パンの美味しそうな見た目と香りの記事まででパンについて見ている。
そもそもの話で何故パンを見ているのか?といえば、ブルーチーズの成分に脂肪酸のラウリン酸が多くて、ブルーチーズ用のアオカビの培養をフランスパンで行っていたからだった。
パン作りには原料となる小麦のグルテンが重要であることを再認識した後、最近よく見かける米粉パンは実は工学的なドラマがあることを知った。
ドラマを知ったら食べてみたくなるのが人の性というもので、そういえば近所に米粉パンをウリにしているパン屋があったなと早速行ってみた。
高槻市の宮之川原に高谷ベーカリー(アローム清水店)というパン屋がある。
店に入ってみると
米粉ロールが店頭に並んでいた。
こちらの米粉パンは近所の清水で収穫した米から作ったパンになるらしく、
たかつき土産認定されていた。
今回は触れないけれども、こちらでは米粉ロールベースの菓子パンが数種類と水曜日には米粉の食パンが販売されている。
早速購入して食してみた。
袋から出し、クラムを確認してみると、
うっすらと茶色みがかっているけれども、おそらくこれは素材の一つのサトウキビの影響だろう。
拙者で撮影してみるとこんな感じ。
ちなみにホームベーカリーで焼いたパンのクラムも見てみると、
こんな感じ。
米粉パンの方がより糊化しているように見える。
これは100%米粉パンの話を見ていたら、内容そのままで嬉しい。
米粉パンにはモチモチ感としっとり感があるが、これはパンに若干の餅らしさなのだろうと感じた。
パンと米のいいとこ取りが出来ていて良かった。
※原料の米はもち米ではなくうるち米とのこと
米を栽培する水田は日本の問題を解決する可能性を秘めているけれども、米の食味や省力化の向上を目指したが故に小麦のような汎用性がなくなってしまった米
美味しい米粉パンの技術というのが一つの活路を見出すのだなと米粉ロールを食べていて思った。
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