唐突だが、
ポインセチアでこんな感じで苞葉が下を向いている型をバーロック型と呼ぶらしい。
と言うことを踏まえた上で本題
院生の頃、他の研究室で下記の様な話があった。
根というのは、下に向かって伸長している様に見えるけど、
実は若干ながら左にねじれながら伸長していく左螺旋であると。
この話、
店で売られているダイコンの根があったところを見ると、
それを感じることができる。
…
おっと!
施肥をミスしたダイコンだとこの規則が壊れるから、
必ず左螺旋で伸長しているということはないか。
というマメ知識はここまでにしておいて
根がねじれることに影響され、
そのバランスをとるために地上部も若干捻じれる。
捻じれも遺伝的な要因が影響して、
矮化するとその捻じれの間隔が短くなるから、
背丈が短い園芸品種を見ると、
そういうことが見られるものが多々ある。
話は戻るけど、
バーロック型というのは苞葉が下を向いている以外に
苞葉全体で捻じれが発生しているらしい。
うん、
このバーロック型はすごく捻じれている。
この捻じれ、
ポインセチアに限らず、
他の園芸作物でも花の綺麗さに取り入れているものが多くて、
品種を見る上で、どれだけ捻じれているか?も視野に入れると
園芸史に対してより深みが増すというものだ。
例えば江戸菊みたいにね。
因みに、
作物でねじれを意識した品種改良の話は聞いたことがない。