最近のウィルス流行の話題で、感染しないや感染していると考えて周りの人にうつさないことが大事と言われている。
この対策として、うがい手洗いや咳のエチケット、栄養のあるものを食べて良く寝る、そして不要不急以外の外出をせず、人が密集する状況を作らないということが推奨されている。
話は変わって、先日
岩波書店から出版されているおしゃべりな糖という糖鎖生物学の読み物を読んでいたのだけれども、糖鎖生物学といえばウィルスの感染や免疫で重要な学問で、最近の情勢にとって道標になるような知見が詰まっていて、上で紹介した対策の他に体力づくりで体内に入ったウィルスを感染させにくくするという感染率の低下も必要なのではないか?と思うようになった。
これは個人的な見解だけれども、上記の本から日常的に心拍が強くなると、ウィルスのスパイクタンパクが細胞にある糖鎖に結合しにくくなって、感染せずにそのまま体内を流れて排出しているような機構があるのでは?と想像した。
具体的には心拍の強化の為に足腰を鍛えることで、室内であればスクワットとかだろうかと思っているのだけれども、専門家でもないしこれ以上の話は控えることにする。
本題に移って、栄養のあるものを食べてよく寝るということだけれども、何が免疫を向上するのか?という話題はあまり聞かない。
話題自体は所々で見聞きはするけれども、気になることがいくつかある。
それは最近の情勢になる前からチラホラと言われていた慢性的な亜鉛不足ということ。
畑作を続けることは難しいでちらっと触れたけれども、昨今の栽培の状況から考えると作物の亜鉛の量は減り続けているだろうし、
海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしいから海産の食材も品質が低下しているように感じられ、亜鉛の摂取は難しい状況になっている。
この亜鉛だけれども、不足するとどうなるのか?を調べてみることにした。
亜鉛は味覚に関すると言われているけれども、それは野菜の美味しさとは何だろう?亜鉛の記事で触れたので、これ以上は触れない。
亜鉛の働きをもっと知るために
講談社ブルーバックスの元素118の新知識という本を引っ張り出して読んでみた。
亜鉛のページを開いてみると、
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亜鉛の欠乏症には、先天性の腸性肢端皮膚炎、免疫異常、味覚異常などが知られている。また、2005年には、日本人の血清亜鉛濃度が測定された結果、加齢とともに減少していることが明らかにされた。
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※元素118の新知識|ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部 176ページより一部改変して抜粋
と記載されていた。
亜鉛が免疫のどの部分に作用されているか?の記載はなかったけれども、亜鉛はタンパクの合成に関わるので、免疫グロブリンあたりで重要な役割を担っているのだろうと安易に想像出来る。
学生の頃、居酒屋で恩師が亜鉛は超重要だから覚えておけと言われたけれども、最近の情勢の突破口として亜鉛が本当に重要になるかもしれないと思えてきた。
先生に覚えておけと言われたジンクフィンガーを私はまだ忘れていません
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