アーケプラスチダの藻類たちの記事で

食材の海苔である紅藻や緑藻について触れた。


紅藻や緑藻に関して、

最近度々紹介している



東海大学出版部の藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版にイメージしやすい説明があったので紹介しておく。


まずは海と太陽光の話で、



太陽から光が海に到達する時、


By Gringer - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link

可視光線 - Wikipedia


可視光線の右側の赤みがかった色の波長は、

浅いところで減少し、深いところには届かない。


少し深いところで黄色みがかった波長が少なくなり、

赤同様に深いところには届かない。


海が深ければ深い程、短い波長の光も減少し、

光が届くギリギリのところは青色の光のみとなる。




次に光色と光合成の関係を考えてみると、



冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないというけれどの記事で、

赤橙色の色素は補助集光作用によって補色の青色の波長を受光する。


補色は


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上の図で、

任意の色の対象側にある色のことを指す。

補色 - Wikipedia


一方、



緑色の色素の補色はである。


もう少し補色に触れると、



紅藻のフノリの赤い色素の補色は緑から薄い青あたりだろう。


以上の話から下記のような図を書くことができる。



海の深さと光の波長の届く水深によって、

生育する藻の種類が異なることになる。


陸上植物や緑藻は緑の波長を利用しないため、

比較的浅いところで緑の波長を反射させている。


緑の波長を吸収しないことによって、

太陽からの光エネルギーを過剰に受光しないようにしている。

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策


となると、

食材では同じ海苔と呼ぶ様々な藻は、

生物の藻類と見た時に大きく異なることになるわけで、

当然、食材としての栄養価も異なってくるはず。


これらの内容を踏まえた上で、

当初の目的であるビタミンB12ことコバラミンが藻の体内においてどのような役割があるのか?



を調べたいところだったけれども、

ヒントになる論文には購読の登録が必要であった為、

この話は一旦保留にしておこう。


紅藻(スサビノリ)にはコバラミンを合成する細菌と共生しているらしい…