植物にとって最重要な植物ホルモン、オーキシンで植物ホルモンのオーキシンはトリプトファンというアミノ酸から合成されるということを記載した。
オーキシンの生合成に関しては
講談社 新しい植物ホルモンの科学 第3版のオーキシンの合成と代謝の節を参考にしたわけだけれども、合成の後の代謝で、オーキシンの量の調節の話題がある。
その話題の文章を一部抜粋すると、
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IAA(オーキシン)の不活性化において、カルボキシ基(-COOH)の修復は重要な反応と考えられている。インドール-3-酢酸-アミノ酸複合体は「結合型 - IAA」と呼ばれるIAA代謝物の一種で、インドール-3-酢酸-アセチルアスパラギン酸(IAA-Asp)やインドール-3-アセチルグルタミン酸(IAA-Glu)などが知られている。(途中省略)結合型-IAAの中にはインドール-3-アセチルアラニン(IAA-Ala)やインドール-3-アセチルロイシン(IAA-Leu)、Me-IAAのように加水分解を受けて再びIAAに変換されるものもあり、これらはIAAを一時的に不活性化体として貯蔵している可能性がある。
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と記載されていた
※講談社 新しい植物ホルモンの科学 第3版 12ページの2.3.2 オーキシンの不活性化より抜粋
この文章内でアセチルと頭についているが、いくつかのアミノ酸名が登場し、アミノ酸が結合することによってオーキシンを不活性化するということが記載されている。
つまるところ、アミノ酸には何らかの作用を抑え込むことによって調節するものもあるということになる。
とりあえず、諸々のアミノ酸に触れる前にアセチル化について触れておくと、
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有機化合物のどこからしらに上の図のようなアセチル基が付与されることをアセチル化と言い、アセチル化によって有機化合物の働きが変わる。
とりあえず、今回は新たに4個のアミノ酸が話題に挙がった。
作用の調節(抑制)も入ってくると、単純に○○というアミノ酸が△△に効くといった話としてまとめるのは難しいな。
-続く-