光景を見た。それは、※らっきょう畑海岸の砂地みたいなところで栽培が成立しているということ。当時、何か工夫をしていないか?と一緒にいた人とここの地域を周り、畑で作業をしている方から色々と聞いたものだ。栽培している方から話を聞きに行くために移動している最中、ある作物がやたらと育てられていることにも気が付い

 

栽培と畜産の未来のために補足

栽培と畜産の未来のために2前回の内容を読んだという前提でいきなり補足どの家畜の排泄物に問わず、家畜は穀物の飼料を食べる。穀物の中には貯蔵性リン酸があって、家畜糞堆肥で土作りを行うと、続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよEC値の他にリン酸の数値も極端に高くなる。貯蔵性リン酸ということだけあって、貯蔵性が高く土壌でもなかなか分解されにくい。つまりは、家畜糞 → 緑肥で家畜糞のデメリットを回避しつつ土作りをしたとしても、EC値は問題なくできたとし

 

栽培と畜産の未来のために2

栽培と畜産の未来のためにで家畜糞堆肥で土作りを行うためには、家畜糞堆肥はデメリットの方が大きいので、そのデメリットを逆に利用するためにイネ科の緑肥をかます。という話を記載した。この話だけど、続きで社会的なことも書いていこうかと思う。日本の栽培と畜産では、肥料飼料共に大半を輸入に頼っている(らしい)。※業者の方に聞いた話であって、自身で輸入を行っているわけではないのでらしいをつけておく。日本企業の工場から発生する食品加工の残渣である有機物肥料でさえ、

 

栽培と畜産の未来のために

畜産の糞詰り問題から栽培側への影響までの記事で畜産で発生する家畜糞は処理が大変で、処理にはお金がかかるし、保管するにもお金がかかる上、保管自体がそもそも大変で、家畜糞を溜める、もしくは処理するだけで畜産にとっての負担となる。家畜糞は堆肥化することが推奨されているが、土壌のアルミニウムが腐植を守るまでの記事と、もう、牛糞で土作りなんて止めようよの記事で、家畜糞堆肥には土作りの効果が高くないどころか障害が発生しやすい上、土壌に蓄積される有機物モデルから見ても家畜糞堆肥は効率的ではない。

 

秋桜と書いてコスモス

フリー写真素材ぱくたそコスモス、秋桜と書いてコスモスで、明治の頃に日本に入ってきたから、こんな感じの雅な漢字が当てられたのだろう。桜は花弁5枚で、コスモスは5枚よりも多いから、そもそも桜から程遠くね?って思うけど、命名した人はそういう形態のことは気にしなかったのだろうね。この時期になると、水田でコスモスが育てられている風景をよく見る。こんな感じで満開にしてしまったら、おそらく景観以外で狙っている効果は半減しているけどね&h

 

植物と土壌微生物は互いに助け合う

前回のアブラナ科作物の葉の上でイモムシはミイラになって死んでいたは一旦おいといて、比較的古くからある学説に下記の様なものがある。植物は土壌の微生物に光合成産物である糖やアミノ酸を渡す代わりに、土壌の微生物は植物に有用な有機化合物を与えると土壌微生物の中で枯草菌の仲間には、何故か植物ホルモンのオーキシンみたいな物質を合成するものがいるらしく、植物が糖やアミノ酸を与えるとその細菌がオーキシンを与えるという話がある。この話がすごく面白いのは、植物が元気である程、細菌は植物から

 

夏といえばヒマワリの下で起こっている土壌の変化

畑でヒマワリを育てているところをよく見かける。株数や花の大きさから飼料用や採油用ではないだろう。おそらく、景観兼緑肥用だろうね。緑肥を使いこなす前にヒマワリは緑肥として優れた特徴がある(らしい)。それは土壌に蓄積した吸収できない形状のリン酸を、吸収できる形状のリン酸に変えて次作につなげることができる。続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよで記載した通り、リン酸を意識的に与えなくても、有機質肥料や家畜糞にたくさん含まれているか

 

クローバのことは河川敷で学べ

緑肥としてクローバを採用するとなんかいいことがあると聞いて、種カタログを見てみると、クローバに何種類もあって何を選べばわからない。ということが多々あるみたいです。赤クローバ、白クローバ、アルサイクローバ、クリムソンクローバカタログに説明文があるけれど、それだけではイメージしにくいなと。そんな時は自転車に乗って、河川敷を走ってみよう!何かヒントがあるはず。早速あった。赤クローバと白クローバが自生していた。しかも

 

川は緑肥の使い方のヒントも教えてくれる

前にも書いたけど、河川敷にあるあのこんもりした草が気になる。まだ2月のはじめで寒いのに、あんなにも大きくなれるなんてな。河川敷の刈草を見たら、より一層寒さを感じてしまうこの草はたぶんアブラナなんだけど、遠くから見た写真で分かるように、周りが川で地下水までの深さが浅い。更に周りは土ではなく石だ。そんなところで、このアブラナたちはこんなにも大きくなれるなんてな。そういえば、農文協の緑肥

 

冬季の緑肥だとネキリムシが越冬するってよ

こんな話を聞いたことがある。栽培していないところには緑肥を冬場に育つことができる緑肥のエンバクを育てると、春の作付けでネキリムシの被害が気持ち多かった様な気がすると。おそらく、エンバクの根元でネキリムシが快適に越冬するのだろうなと。前回の話で、寒起こしで土を引き締める冬場に耕せば、越冬している幼虫の数が減るらしい。しかしだよ、耕すという行為を行うとそれなりの代償があるもので、最初はとりあえず空気に当てとけ

 

収穫後に現れるすごいやつ、シロザ

タデ科の草の活躍タデ科の草が生えているところは、土を休ませる上で有効かもしれないという内容を記載した。有効であると仮定した上で、シュウ酸を根から放出する植物、特に緑肥であったらうれしいな。ということで、根からシュウ酸を分泌関連の記事を探してみたら、国立研究開発法人 農業環境技術研究所のサイトの土壌リンの再生利用のための植物種の探索という記事があった。その記事には根から分泌されたシュウ酸量のグラフがあった。このグラフの下の方が根から分泌されたシュウ酸

 

クローバの根の周りで何か起こってる

緑肥のヘアリーベッチの底力で緑肥のヘアリーベッチを栽培中のレタスの近くで育てたら、レタスの生育が抑えられちゃったよ。という内容を記載した。クローバにも同じような抑制効果があるらしく、マメ科の緑肥は混植では使えないなということになりつつある。※クローバもマメ科それは一旦置いといて、まだ土と化していない木質資材のところにいたクローバが面白いことになっていたことがあったので、今回はその話をしたいと思う。未熟な木質資材のところで繁茂していたシロクローバ。

 

緑肥のヘアリーベッチの底力

もうずいぶんと前の話になるが、栽培の勉強をしている時に、栽培の師※にあたる人が倉庫にあったベッチのタネを蒔いてみるかと、肥料と一緒にばら撒いた。※プロフィールのSlideShareにある資料に記載されていますベッチというのは、マメ科の緑肥と窒素固定マメ科の緑肥で、春になったらよく見られるカラスノエンドウを大きくしたものだとイメージの緑肥この緑肥が育っている時、不思議な現象に遭遇したんだ。それは、これから春になるというのに、ベッチ以外の草が全然生えて

 

殺作用があるといわれるマリーゴールド

マメ科緑肥の話は置いといて、緑肥として注目されているものでマリーゴールドがある。マリーゴールド - Wikipediaマリーゴールド?牧草ではないよね?という感じにはなるけど、マリーゴールドは草が育つことで土を肥やすという理由ではなく、マリーゴールドを植えることによって周辺の病害虫が減るという効果に目を付けて採用する方が多いらしい。そうだよね。マリーゴールドは草丈30cmぐらいと有機物をたくさん鋤き込めるというわけで

 

マメ科の緑肥と窒素固定

緑肥を使いこなす前にでイネ科のソルゴーを栽培した後の土壌は格段に良くなっているという内容を記載した。だったら、常にソルゴーを育てていればいいんじゃね?という話になる。ソルゴーは夏の緑肥なので、冬はソルゴーみたいな特徴のエンバクを採用すれば良いし、イネ科以外の緑肥はなんであるの?なんてことは一度は思ったことがあるはず。現に、緑肥を利用する場合に何を選べばよいのかわからないという話をよく聞く。マメ科の緑肥をよく目にする。緑肥は牧草なのでクローバあたりもよく播かれ

 

緑肥を使いこなす前に

緑肥を使いこなすの最後で、有機物投入以外の価値をみていこうと記載したが、その前に見ておきたいものがあるので、それを優先して投稿することにする。その大事な話というのが、単子葉と双子葉の根の違いで、そもそも論の単子葉というのが、最初に出てくる葉(子葉)の枚数が一枚で、双子葉というのが、最初に出てくる葉(子葉)の枚数が2枚のもの。単子葉の作物といえば、イネやムギ、ネギあたりで、双子葉の作物はそれら以外の大子葉の枚数以外でも異なる点が非常に多い

 

緑肥を使いこなす

イネ科の草や、ネギやタマネギのようなユリ科の植物が育っていた場所で、草を抜いてみると土が柔らかくなっている。草抜きをしていると、土の塊の箇所を太い根が貫通していて、この土の塊を強く握ってみると、簡単にボロボロと崩れ落ちる。崩れる時になぜか湿っ気を感じられ、これが俗に言う団粒構造になるのだろうな。俗に言う良い土とは?根の強い植物をしっかりと育てれば、堆肥を突っ込んだ土作りをしなくても土が良くなるならば、それにあやかりた

 

栽培していないところには緑肥を

コスモスの時期である。なぜか畑地や水田であったところで、コスモスが咲き乱れているということが時々ある。コスモスは食用じゃないのに、畑地で咲き乱れているんだよね。花農家に転身したの?と言えばそうではないし…コスモスが一通り咲いたら、刈り倒し鋤き込んでまた栽培を開始する。ちなみに刈り倒し鋤き込むというのが、こんな感じで育った植物を刈り倒し、(この写真は草を刈り倒して、乾燥してから耕起している)


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