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DIMBOA_numbering_1


たかがイヌビエ、されどイヌビエまでの記事でイヌビエが分泌するアレロパシー物質であるDIMBOAについて見てきた。


この記事の後に興味が他の所に移ってしまったがふと大事な事を思い出し、DIMBOAの話に戻ることにする。


その大事な事とは、DIMBOAはタンニンと反応するか?になる。

タンニンと反応してDIMBOAの影響が小さくなると、それはそれで気にしなければいけないことが多くなる。




DIMBOAに関して注目すべき箇所はC-2の箇所のヘミアセタールの構造と、C-3とN-4の箇所によるキレートになる。


先に後者のC-3とN-4が鉄に対して強力なキレート結合をするとなると、その鉄が架橋的な役割になり、腐植と結合する可能性がある。

ポリフェノールの抗酸化作用を栽培で活用する


DIMBOAが腐植と結合すれば、DIMBOAが腐植の一部として取り込まれ、腐植はより大きな構造へと変化する。




前者の方のヘミアセタールというのは、


Hemiacetal_general


このように炭素に酸素、ヒドロキシ基(-OH)、水素と何らかの構造(R2)が付いた構造を指す。

DIMBOAであれば、O-1とC-2がこの構造に該当する。

ヘミアセタール - Wikipedia


ヘミアセタールはアルデヒドとアルコールから形成されるそうで、タンニンのようなベンゼン環を持つ化合物がC-2を求核攻撃する可能性がある。

腐植の形成で頻繁に目に付く求核置換反応とは?


こちらも腐植の形成の際に取り込まれて、腐植の一部になりそうだ。


もし、イヌビエがイネとの競合でDIMBOAの分泌で優位になっているのであれば、イヌビエ対策はそんなに難しくはなさそうだ。