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福島県の棚倉町に行った。

仕事で福島県のある地域に行く機会があり、

仕事終わりに棚倉へ行けるように調節していただき、

念願の棚倉町へ行けた。

棚倉町公式ホームページ


なぜ念願の棚倉町かというと、

棚倉と聞いてピンとくる人もいるかもしれない。


そう!


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※図:商品詳細 - 3D地形図で歩く日本の活断層 - 創元社 37ページより引用


ナウマン氏が発見したフォッサマグナで

今のところフォッサマグナの東の境界だと考えられているのが

棚倉構造線というわけで、


上の図に記載されている糸魚川 - 静岡構造線と中央構造線に訪れたことがあるとすれば、

棚倉構造線に訪れたくなるに決まっている。

フォッサマグナ 糸魚川-静岡構造線

大鹿村の中央構造線安康露頭


ということで棚倉に行けるように予定を調整していただいたわけです。

※構造線は大きな断層を指す

断層、スランプ構造が城ヶ島の成り立ちを物語る


はじめに棚倉構造線の概要をまとめると、


tanakura_geo_info

20万分の1日本シームレス地質図


この地質図は福島県の棚倉から茨城県の水戸までのもので、

地図の真ん中あたりに若干右下に傾いている水平の二本の線が見えるだろうか?


棚倉構造線の主の断層は棚倉から水戸まで続く西断層と東断層の二本の断層で構成されている。

西断層は左横ずれ断層、東断層は逆断層で、

各断層については省略するけれども、


断層の間に形成された破砕帯(岩が急激に崩れて粘土化したエリア)が風化作用によって各断層に谷が形成されたとされる。


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西断層の東側は阿武隈花崗岩で形成されていて、

ところどころに断層がある。


西断層の西側になるけれども、


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花崗岩の個所の断層付近に川があって、


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河川敷には花崗岩がゴロゴロとしていた。


とりあえずまとめておくと、

やっとフォッサマグナの東端の東北日本との境界線に行くことができたというわけだ。


読み物紹介

福島県安達郡日山周辺に分布する阿武隈花崗岩類の地質と岩石記載 地質調査研究報告 第54巻 2003