夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見た


玄武岩質的火山で赤い土を見た。

赤い土は鉄分の多い母岩から風化した時に形成されることがわかった。


それを踏まえた上で本題である大陸の赤い土について見ていきたいと思う。

そもそも大陸の赤い土って何?って話だけど、



よくテレビとかで見るどこもかしこも真っ赤な土が広がっている状態のことを指していて、

この土は土壌学では紅土(ラテライト)と呼ばれている。

※写真はイメージ


Wikipediaに記載されている内容を引用すると、

雨季に有機質が微生物により分解することに加えて珪酸分や塩基類が溶脱したことにより残った鉄やアルミニウムなど金属元素の水酸化物が表面に集積して形成される。構成鉱物は主に針鉄鉱、ギブス石、ダイアスポアなど(以下省略)

ラテライト - Wikipedia


紅土は痩せ土なので農業には向いていないとされる。


構成は苦鉄質火成岩からなると福知山の宝山と似ているはずなのに、


玄武岩質的な火山灰土壌の色は黒だった


宝山の周辺は黒ボクになっていた。

土の形成は母岩の質に加え、気候条件も重要となるので、

極度の乾燥が土をダメにするのだろうなと





赤い土は、玄武岩質的な火山噴出物中の鉄分が、

噴火の際の高温と周辺の酸素によって急激に酸化して赤くなる。


玄武岩質的な火山噴出物には二酸化ケイ素が少ない上、


赤い土のエリアの一画に白い石


二酸化ケイ素を多く含む鉱物は局所的に固まっているということで、

赤い土には石英といった無色鉱物が少ないはずで、

相対的に鉄が多い状態となる。



紅土には鉄やアルミニウムが多くと記載されていて、

アルミニウムを粘土鉱物として捉えると、


玄武岩質的岩石に含まれる粘土鉱物は斜長石由来のカオリナイトが大半で、

既に風化が進んでいるから斜長石の大半が粘土化していると見ても大きく外れないだろう。

可溶性ケイ酸にあるかもしれない底力


2018年12月27日追記

玄武岩質的岩石は長い間の変成を経て、最終的にカオリナイトのような1:1型粘土鉱物になる

高アルカリ性の温泉から土を考える

変成の途中段階であれば、客土の土として非常に有効である可能性が高い

長野の栄村小滝集落の米づくり


カオリナイトは保肥力が少ない粘土鉱物で、

酸化鉄 + カオリナイトで保肥力の少ない土壌とアタリを付けることができた。

真砂土にある粘土は引っ張る力が弱い?


強い風化力といって表現が正しいかどうかわからないけど、

風化され続け、風化に強い鉄やアルミニウム以外のミネラルが溶脱すること、

保肥力が少ないことで溶脱したミネラルを土がキャッチしきれない


故に植物にとっては厳しい環境となるわけだ。


厳しいということは背丈の高い植物が育たず、

育たないが故に腐植がたまらない。


黒ボク形成は冷涼(暑すぎないという意味)な環境でできるということだったけど、

冷涼な土地は植物が朽ちて土の一部となる時、

有機物の分解が穏やかで腐植になって土壌に蓄積されて形成されるが、


冷涼な環境でない場合は腐植→土壌に蓄積される前に、

微生物にとって快適な環境で腐植になる前に分解されるから有機物が蓄積されない。


だから、紅土は腐植も少なく、酸化した鉄が目立っているというわけか!


黒ボク形成はカオリナイトといったCECが低い粘土であるが、

石英ではなく粘土なので腐植の蓄積にとっては十分有効である可能性が高いと。