もう今年も一週間ちょっと。

今年一年は、昨年からなんだけど、石を理解するために各地に訪れた一年だった。

石を理解するためには地質を知る必要があり、地質を理解するためには歴史を知る必要があり、そんなこんなが重なり合って、結局各地に行ったことになる。

桜島と火山灰

浦富海岸で大きな花崗岩と出会う

飛水峡で日本最古の石が発見された

フォッサマグナ 糸魚川-静岡構造線

大鹿村の中央構造線安康露頭

飛騨小坂の巌立峡


とりあえずはジオパークなり、博物館なり、各現象がわかりやすいところを訪れ、調べるべき知識を得てから本や論文を読み、更に深いところに行くという作業を繰り返した。

神奈川の半島の先にある島、城ヶ島

枕状溶岩と出会いに高槻の本山寺へ


結局、何の本を購入すれば良いのか?はどれだけ用語を知っているかに尽きるからね。




そもそも何故石を知りたかったか?といえば、目の前にある山がどのような石で構成されているのか?を判断できれば、川下にある土地がどのような土質であるか?判断できるようになる気がして、もしこの感覚が正しければ、地質図を見れば、一度も行ったことがない土地であっても判断できると思ったからで、それを更に突き詰めると、土はどうやって構成されているのか?を岩の風化レベルで知りたかった。




石や風化の現象を見始めて、粘土鉱物というのものが土の理解において超重要な位置を占めていることがわかり、次第に粘土鉱物を知るための情報を探し始めることになった。


粘土鉱物自体は農学の土壌学で土が最初からもっている保肥力を持っている鉱物として話題に挙がり、詳細は端折るけど、破壊原子価や同型置換(保肥力に関する現象)なりの用語や1:1型や2:1型の構造、その構造がどのように層間水を持つかのトピックは習ったけど、粘土鉱物はどうやって出来て、どの場所に多く分布しているか?といった話題は一切なかった。

マイナスは何からできてる?

山の岩は最終的に粘土に行き着く


土を理解する、粘土鉱物が腐植を捉えるという現象がある以上、理論と同じぐらい、どこに分布しているかは知りたいだろう。

枝は腐植になるか?


ということで、鉱物の視点での粘土鉱物の情報を探し始めた。


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注目の資材、ベントナイトについて知ろう


粘土鉱物を調べるにつれ、珪酸塩鉱物、特にテクトケイ酸塩という用語を頻繁に目にするようになった。

塩と書いて、「しお」と読みたいけどここでは「えん」で


-続く-