サイトカイニンは細胞壁インベルターゼを活性化するの記事で、サイトカイニンは葉にある二糖であるショ糖を二個の単糖に変えることで、葉の糖の濃度を高め、シンク強度の増強の関与すると記載した。


唐突に現れたシンクという言葉は何なのか?を今回見ていくことにする。




シンク(器官)という用語と一緒に使用される用語としてソース(器官)というものがある。



シンクとソースの話題で頻繁に使われるのが、葉とリンゴ(もしくはトマト)があるので、この慣習に従い、ここでもリンゴにする。

植物においてリンゴは光合成(生産)を行わず、葉でできた養分を貯蔵する器官である。


光合成を行う葉から師管を介してリンゴに養分が転流するわけだけれども、養分を送り出す器官をソースと呼び、取り込む器官をシンクと呼ぶ。

※今回の図は葉と果実を用いているが、古い葉と新しい葉の間でもシンクとソースの関係はある


養分の移動は水を介して行われる為、


最初に疑えというぐらいカリウムは大事


浸透圧といった圧力を利用して運搬されていると考えられている。


ここで一つ疑問が生じる。

養分を送り出す器官(ソース)は取り込む器官(シンク)と比較して、転流開始時点ではソースの方が遥かに養分濃度が高い事になる。

シンクの方でサイトカイニンが到達して、インベルターゼでシンク強度を増強したとしても、そもそもの話で強度を高める為のショ糖に送られていなければ意味が無いわけで、現時点での知識量では師管による養分転流の仕組みを把握することができない。


ここらへんのことを植物はどのように巧みに回避しているのだろうか?