オンライン肥料教室という会を開いていて、そこで下記のような話題が挙がった。
サクラの葉を主の材料にして堆肥を作ると良くないと聞きました。
なんで良くないのか?という質問だったのだけれども、この話題が挙がって真先に頭に浮かんだことがある。
それは、


葉にクマリンというアレロパシー物質が含まれているということ。
堆肥の中にクマリンが残っていたら、それが後の植物の生育に悪影響を与える可能性が高い。
上記の内容はサクラのアレロパシーの記事でも書いたけれども、あの時よりも遥かに知識を得たので、今丁寧に見ていったら見えてくるものが違ってくるかもしれないということで改めてクマリンのアレロパシーについて見ていく。
とりあえず、整理の為に番号を振ってみる。

こんな感じだろうか。
クマリンの構造は6員環のラクトン環とベンゼン環が縮合して構成されている。
ラクトン構造に関して、鉄獲得戦略で大事なシデレチンについてで記載した内容を参考にするとラクトンを含む骨格によって適度な親油性が与えられ、これにより他の植物のクチクラ層や細胞膜を容易に通り抜けて浸透することができるはず。
であれば、アレロパシーの作用の中心となるのは、C-5からC-8までの方のベンゼン環になるけれども、こちらは長くなるので今回はここらで終了にする。



