ウンシュウミカンの誕生に関与したクネンボまでの記事までで、ミカンを含むカンキツの歴史に触れてきた中で日に日に存在感が増してきたカンキツがある。


それは、


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ハウスミカンだ。

露地栽培のミカンの収穫が冬に向けてのところ、冬期に加温したハウスミカンは初春から夏にかけて収穫する。


今までは上記の内容を見ても、旬をずらして出荷するのね程度に思っていたが、萩の武士とナツミカンの記事の内容を経て、夏に春夏にカンキツを収穫出来る事が愛おしくなった。


まだハウスミカンがなかった明治時代にとって、ナツミカンは高級品であり長寿の名薬であったはずで、そのイメージは後世に残る。

そんな思いがハウスミカンに詰まっていると思うと自分の中でのハウスミカンの存在感が増してくる。


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