
前回のソバのアレロパシー再びの記事に引き続き化学同人の植物たちの静かな戦い 化学物質があやつる生存競争を読み返した内容について書く。
アレロパシーとは関係ないが、稲作前のレンゲの栽培に関して興味深い内容が記載されていたので、その内容を記載する。

稲作の収穫後にレンゲを播種して、秋から翌年の春にかけてレンゲを栽培して、田植え前にレンゲを鋤き込む栽培手法がある。
近所でこの方法を実践されている方が数名いるが、結果を出している方とそうでない方がいる。
結果というのは、田植え後の雑草管理にかける時間の削減や、農薬の散布量の削減あたりを指す。
最も結果を出している方は水田雑草が全然生えなくなって、田の除草にかける時間がほぼなくなったそうだ。
という前置きはここまでにしておいて、冒頭の本に記載されている内容に戻る。
稲作で、冬から春にかけてレンゲやクローバを栽培して、田植え前に鋤き込むことで雑草の発芽の抑制につながる可能性があるという記述があった。
その理由として、鋤き込んだレンゲが腐熟する際にでる黒い液体が水田雑草の発芽を抑制しているのでは?という記載があったが、

※酪酸

※プロピオン酸
他に短鎖脂肪酸の酪酸やプロピオン酸の発生によるものでは?という記載もあった。
これらの短鎖脂肪酸は何故雑草の発芽を抑制するのだろう?
検索をしてみたら脱共役剤という用語を見かけた。
Wikipediaの脱共役剤に記載されている内容を参考にしてみると、脱共役は細胞の呼吸(酸化によるエネルギー獲得)を阻害するため、低濃度で効く脱共役剤は一般に強い毒性を示す。
脱共役剤は一般に親油性の弱酸になるそうなので、水田環境でありそうなものとして酪酸やプロピオン酸あたりが該当すると思う。
脱共役についてもう少し触れておきたいところだけれども、一旦ここまでにしておく
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