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マツの外生菌根菌と海水

砂浜にマツにとっての栄養はあるのか?の記事で海岸の砂浜で生育するマツは何処から養分を得ているのだろう?という疑問を記載した。養分がありそうなのは、砂に含まれる泥岩と海水だろうか?上記の内容に関して興味深い研究があったので、今回はその内容を引用する。松田陽介等 塩化ナトリウムがクロマツと外生菌根菌の生育に及ぼす影響 - 重大学 生物資源学部・大学院生物資源学研究科でクロマツの外生菌根菌であるショウロやコツブダケに塩化ナトリウムを与えたら、真水と比較して菌体重量が増えたそうだ。※...

 

砂浜にマツにとっての栄養はあるのか?

古事記に記載された尾津岬の一本松を想像するまでの記事で日本人がマツを特別な木のように扱っている内容について調べていることについて記載した。特別視(神格化)している内容としては、上の写真のように他の木が生息できないような砂浜のような養分の少なく、潮の影響を受けやすい場所でも成長出来る事があった。ある程度植物学を学ぶと、これは森の中心や河原といった植物にとっての激戦地から追いやられたというイメージが強いが、それは一旦置いておく。若山神社のシイ林強さの象徴である海岸でマツが成長...

 

古事記に記載された尾津岬の一本松を想像する

ヤマトと松の記事で日本人にとって松は古事記の時代ですでに神格化されていたであろうことがわかった。古事記では倭健命(ヤマトタケル)が一本松を親友のように感じていたと記載したが、この内容で一つ気になったことがある。それは尾津岬の一本松のことだ。尾津岬と検索をしても、尾津岬というものは見つからず、尾津と付いた神社が、名古屋市の西部の高台を指していて、全然岬がありそうな気配がない場所になっている。ここでふと頭に浮かんだのが、尾津岬に津という...

 

ヤマトと松

木偏に公と書いて松の記事でマツの名の由来は神を待つや、緑を保つ等から転じたものだという諸説があるという内容を記載した。ここで一つ違和感があるのが、マツが植わっている所は神に関する神社ではなく、寺のような庭園のイメージが強く、寺と神はなんかしっくりこない。もしかして、マツを神格化したのは仏教伝来よりも前になるのか?と思い、ヤマトとマツについて検索をしてみた。講談社から松と日本人(有岡利幸著)という本が出版されているらしく、丁寧なことに特設ページまで用意してくれているので...

 

木偏に公と書いて松

寺に植えられていたマツを見てた。今までマツについてあまり注目してこなかったので、このマツが何マツなのか?はわからない。マツを見ていて、何故こんなにもマツは特別扱いなのだろう?と気になった。例えば、現代では少なくなったけれども、庭付きの家に住んだら、庭木としてマツを植えるといった一種の富に関するステータスとか。マツの漢字が木偏に公(おおやけ)で松なのも特別感を彷彿させる。生物学を学んだ身として、進化論的に比較的古い時代に誕生したとか、成長が早く潮風に...

 

腸内細菌とチロシン

チロシンとバイオフェノールまでの記事でフェノールについて見てきた。チロシンを高生産できる微生物からフェノールを製造するという内容から、もしかして自然界でフェノールを生成する菌(もしくは細菌)がいるのではないか?と思い、調べてみることにした。検索をしてみたら、片山高嶺 腸内細菌における新規な代謝機能の発見と解析およびその高度利用 - 農芸化学奨励賞(2011)にたどり着いた。上記のPDFには/**************************************/腸内...

 

SOY Inquiryの個人情報の取り扱いについて

SOY CMSとSOY Inquiryの利用している方から個人情報の取り扱いについての指摘がありました。SOY Inquiryはお問い合わせフォームを設置する為のSOY Appになります。お問い合わせ - saitodev.coのページでSOY Inquiryを利用しています。SOY Inquiry - saitodev.coSOY Inquiry内で個人情報を含む問い合わせのレコードは見かけ上削除することが出来ますが、管理画面の問い合わせ一覧のページの検索フォームで削除済み...

 

チロシンとバイオフェノール

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?までの記事で漆かぶれの原因について調べてきた。漆かぶれはウルシオールというフェノール化合物がアレルゲンとなり接触性炎症を発症するという流れで、もしかしたらフェノール化合物の中で低分子のものでもアレルゲンになるのかな?ということで、アミノ酸のチロシンを調べてみた。ここからは上記の内容を調べている間に興味深い内容を見つけたので自身の教養として記録しておく。その内容というのが、NEUROtiker - 投稿者自...

 

ベンゼン環を持つアミノ酸のチロシンはアレルゲンとなり得るか?

漆かぶれは接触性皮膚炎の記事で漆かぶれの理由について触れ、ウルシオールというフェノール化合物の毒性について触れた。前回の記事の末尾にフェノール化合物の毒性があるならば、Ben Mills - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるベンゼン環を持つアミノ酸であるチロシンもアレルギーに関わる可能性があるのか?という疑問が湧いた。※フェノール化合物はベンゼン環(上の図の右側の六角形の箇所)を含む化合物を指す。というわけで早速検索をしてみたとこ...

 

漆かぶれは接触性皮膚炎

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?までの記事でウルシオールというフェノール化合物について触れてきた。ウルシオールというのは漆器の塗料の原料になるが、漆かぶれの原因にもなる物質である。次に気になるのが漆かぶれになるので、それも見ておく。漆かぶれを検索してみると、接触性皮膚炎というアレルギー反応と説明していることが多かった。アレルギー反応ということで、素人レベルの知識だけれども、ウルシオールが皮膚から浸透して細胞が反応することで生じるはず。ここでふと頭に...

 

漆器に触れても何故漆かぶれが起こらない?

枝の断面が黄色かったの続きの記事で上の写真の木材はウルシなのか?という内容を記載した。であれば、この木材に触ったら漆かぶれになって痒くなるはずなのに、何故痒くならなかったのか?が気になった。体質に因るものなのか?それとも枝(or 幹)を輪切りにした時に何らかの化学反応でうるしかぶれが起こりにくくなったのか?もしくは根本的にこの木材は漆ではないのか?最後の要因に触れると話が終わってしまうので、今回の話はウルシだと仮定して話を進める。漆かぶれの要因となる物...

 

枝の断面が黄色かったの続き

枝の断面が黄色かったの記事で(おそらくだけれども)枝の剪定で得られた木材で、断面の外側に向かって黄色くなる木材があった事を記載した。この黄色い成分が何であるか?が気になるため、黄色い色素と樹皮の模様を頼りにして調べてみることにした。最初に「幹 断面 黄色」で検索をしてみたところ、このような特徴を持つ木として「ウルシ」や「ヤマハゼ」があるという事を知った。ちなみにどちらもウルシ科として分類される。次にウルシやヤマハゼの樹皮で検索をしてみたところ、樹肌・樹皮(ウル...

 

枝の断面が黄色かった

近所の市の施設で毎週土曜日に自然にあるもの(木、実や皮)等で工作ができる場所があり、よく行っている。昨日も行ってみたら、枝の断面が黄色い木材が(たくさん)あった。施設の人にこの木材は何ですか?と訪ねてみたが、同定は難しいという。この施設では樹皮の模様で名前を調べることができる展示があるが、それでも同定は難しかった。とりあえず撮影の許可をもらい撮影をして、工作をした後に帰宅した。所々にある赤っぽい模様があるので、クヌギの枝だと思っているの...

 

水田からメタン発生を気にして乾田にすることは良い手なのだろうか?

先日のニュースで水田から発生するメタンについての話題があった。メタンといえば強力な温室効果ガスとして扱われていて、農業では水田と畜産(牛)が挙がっている。※水田でのメタンの発生については田の酸化還元電位に記載がある水田でのメタンの発生を抑えるには、中干しを行うか、腐植の蓄積が有効であるとされている。ここで興味深い話題があって、今までの知見を振り絞って腐植の蓄積を徹底的に行ってみたら、保水性が良くなりすぎて、田から水を抜いても土にヒビが生えなくなったどころか...

 

稲の収穫後のレンゲの直接播種の田

稲作の収穫後に耕さずにそのままレンゲを播種したであろう田を見た。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023等で話題に挙げている田で秀品率と利益率が格段に上がったからか、レンゲを播種する田が増えて良かったとしみじみ思う。そんなことより、わらを漉き込まずにレンゲを直接播種したところだけれども、収穫機が入って土が固くなっているにも関わらず、旺盛に葉が展開している。ひこばえが良い感じにレンゲの葉が寄り掛かれるようになっているので、お...

 

八女のミカンは美味しい

妻が食料品店で八女産のミカンを購入してきて、八女はどこらへんにあって、八女で穫れるミカンは美味しいの?という話題が挙がった。先に個人的な見解を挙げると、日本のミカン栽培で上位三位以内に入る適地だと予想している。何故そう思うのか?を丁寧に見ていこう。八女は九州の福岡県南部で久留米の右側あたりにある地域で、航空写真で見ると山が多い地域となっている。八女はシトラスベルトと呼ばれる緯度で見た気候の視点でのカンキツ栽培の適地に含まれている。こ...

 

タンパクの酸化

家畜糞の熟成について考えるの続きまでの記事で鉄剤と活性酸素について触れてきた。整理する意味合いで活性酸素のことを調べていたのだけれども、そういえば活性酸素が細胞を傷つけるという表現をよく聞くが、具体的にどのような反応が生じているのか?を知らない事に気がついた。脂肪酸の酸化(過酸化脂質)はよく聞くが、これだけで細胞が傷つくのだろうか?動脈硬化の話題で見かけるLDLとは何だ?いや、過酸化脂質に関する反応も理解していない。これでは活性酸素の発生と堆肥の熟成についての理解が深まる...

 

家畜糞の熟成について考えるの続き

家畜糞の熟成について考えるの記事で家畜糞の熟成とは何か?について考え、・水分量が減る(べちゃっとした状態から上の写真のコロコロとした状態になる)・スカトール臭?やアンモニア臭が減り、火薬っぽい臭いに変化したを挙げ、後者の家畜糞の臭いの変化について触れた。今回は前者のコロコロとした状態になる方について触れる。べちゃっとした状態からコロコロとした状態になるためには水分を飛ばす事はもちろんの事、家畜糞に含まれる成分も変わる必要がある。上の写真は鶏糞で、鶏糞を見る...

 

家畜糞の熟成について考える

家畜糞の完熟で変化していく臭いの記事で家畜糞ではないが、有機物の堆肥化での臭いの変化について見てきた。家畜糞の熟成も同様の臭いの変化で良いと思っている。この内容を踏まえた上で、先日話題に挙がった鉄触媒処理によって熟成は促進することができるのか?について触れていきたい。最初に鉄触媒処理について触れておくと、重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄で鉄は電子を受け取りやすく離れやすいという特徴があると記載した。例えば、鉄が電子を多く持っている状態のFe(Ⅱ)と酸素を近づけると、...

 

家畜糞の完熟で変化していく臭い

哺乳類の大便の臭い成分は何か?の記事で哺乳類の大便の臭いは何か?を見た。この内容を踏まえ、話題を次の段階に進めることにしよう。家畜糞の堆肥化について見ていきたいと記載したところだが、家畜糞と堆肥という用語を並べて使うと栽培上の様々な弊害を生むので、家畜糞の完熟という言葉に言い直して話を進める。環境保全型栽培を謳うならば、家畜糞による土作りを止めることから始めるべきだ完熟において一番注目している点は臭いではないだろうか?この臭いを制すれば、完熟についての理解は深...

 

哺乳類の大便の臭い成分は何か?

とある話題から哺乳類のうんこ(大便)の臭い成分は何と呼ばれているのか?という事が気になった。とある話題というのは後ほど何処かで話題に挙げると思う。とりあえず、排便直後の大便の写真を載せると、気持ち悪くなるかもしれないから、哺乳類の大便の写真は完熟牛糞にしておいた。で、本題だけれども、大便の臭い成分は重要な話題であったが、今まで一度も触れていない事を思い出し、まだまだ知らない事は多いなと世界の広さを実感する。哺乳類と大便と臭いで検索をしてみると、Dschanz ...

 

レンゲの葉が紫色の続き

レンゲの葉が紫色の記事でレンゲを育てている田の早朝の様子について触れた。レンゲを含め、緑肥を育てている田や畑では、当然ながら他の草も生えてくる。二番目の写真の場所から少し横を見てみると、他の草が霜に当たっている。この場所ではレンゲは下の方にいるため、レンゲの方で葉に霜が付いているものが見当たらない。この時期に一番上に展開した葉が強烈な寒さのストレスを受けているのだなと痛感した。ただ、この何と呼ばれている草だか知らないが、葉に霜が付いているのに、あまり紫...

 

レンゲの葉が紫色

早朝(といっても8時頃だけれども)、いつも見ている田で霜が気になった。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023所々でレンゲが生えているのだけれども、レンゲの葉は霜が出来やすいようだ。全体を俯瞰したわけではないけれども、紫色になった葉に霜がたくさん付いているように見える。霜によって葉表面が刺激され、紫色の要素であるアントシアニンの合成が活発化したか?アントシアニンが合成された葉は霜が出来やすいのか?アントシアニンの合成を考え...

 

薄っすらとした雪がカラスノエンドウの強さを際立たせる

朝起きたら、雪が降っていた。降っていたというよりも降り始めていたという表現の方が正しいか?道には雪は積もっていなくて、しばらくしたら薄っすらと白くなり始めた。そんな中、上の写真のような景色が目に付いた。草地で雪が残っているところとそうでないところが明確になっていた。こんもりとしたカラスノエンドウらしき草のところでは雪はほぼなく、周辺の背の低い草のところでは葉の上に雪が残っていた。この時期につる性でこんもりとできる特徴のあるカラスノエンドウは...


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