昨日の京都御苑でイチイガシと出会うの記事で、イチイガシのドングリの見分け方の一つに堅果の先端に毛があるか?と殻斗が縞模様で毛がないというものがあった。

堅果の先端に毛があることで頭に浮かんだものとして、



京都御苑でツクバネガシと出会うの記事で見たツクバネガシの堅果と、



アカガシのドングリを探しに本山寺への記事で見たアカガシがある。

※上の写真は毛が堅果の表面全体だけれども、少量ながら堅果の先端に毛があるものもある。


手元にあるツクバネガシの先端を改めて見てみると、



イチイガシ程ではないけれども、先端に毛がある。




神社で見かけた小さなドングリでイチイガシは救済植物のような木だと記載した。

イチイガシの堅果はアク抜きせずに食する事が出来る。


アクというのは渋みであって、渋みは堅果内の重合度の高いポリフェノール(もしくはサポニン)の濃度に因る。

苦味や渋みのタンニン

花蜜にサポニンを含む花を咲かせる木があるらしい


ツクバネガシ、アカガシはアクの強い堅果として扱われている。





林将之著 くらべてわかる木の葉っぱ - 山と渓谷社にはイチイガシとツクバネガシがやや珍しい木として扱われていた。

珍しいというのは大抵が他の木の競合で負けている木というイメージが強く、進化の過程においてどちらかというと消えゆく種であるという勝手なイメージがある。

※もしくは生態系の人為的な撹乱に因って、得意とする環境がなくなったとか。


イチイガシの堅果はアクが少なく、ツクバネガシが多いということから、カシ類はイチイガシから山に特化したツクバネガシやアカガシ(殻斗に毛有り)、平地(森の縁)に特化したシラカシやアラカシ(殻斗に毛無し)に変わっていったのかな?と想像が膨らんだ。

若山神社のシイ林を囲むようにカシ林