
オスモライトとは?までの記事でアミノ酸の一種(厳密にはイミノ酸)のプロリンについて見てきた。
このプロリンは植物が乾燥状態を感知すると葉に溜め込む性質がある。
ここで一つ気になることがある。
食害性昆虫はこのプロリンを多く含んだ葉を何らかの手段で認識して近づいてくるのだろうか?
この背景にはハチは糖原性アミノ酸のプロリンを持って遠くへ行けるで触れたスズメバチが遠くに移動する時の栄養源としてプロリンを蓄えているという内容がある。
とりあえず、昆虫とプロリンで検索をしてみたら、Structural basis for translation inhibition by the glycosylated drosocin peptide | Nature Chemical Biologyのページにたどり着き、ショウジョウバエ属の昆虫の話題であるが、ドロソシンという抗菌性ペプチドについて触れていた。
このドロソシンはDrosocin | Bioactive Peptide | MedChemExpressに拠るとプロリンとアルギニンに富んだアミノ酸配列のペプチドであるそうだ。
ここでふと気になったことがある。
ヨトウガの幼虫もプロリンを利用して抗菌性のペプチドを合成しているのか?
なぜこれが気になったのかというと、ヨトウガの幼虫は日中は土に潜っていて土壌中の様々な微生物の中で過ごさなければならない。
そんな中で、微生物(特に冬虫夏草の真菌)が自身に寄り付かないようにプロリンを利用しているとするならば、プロリンを豊富に含んだ植物の近くにいる方が良さそうだということで、保水性の低い土壌で育っている作物を好んで近づいてくるのではないかと。

という流れでプランター栽培の元肥でEFポリマーを加えたらヨトウの被害が減ったのは何故?の記事に戻ってくることになる。



