土壌分析の腐植の測定で硬い土の方が腐植量が多かったのは何故だろう?の記事で2箇所の田で、土がフカフカな方の腐植の量が少なく、土が硬い方の腐植の量が多いという分析結果になり、分析方法を丁寧に見直してみたところ、土が硬い方ではフルボ酸になる前のタンニンが多いのでは?ということが見えてきた。
この内容を踏まえ、

新しく稲作を始めた田で水面に油が浮いていたの内容に触れていくことにする。
水面に浮いていた油はおそらく鉄細菌による鉄被膜になるだろう。
鉄被膜は土壌中にある二価の鉄が鉄細菌によって酸化された際に形成される。
であれば、土が硬かった方の田では二価の状態の鉄が多かったということになる。
土が硬いのであれば土壌中に酸素が行き渡らなくて、二価の鉄が多いのは当たり前なのでは?ということも頭に浮かんだが、近隣の田で鉄被膜をほぼ見かけず。
今まで触れてこなかった話になるが、この田では

昨年の秋から今年の春にかけて土壌改良材を施肥した後にレンゲの栽培をしている。
おそらくレンゲを栽培したことにより、腐植の分析値が高くなったと予想している。
分析値の数値を上げた要因がタンニンであるならば、下記のようなことが考えられる。
タンニンの還元性により、三価の鉄を二価の鉄に還元した。
この内容が正しければ、硬い土の腐植の量が多かったことと、硬い土の方で鉄被膜が形成されたことは納得できる。
この鉄被膜は田の水の排水の際に用水路に流れてしまう為、田の土の鉄の総量が減ってしまう。
慢性的な鉄欠乏の症状を回避する術をもっておかなければならないな。
稲作でよく散布する除草剤は鉄の問題を回避してからの方が良いのでは?




