PA200199


1%2C8-Dihydroxynaphthalene


黒カビの黒色の色素はなんと呼ぶ?の記事で黒カビの黒色の色素をDHN-メラニンと呼ぶという内容を記載した。

この合成経路を一応把握しておきたいということで、今回はDHN-メラニンの合成について見ていくことにする。




検索をしたら、Bacterial Enzymes Catalyzing the Synthesis of 1,8-Dihydroxynaphthalene, a Key Precursor of Dihydroxynaphthalene Melanin, from Sorangium cellulosum - Appl Environ Microbiol. 2018 Apr 16;84(9)でDHN-メラニンの合成の経路の記載があった。


DHN-メラニンは


Malonyl-CoA2


5個のマロニルCoAが結合することで合成されると記載されていた。

マロニルCoA - Wikipedia


真菌におけるマロニルCoAの合成も見ておく必要があるだろうけれども、そこまでは触れないことにする。




前回の記事で話題に挙げているアルテルナリア属の糸状菌のA.alternataだけれども、植物に対して病原性を示す報告が多い菌として有名だったりする。

今回のDHN-メラニンが植物に対して何らかの影響を与えるのかな?と検索を続けていたら、AM毒素という話題にたどり着いた。


リンゴでの話題になるが、アルテルナリア属の真菌がリンゴに対して合成する毒素をAM毒素と呼ぶが、その例として、


Alternariol


アルテルナリオールという化合物名が挙がっていた。

この構造はもしかしてレゾルシノール型のポリフェノールか?

レゾルシノール型のポリフェノール


であれば、周辺に腐植様物質があれば、アルテルナリオールは取り込まれて腐植様物質の一部を構成するとか?

真菌がポリフェノールを合成するという話から、肥料や農薬の理解は更に進んでいくはず。