22573337_s


培土に発酵おからを混ぜたら初期生育が良くなった?の記事で、培土に発酵おからと赤玉土を加えたもので栽培をしたら調子が良かったという話題が挙がったのでおからに含まれる亜鉛の量を調べてみた。


今回は栄養価を調べていた時に目に付いた研究報告について記載しておくことにする。




発酵おからというのはおそらく健康に良さそうな食材を指しているはずなので、乳酸菌による発酵だと当たりをつけて話を進める。

乳酸発酵によるオカラの保存性向上について - あいち産業科学技術総合センター


乳酸菌とオーキシンで検索をしてみたら、乳酸菌Lactobacillus fermentum 403菌が生成するオーキシン・サイトカイニンの分析方法の開発―プロバイオティク環境農業への応用原理 - 日本水処理生物学会誌 2012 年 48 巻 3 号 p. 117-123という研究報告にたどり着いた。


特定の乳酸菌種を指しているので、発酵オカラの乳酸菌と異なる可能性が高いが、発酵オカラの方でもオーキシンが合成できるものだと仮定して話を進める。

上で共有した報告の概要を読んでみると、

/***************************************/

野菜・果物・稲栽培でこの菌を使い、葉面撒布や土壌改良したところ減農薬が可能になった。これは乳酸菌がエンドファイトとして宿主植物と共生関係にあることで、説明ができる。さらに栽培における増産や、味が美味しくなる原因について、植物ホルモンのオーキシン・サイトカイニンが関与し、この乳酸菌によって生成供給されている仮設をたてたところ、摂氏20度の培養条件で、オーキシン・サイトカイニンを生成していることがLC/MS/MS分析で証明された。

/***************************************/

という記載があった。


培土といった初期生育段階でオーキシンがしっかりと作用することは発根が促進されることになるので、中後期の栽培時に作物が適宜必要成分を吸収できるようになり栽培が楽になる。


栽培でオーキシンやサイトカイニンを意識するのは大事だね。

植物ホルモンのオーキシンと腐植物質の繋がり

イネは長い育種の歴史においてサイトカイニン含量が増えた