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青い10円硬貨の記事で青くなった10円硬貨の話題を記載したが、話が脱線したまま終了した。

今回はこの青さについてまとめていく。


青くなった10円硬貨は高校化学の範囲で説明できるので、整理しながら進めていく。


はじめに10円硬貨の主成分である銅が青くなる現象を緑青(ろくしょう)と呼ぶ。

緑青 - Wikipedia


銅が雨風に触れることで酸化する反応であるらしい。


化学反応を見てみると、

2Cu + CO2 + H2O + O2 → CuCO3・Cu(OH)2

になっている。


CuCO3は炭酸銅(Ⅱ)で、Cu(OH)2は水酸化銅(Ⅱ)でどちらも青い。

自然銅 - Wikipedia

炭酸銅(Ⅱ) - Wikipedia

水酸化銅(Ⅱ) - Wikipedia


酸化した青い銅は昔は猛毒だとされていたが、今はそうではない。

ただ、この話を踏まえた上で思い返してみると、ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会うで挙げたホンモンジゴケが思い浮かぶ。


猛毒ではないけれども、何らかの毒性はありそうだ。