栽培者の求める最高の肥料は地下深くで形成されるの記事で結晶片岩の一種の緑色片岩の出来方について触れた。
株式会社さきたま出版会から出版されているジオパーク秩父 公式ガイドブック 秩父に息づく大地の記憶で結晶片岩についてを読み進めていたら、結晶片岩には緑色岩由来以外で泥質片岩、砂質片岩や石英片岩といった基になる岩が異なる片岩の記載があった。
そのうち、説明の文量の多いもので、
紅簾石片岩(こうれんせきへんがん)という結晶片岩があった。
この岩は興味深くて、
マンガンを含むチャートが変成作用によってできた紅簾石由来の結晶片岩であるらしい。
チャートは硬いイメージがあるけれども、それが薄い形状の結晶片岩になることから強い変成作用の力の大きさに驚く。
畑や園地に紅簾石片岩があった場合、青い石こと緑色片岩と同様に作物に何らかの影響を与えるのか?ということが気になった。
影響を与えるとするならば、もちろんマンガンの供給源だろうな。
読み物
※針谷宥 高温・高圧のはなし(鉱物合成の歴史と最近の地球科学の知識) - 地質調査総合センター