

クズの花の香気物質のアントラニル酸メチルの記事で、クズの花の良い香りの要因のアントラニル酸メチルについて触れた。
アントラニル酸メチルは

芳香族アミノ酸のアントラニル酸と

メタノールが結合したエステルになる。
前回の記事で紹介した研究報告にはクズの花の香気物質は他にもあったので、今回はその化合物について見ていくことにする。
クズ(Pueraria montana var. lobata Ohwi)の花に含まれる香気成分の分析 - におい・かおり環境学会誌 54巻6号 令和5年の要旨でethyl linoleateという表記があった。
この用語を検索してみたら、

リノール酸エチルという化合物だった。
リノール酸エチルは化合物名から分かる通り、

多価不飽和脂肪酸のリノール酸と

エタノールが結合したエステルになる。
今までは短鎖脂肪酸とアルコールのエステルばかり見てきたが、長鎖脂肪酸のエステルもあるということを知ることができた。
Wikipediaの説明を読んでみると、酸化することで油臭といった不快な臭いを発する可能性があるようだ。
エステルの酸化は今まで意識していなかったが、酪酸エチルも酸化されて臭気を発するといったことはあるのかな?
Wikipediaの文中に記載されているアゼライン酸セミアルデヒドエチルエステル(SAEA)の理解が進めば、エステルの理解も進むのかな。



