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塩化マグネシウムと塩化カルシウムが溶けた溶液から塩化カルシウムを除去できるか?までの記事でニガリから食塩と塩化カルシウムの濃度を下げ、塩化マグネシウムの濃度を高める方法について見てきた。


次に見るべき内容は、塩化マグネシウム等の塩化物を過剰に施肥した時に過剰症について考える必要がある。

というわけで今回は塩化物の施肥の注意点について触れていく。


いきなり脱線だけれども、畜産環境技術情報 土壌の塩類集積を低減する家畜ふん堆肥の利用法で牛糞由来の塩類集積の要因として塩化カリウムや硫酸カリウムといったカリウム塩を挙げているので、今回の内容は牛糞の多量施肥に通じる内容になっているはず。




はじめに塩化マグネシウムについて見ていくことにする。

塩化マグネシウムの化学式は MgCl2で水に非常によく溶ける。

MgCl2 + Mg2+ + 2Cl-

作物にとって(マグネシウムイオンと比較して)塩素イオンの要求量は格段に少ないので塩素イオンの方が残る。

塩素イオンはECの測定の対象になるので塩類集積の要因となる。

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して


ECを高めること以上に注意する必要があるものとして、塩素は電気陰性度が非常に高い元素になる。

電気陰性度が高いということは酸化力が高いということになるわけで、土壌の鉱物や葉面散布として施肥した時に葉への影響(風化)が気になるところ。

※酸化力が高いというのは、他の何かから電子を引き抜く力が強いということで、電子を引き抜かれたものは脆くなり壊れる

電気陰性度 - Wikipedia


真先に頭に浮かぶ心配事として、土壌の鉱物の溶解が促進されるといったことがありそうだ。


葉等に塩素イオンが当たった時に反応も把握しておきたいところだが、今回はここまでにしておく。