アミノ酸肥料を与えて、芳香族アミノ酸のトリプトファンの合成は活発化されるか?の記事まででアミノ酸肥料についてを見ている。

アミノ酸肥料には動物性と植物性があるけれど、再考の記事に植物性と動物性のアミノ酸肥料のどちらにも


L-Glutamins%C3%A4ure_-_L-Glutamic_acid


酸性アミノ酸のグルタミン酸が多く含まれている傾向にある。

グルタミン酸にはpHを下げる要因のカルボキシ基(-COOH)が2箇所あるので、酸性アミノ酸に分類されているのだろう。


今回はグルタミン酸の効果について整理してみる。

真っ先に思いつくのが、

・他のアミノ酸の生合成

・葉緑素の生合成(アミノレブリン酸を経て)

・グルタチオンの生合成

・シグナル伝達

植物は痛みを感じた時にグルタミン酸を用いて全身に伝えている

※タンパクの合成は除く


他のアミノ酸の生合成だけれども、これはグリコール酸とグリシンの記事で記載したが、何らかの化合物にグルタミン酸のアミノ基(-NH2)を渡すことで他のアミノ酸が生合成される。

例としては、アスパラギン酸、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンがあるようだ。




今挙げたアミノ酸でも触れておきたいことがあるが、その前に大切な内容に触れておく。

それは、


L-Glutamins%C3%A4ure_-_L-Glutamic_acid


グルタミン酸が何らかの化合物にアミノ基(-NH2)を渡した後に


Alpha-ketoglutaric_acid


α-ケトグルタル酸になるという箇所だ。

このα-ケトグルタル酸は硝酸が還元されてできたアンモニアを受け取ることでグルタミン酸になる。

グルタミン酸デヒドロゲナーゼ - 光合成事典


これは視点を変えてみると、グルタミン酸は他のアミノ酸の生合成に関与した後、細胞内の有害な硝酸を無害化していると考えることができる。


グリコール酸とグリシンでもグリコール酸は葉緑素にとって有害で、グルタミン酸を用いてグリシンに変えて無毒化ということをしているので、グルタミン酸の働きは各所で発生する有毒な化合物の無毒化という働きがあると言っても良いかもしれない。