所用で銀座に行く機会があったので、
銀座の新名所である銀座ソニーパークに立ち寄ってきた。
なぜ立ち寄ったか?
先日、ひょんなことからそら植物園で働く方と話す機会があり、
銀座ソニーパークの屋外を手がけましたので銀座に行く機会があれば是非とのことだったので行ってみた。
東京メトロの銀座駅から出てすぐのところに周辺では見られないような木がたくさんあるところがあった。
公園内に入ってみると、
針葉樹、
サボテンやイチョウの木が植わっていた。
この中で特に目に付いたのが、
個性豊かなシダ達がいた。
シダ植物の木を見て思い浮かぶことと言えば、
恐竜が闊歩していた時代に生えていたというイメージがある。
シダ植物といえば、
先日訪れた福井の恐竜博物館で購入した花の本の中で、
胞子で繁殖するが故、裸子や被子植物よりも不利になり追いやられてしまった
という話があった。
今目の前にある大きなシダ植物を見るということは、
植物の進化の断片を理解することに繋がるので、
せっかくの機会なのでもう少し寄って見てみた。
俯瞰してみると、
この植物(看板にはディクソニアと記載されていた)の葉は幹の上の方からしか生えていない。
葉が生えている個所の少し下は、
どうやら少し前に生えていた葉の葉柄にあたるところが残って褐色になっているようだ。
上から見ると葉が枯れた時に開いて下に向いていることがよく分かる。
木の原始的な構造では、
どうやら幹の中間あたりでは原基がなく、
葉を発生させることができなかったらしい。
後に現れた裸子植物の幹の先端以外でも枝が生えるという形質は、
植物の進化において革命的な出来事だったのだろうな。
となると、
現存する林床にいる背の低いシダ植物は、
茎の途中からシュートが発生しているのだろうか?
という疑問が湧いた。
実際のところどうなのだろう?
今まで気にしたことがなかったから想像できない。
知らないことだらけだ。
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