カテゴリー : 植物の形

ブログ内検索
 

エンサイの花が咲いている

道端でエンサイが繁茂しているところがある。このエンサイ、花が咲いていたのでマジマジと見てみると、ちょっと萎れかかっているけれども、どこかで見たことがある形状だ。エンサイといえば、ヒルガオ科の植物なので、はじめてサツマイモの花をこの目で見たよ同じ科のサツマイモの花や、アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?アサガオの花に似ている。そういえば、エンサイといえば、ミャンマーで盛んに食されていて、水田み...

 

秋に咲くアザミの開花

秋に咲くアザミの開花はあと少しの記事で開花を心待ちしているアザミがある旨を記載した。昨日様子を見に行ったら、集合花の外側の花から咲き始めていた。丁子菊という別の道を選んだ菊このアザミは春に咲いたノアザミと異なり、集合花の蕾が比較的近距離に配置しているので、このまま周辺の集合花も咲きだしたら、きっと綺麗なのだろうなと。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へとりあえず、名前の同定はもう少し咲いてから調べることにしよう。

 

ヨモギの花が咲いている

道端にヨモギがあり花茎らしきものが伸長していた。今までヨモギの花は意識したことがなかったけれども、今年の春頃のミヤコグサにミツバチが集まるの記事で様々な花について再び気になりだしたので、ヨモギの花もじっくりと見てみることにする。そもそも上の写真ではヨモギは花を咲かしているのか?花茎らしきものをマジマジと見てみると、集合花の各花にうっすら緑ではない箇所がある。しかし花弁らしきものはない。一つ一つの花に近づいてみると、中心に雌しべら...

 

はじめてサツマイモの花をこの目で見たよ

サツマイモの花を見かけた。サツマイモの花を実際に見るのはおそらく初めてだろう。あまりにも珍しかったので、写真に収めた。サツマイモの花が何故珍しいかというと、日本の気候に合わせて話をすると、サツマイモの開花時期は秋から冬にかけてで、日本は夏が終わると急激に気温が下がるので、沖縄あたりでないと開花しないとされている。私の住む大阪でサツマイモの花が咲いているのはたまたまなのか、もしくは温暖化により気候が亜熱帯に近づきつつあるからなのか気になるところ。という話はこ...

 

ノアズキの結実

初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まるの記事で見た(おそらく)ノアズキの花のところを久しぶりに注意してみてみたら、鞘ができていて、中には黒いマメがあった。鞘にはこういうマメが入っているのかな?と想像していたけれども、想像していたマメと違う。何はともあれ、実が付く時期の把握は何かと重要なので、記録として今回の記事を残しておこう。ところで、鞘が突っつかれて穴が空いているけれども、アズキには動物からの防御の意味合いが強いサ...

 

基肥のリン酸が発根促進であるならば

前回の基肥のリン酸が発根促進である理由を考えてみるの記事で肥料成分のリン酸が発根を促進する理由を考えてみた。発根を促進すると考えられているイノシンが光合成産物であるブドウ糖をリン酸化した後にいくつか反応を経ることで合成されることだと当たりを付けて終了した。イノシンがイノシン酸という核酸からリン酸基が外れ、水酸基が付与されることで合成されるわけで、発根促進剤としてよく見聞きする核酸も有効である可能性が高い。ここで一つ頭に浮かんだ記事がある。それは、栽培と枯草菌の記事で、枯草...

 

基肥のリン酸が発根促進である理由を考えてみる

前回のリン酸欠乏で葉が赤や紫になることを考えてみるの記事でリン酸欠乏で葉が赤や紫になることを今までの知見から考えてみた。これを踏まえた上で、稲作の基肥で話題になる発根促進としてのリン酸に触れてみる。栽培の教科書ではリン酸の説明が発根促進という事を時々書かれているのを見かける。リン酸と発根にどのような関係があるのか?よくわからない。リン酸はエネルギーの貯蔵やDNAの主である核酸の材料の一つで、細胞膜のリン脂質の成分でもあるから成長に重要であるということは自明だけ...

 

リン酸欠乏で葉が赤や紫になることを考えてみる

農道の縁で自生しているイネ科の草の葉が遠くから見ても赤くなっているのがわかる。この草は花の形状と株立ち具合からおそらくオヒシバと呼ばれる草だろう。オヒシバ - Wikipedia赤くなった(もしくは紫)葉は教科書ではリン酸欠乏を疑うべきと記載されている事が多い。その理由として、葉にアントシアニンが蓄積されるからという理由が記載されている。アントシアニンが蓄積されると赤や紫色になる理由の背景はpHによるアントシアニンの色の変わり方を見るの記事で触れた。こ...

 

キウイフルーツの果肉の緑は何の色素?

ぐっとぴさんによる写真ACからの写真キウイフルーツが目についてふと気になった。そういえば果肉の色が緑だと。果肉ではないけれども、花の色を決める4大色素の記事で植物の色素に触れた。植物の色素で緑といえばクロロフィルだけれども、キウイフルーツの果肉の緑色はクロロフィルなのだろうか?自然免疫を高める食品は何か?の続きということで検索をしてみたら、緑色系、黄色系キウイフルーツ果実の発育および貯蔵中のクロロフィル、カロテノイド色素 園学雑. 68(5): 1038-10...

 

サクラの樹液はゴムの様

先日の藤棚の下のフジたちの記事で見たサクラの木の群生の中で、樹液が固まっているものを見た。サクラの木から出る樹液はどれも濃度が濃そうだ。サクラの木の樹液に昆虫が集まるという話はあまりというかほぼ見ないけれども、濃度が高い事が昆虫が集まらない理由なのか?チョウが好む花サクラの樹液について調べてみたら、下記の内容を見かけた。/***************************************************/桜の樹液をトラガカントゴ...

 

藤棚の下のフジたち

写真右上に藤棚があって、左側にサクラの木がある。このサクラの木の根元に、フジらしき草?が繁茂していた。フジらしきつるを持ち上げた時、不定根が発生しているのが目についた。ヒルガオ科の強さに頼るフジが結実して、土にタネを落とし、発芽して、巻きつける相手を探す為に伸長している最中、定期的に節から不定根を発生させて、地面の至るところから養分を吸収している事を想像すると、フジはすごく強い植物だなと思えてくる。林床で光が差し込むところに生えた植物藤...

 

マメアサガオが咲いている

道端でとても小さなアサガオらしき花を見かけた。葉はマルバアサガオっぽいので、比較的最近日本に入ってきた外来種なのかな?と勝手に想像する。容赦ないアサガオ花の詳細を見ると、葯の色が紫だった。帰って小学館の図鑑NEO 花 | 小学館を開いてみたら、この植物はマメアサガオと呼ばれているらしい。葯の紫はフラボノイドだとして、他のアサガオではどうだったかな?と思い返してみると、アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?で掲載した...

 

カキの葉とネコ

chappyさんによる写真ACからの写真カキの色素の記事でタイトル通り、カキの色素について調べてみた。せっかくの機会なので、カキについて他にも色々と調べてみた。地人書館の新訂図解植物観察事典でカキのページを開いてみたら、/*******************************************/若い芽にはビタミンCなどを多く含むので、ネコ、小鳥などが好んで食べる。また、葉にもビタミンCが多いので、薬用として利用する/*****************...

 

カキの色素

nimojiさんによる写真ACからの写真上の写真は素材サイトのものだけれども、そろそろ色付き始めるようなカキの木を見かける。最近は植物の色素について注目しているので、カキの果皮の色について気になった。いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみるカキの果皮が橙色なので、カキとカロテノイドで検索してみたら、カロテノイドが増加するカキ「富有」の保管温度 - 農研機構のページに辿り着いた。上記のページでは収穫後のカキを保管温度の異なる場所においたらカロテノイドの量が増えたという内...

 

人間よ、萩から学べ

一見壁から垂れ下がる枝だけれども、近づいてみると、ハギの小さな花が咲いているのを見ると、秋の訪れを感じる。話は変わるが、ハギは低木として扱われているものが多い中、はぐれハギは究極のしなりを得る表現が正しいかわからないが、ヌスビトハギとハギといった茎が木化しないような種類もある。もしかしたら、草本のように見えて、刈り倒さずに残していたら木化するかもしれないので、なんとも言えないけれども、木本のハギと草本のハギは分類学的に近いのなか?ということが気にな...

 

アズキの種皮から発見された色素

前回の初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まるの記事で、ねじれて複雑な形をした花がノアズキではないか?という話題を挙げた。新たに知り得た知見があれば、その内容を掘り下げておくといずれ何処かで役に立つので、アズキを見ておく事にする。最初のとっつきとして、Wikipediaを見てみると、アズキにはサポニンやポリフェノールが含まれており、サポニンは血糖値を抑制し、ポリフェノールには強い抗酸化力があるらしい。フェニルプロパノイド類が血糖値の上昇を緩やかにするはずポリフェ...

 

初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まる

春、ミヤコグサが咲いていたところのすぐ近くに何やら黄色い花が目立つようになった。ミヤコグサにミツバチが集まる黄色い花で内部がうねっている。何科の草の花なのだろう?この写真ではわかりにくいが、葉は三出複葉になっていた。カタバミとクローバ花の写真をGoogleの画像検索を利用して調べてみたら、ノアズキやヤブツルアズキという植物名が表示された。マメ科のアズキか。そういえばアズキの花は一度も見たことがないな。アズキ - Wikipedia ...

 

ブナ科の木の上の方で紫色の花が咲いている

林を見ていたら、ブナ科の木の頂端の矢印の箇所がふと気になった。つる性のクズがブナ科の木の頂端まで伸長していて、バカボン君さんによる写真ACからの写真こんな感じの花を咲かせていた。クズはマメ科で花の形も典型的な蝶形花で、花蜜の報酬が高い傾向にある花なので、秋に向けて涼しくなる頃に、この花に昆虫が集まってくるのだろうな。ミツバチとマメ科の花冬支度に向けての花蜜採集というところかな。発熱蜂とハチミツの濃さ追記クズに...

 

秋に咲くアザミの開花はあと少し

今年の7月中旬に投稿した秋に開花するアザミを楽しみにして秋の訪れを待つの記事で、おそらく秋に咲くであろうアザミらしき草の開花を楽しみに待つという内容を記載した。あの記事後も週に一回程度で冒頭の写真の箇所に向かっている。冒頭の写真は刈り取られてもうなかったので、1m程離れた株を観察対象とする。上の写真の矢印の左側にアザミらしき草がある。流石に8月を越えて、周辺のササらしき草が繁茂してわかりにくくなっている。見ての通り、まだ開花はしていない。...

 

イネのウンカ類への抵抗性

トビイロウンカは大陸から季節風にのってやってくるの記事で、稲作で厄介なトビイロウンカは大陸から季節風に乗ってやってくると記載した。日本にやってきたウンカはイネの葉に産卵し、何世代か世代交代するが、日本の寒さでは越冬する事ができない。トビイロウンカを含むウンカ類でイネの抵抗性の研究がないか?検索してみたところ、昆虫の加害によってイネに発現する誘導抵抗性 - 植物防疫 第64巻 第11号(2010 年)という報告があった。内容は以前紹介したジャスモン酸や青葉アルデヒドがイネでも同様に...

 

薄い色の花弁のアサガオからフラボノイドのことを考える

前回の記事の薄い色の花弁のアサガオの花が咲きましたで見た薄い花弁のアサガオの花でいくつか気になることがあった。これは私だけではなく、この株だけ生育が遅いと話題に挙がる程、様々な方でも一目瞭然な違いだった。これは植木鉢を上から見た時のものだけれども、写真の中心や左上の方に葉の色が薄いものがある。これは発芽した時からずっとそうで、色の薄い(黄緑)葉の株は生育が遅い傾向にあった。この色の花が咲いた時に、この色はなんと呼ばれているのだろう?と気になったので...

 

薄い色の花弁のアサガオの花が咲きました

夏休みの定番のアサガオ観察。もうすぐ9月というところでたくさんの花が咲き始めた。一つの株に5粒程蒔いたらしく、紺や紅といった定番色の花が咲いた。pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る紅色の花のアサガオアサガオのタネのミックスからランダムにタネを蒔いたようだ。そんな中で、薄い紫のような花が咲いた。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科の花色のページを開きながら確認してみたところ、淡鼠(薄い灰色)か水浅葱(薄い青)...

 

水素酸化能を有するイネの内生菌

前回のケイ酸苦土肥料から稲作を模索するの記事でケイ酸のことを調べている時に、前に土壌微生物とケイ素という記事を投稿したことを思い出した。植物の根と共生していたストレプトマイセス属の細菌から分泌されるシデロフォアが鉄ではなく、ケイ素と錯体を形成していたというもので、過去記事で紹介した論文中でケイ素と生物の関わりは予想以上に深いかもしれないと期待しているという旨が記載されていた。ここで次に気になるのは、機能は異なるかもしれないが、ストレプトマイセス属の細菌とイネが共生している報告があるか...

 

維管束とオーキシンと発根

前回の維管束とオーキシンの記事で、オーキシンが維管束の形成に関与している事に触れた。高校生物でオーキシンの内容に触れる時、オーキシンの有名な働きとして、緑肥を使いこなす前に側根や不定根の発根の促進がある。側根や不定根は栽培において秀品率の要であるので、発根の動きをイメージできるのは何かと強いということで、発根についてもう少し掘り下げてみる。これは双子葉植物の維管束のパターンの一つである並立維管束を慣れないGIMPで頑張って描いた。GIMP ...

 

維管束とオーキシン

前回のイネの秀品率を高める為に不定根に着目するの記事でおそらくイネの秀品率の決定打になるであろう不定根を見ることにした。不定根の発生には植物ホルモンのオーキシンが関与しているということで、オーキシンの働きについて整理する。オーキシンの働きを知る上で有名な実験があるので紹介する。オーキシンは上記の図のように頂端で合成され、師管を介して基部(根)に向かう(オレンジの矢印)。※前回の記事でオーキシンは頂端以外でも合成されている事に触れたけれども、頂端でオーキシン...

 

イネの秀品率を高める為に不定根に着目する

シバの分げつを見るの記事でイネではないが、イネ科植物の不定根を見た。不定根の発生は米の秀品率に大きく影響を与える要因であることは間違いないので、不定根の発生についてわかっていることを把握しておきたい。稲作の中干しの意義を整理する脇芽を知って、挿し木を知ろう(イラストは双子葉植物だけれども)不定根といえば、高校生物でオーキシンと脇芽と不定根頂点で合成されるオーキシンが根の方に移動する際、地上部の途中にある脇芽の発生を抑制しながら、根に...

 

アサガオの根元には色素を溜め込んだ根がたくさん

小学校で定番の夏休みのアサガオ観察。うちのは幼稚園の方でタネを蒔いたものだけれども、他の子のアサガオと比較して、アサガオの伸長が遅かった。根元に目を向けたら、不定根が生えていて、しかもこれから不定根が発生しそうな突起も出来ている。タネを浅く蒔いたのか?それとも根の下の方で障害が発生したのか?これがアサガオの伸長が遅い理由なんだろうなとアタリを付けているが、他に注目すべき箇所がある。オーキシンと脇芽と不定根それは、根の色が紅色になっていることだ。...

 

シバの分げつを見る

草抜きをしている時にイネ科のシバを抜いた。茎がちぎれてしまったが、この草から得られる事は結構多い。①の茎の分げつ(シュート)が②になるのだろうけれども、矢印の箇所を見ていると、分げつした箇所の節の葉から養分転流をして分げつが伸長したように見える。更に興味深いのが、分げつの2節目から不定根が発生していたこと。不定根は最後の手段今回抜いた草は不定根が発生しやすい種類の草であるため、イネとは少し異なるかもしれないけれども、養分...

 

師管の働きと圧流説

前回の植物体内でのシンクとソースの記事までで、サイトカイニンによる養分転流でシンク強度の増加から維管束の師管の話に移った。シンク - ソースと師管の話で養分を送り出す器官(上の図で葉)のソースと養分を受け取る器官(上の図で果実)のシンクがあった場合、ソースの方が養分濃度が濃く、いくらシンク強度を増強したとしても、相対的にシンクの方が濃度が薄くなるため、師管は想定通りに動いてくれないはず。この師管による養分転流はどのように考えられているのだろう?ということで整理してみることにした。...

 

アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?

アサガオのこぼれ種が自生した箇所を見つけた。いつも通っている道だけれども、早朝にこの道を通ることはほぼなく、アサガオは昼にはしおれるので、今までこの場所にアサガオがこんなにもいた事に気が付くことができなかった。自生した和のアサガオは少し前あたりから探していて、やっと見つけた。アサガオといえば、朝に咲いて昼にはしぼんでいる花という事で有名だけれども、どこの本で読んだか忘れたが、しおれるというのは、花粉を夏の暑い日差しから守る為という説であったはずだ。この...

 

イネは長い育種の歴史においてサイトカイニン含量が増えた

写真:長野の栄村小滝集落の米づくり前編より米の収量に関することを見ていく事にする。講談社 新しい植物ホルモンの科学 第3版の36ページに/*************************************************/サイトカイニン含量が高いイネの収量は高い。品種改良の過程でそのような品種が選択されたと考えられるが、その知見をさまざまな作物の品種改良に適応できる可能性もある/*************************************...

 

ウキクサは稲作においてどのような影響を与えるのか?

前回のレンゲ米栽培の水田と有機一発肥料の記事で有機一発肥料の話に触れ、有機一発肥料はレンゲ米の栽培には向いていない可能性がありそうだ(あくまで個人的見解)という内容を記載した。その内容の一つに、窒素等の成分の肥効が前倒しになるため、その余剰分が、ウキクサの繁茂に影響を与えるのではないか?という内容を記載した。ウキクサに関して様々な意見を耳にする。ウキクサを良く捉える方と悪く捉える方がいて、整理するとどうやら田植え直後にウキクサが増殖するのは誰に...

 

イネの花芽分化の条件

前回のイネの有効分げつ歩合とはの記事でイネの分げつのうち、収量に関するものとそうでないものの違いを見た。収量に関係ない分げつは収量に関する分げつから発生した高次分げつのことを指す。となると、一般的に言われる中干し前の分げつが有効で、中干し後の分げつが無効というのはあくまで指標であって、明確な判断基準ではないということがわかる。今のところ、傾向として(観測範囲内で)一律レンゲ米の水田は分げつの発生が遅いというのも、無効分げつの発生を抑えているという可能性も十分あり得る事...

 

イネの有効分げつ歩合とは

レンゲ米の畑の一つが先週あたりから急速に生育をはやめ、しかも葉色は緩やかに濃くなっている状態になっている。葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすい上の写真のレンゲ米のイネは周辺のイネと生育状況では大差ない状況となっている。元JAの営農指導員曰く、上の写真の水田の株は比較的茎が太く見えるそうだ。中干しによって土壌中の窒素の形態とかが変わったのはなんか影響があるのかな?といろいろな想像をしてしまうが、今は適切な判断をするために知識不足を埋めることが先決なので、前回のイネの分げつ...

 

イネの分げつについてを知ることが大事

窒素肥料過剰でイネの葉の色が濃くなるのはなぜだろう?までの記事でレンゲ米のことを見ている。近所でレンゲ米を栽培している箇所が数箇所あり、どの水田も一律で薄い葉色と分げつが少ない傾向にある。これは地上部よりも発根が優勢になっている事に因るものだと予想しているのだけれども、自身で栽培しているわけではないので確認はしていない。物事を判断するためにはイネの知見が全然ないので、一つずつ丁寧に見る必要がある。今回は収量に関与する分げつについて見ることにする。分げつは他の植...

 

ヒルガオの雄しべの下で

ヒルガオを探していた。住んでいる町でやっとヒルガオが自生しているところを見つけた。ヒルガオかコヒルガオ、それともその間の子なのかはわからないが、どのヒルガオも探すきっかけになったある予想の条件に合致しているので、早速近づいて観察してみることにする。おや、花の筒の箇所に何かいる。腹部に毛が生えているし、コハナバチか?小さなマメ科の花と小さなハナバチ脚に花粉を付けている。コハナバチがいた事で、なんとかこのハチを撮影しようと意識して、当初...

 

窒素肥料過剰でイネの葉の色が濃くなるのはなぜだろう?

葉の色が濃くなるとどうなるのか?までの記事で、植物が吸収できる二大窒素のアンモニア態窒素と硝酸態窒素について見てきた。土壌表面を水で覆う水稲では、土壌中の酸素が少なくなり、窒素の形態は主にアンモニア態窒素となる。イネは肥料の窒素分をどう利用するか?の記事でアンモニア態窒素の利用を見てきたけれども、アンモニア態窒素のアンモニウムイオンは毒性も高い為、吸収後すぐに無毒なグルタミン等のアミノ酸として葉に運搬されると記載した。ここで一つ疑問が生じる。稲作で最も...

 

いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみる

前回の葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事の途中で、イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つというリンクを掲載した。サクラチネンはいもち病のファイトアレキシンとしての作用がある。※ファイトアレキシン≒感染病の抵抗性ファイトアレキシン - WikipediaYikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるサクラチネン - Wikipediaサクラチネンの構造を見ると、フラバノン骨格の化合物なのでフラボノイド...

 

葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすい

前回のレンゲ米の水田からイネの生長を考えるの続きレンゲを育てて鋤き込んだ後に田植えをした水田では、レンゲ鋤き込み以外の条件が似たような水田と比較して、葉色が薄く葉の茂りが少ない傾向(あくまで主観)があることを記載した。この状態が良いのか悪いのかを判断するのは難しいけれども、欠乏症が出ているというわけではないので良い事であると予想している。前回の記事では植物の反応として、水溶性の窒素化合物と発根についてを見た。イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つ...

 

レンゲ米の水田からイネの生長を考える

レンゲ米の水田に集まる昆虫たちまでの記事でも記載しているが、ほぼ毎日、レンゲ米の水田を様子を見ている。知人といえ人様の畑であるので厳密な観測ではなく、本当に様子見程度。レンゲ米の水田のことを知るために、周辺で田植えの前に土が悪いであろうなという箇所をいくつかピックアップしておいて、その水田の様子も合わせて見ている。おそらく施肥設計はほぼ一緒で、大きな違いはレンゲで土作りをしているかどうか※レンゲで土作りをしているので、土作りに用いた肥料に違いは生じるそんな中で最近顕著...

 

秋に開花するアザミを楽しみにして秋の訪れを待つ

近所の川の近くでいつ花が咲くのだろうと楽しみにしているところがある。楽しみにしているのは、今まで見てきたアザミっぽいトゲのある葉だけれども、全体的に細い印象のある草で、茎にはトゲがない。アザミは時々無意識で触れて痛いことがあって人の生活にとっては厄介な扱いになることが多いけれども、※特にアメリカオオアザミなんかやたらと葉がかじられている。葉の虫食われの痕を見ると、昆虫にとってはトゲは特に関係なく、むしろ周辺の動物から逃れる為の場所になったり...

 

花の向きとオニアザミ

壁の割れ目に生えた草は何か?の記事を投稿している時に気になったことがある。何が気になったのか?の前にベレ出版から出版されている石井博著 花と昆虫のしたたかで素敵な関係 受粉にまつわる生態学という本のハチが好む花の特徴で、ハナバチは大体の形の花から花蜜を穫れるけれども、特に横向きや下向きの花が良いという記述があった。横向きといえば、キキくんさんによる写真ACからの写真マメ科の花だろう。うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真下向き...

 

壁の割れ目に生えた草は何か?

壁の割れ目から草が生えている。写真左側のレンガの箇所は花壇なので、おそらくこの割れ目の先には土がたくさんあるのだろう。この草をマジマジと見ると、やわらかそうな肉厚の葉に鋭いトゲがあるからアザミのように見えるけれども、アザミにしては鋸歯(葉のギザギザ)が少ない。アザミという名前が頭に浮かぶと同時に人の生活とアザミの記事で記載した「分化の途上にある若いグループ」というもの浮かび、それだったらアザミだったらどんな形でもアリか!ということも同時に浮かぶ。...

 

紅葉の落ち葉が土に還る

紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還るこれから暑い夏に突入するわけで、秋の紅葉の話ははやいけど、そこは気にせず話を進める。紅葉といえば、寒暖の差が激しい秋において、光合成を抑える為のフィルター的意味合いで葉にアントシアニンを蓄え、速やかに葉緑素がなくなることで赤くなるとされる。鮮やかな赤になるのは、おそらく紅葉の時期の葉のpHが低いからだろう。pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る赤色の葉がいずれは褐色になる。色素がどのように変化しているのかを追ってみる。 ...

 

植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイド

前回の人には認識できない色の色素の記事で無色の色素は人が認識できないだけで、紫外線の色の色素があるという内容を記載した。植物の色に限らず色というものは降り注ぐ太陽光のうち反射した波長のものを人の目が色と認識しているわけで、山猫さんさんによる写真ACからの写真植物の葉であれば、光合成に不要な緑色の波長を反射するので人の目には葉は緑色に見える事になる。紫外線というのは、人が認識できる可視光線で最も波長が短い紫色の外側の光で、生物にとっては反応性が高く有害性が高...

 

人には認識できない色の色素

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見るまでの記事でアサガオ等で様々な色の色素を見てきた。色素の中には淡黄のような薄い色の色素があったり、pHによるアントシアニンの色の変わり方を見るで見た無色の色素というものもある。無色の色素は色素ではないのでは?という疑問が生じるかと思うが、これからの話で無色の色素というものが大事になってくる。主に黄色の花で、人の目では鮮やかな黄色に見える花がある。うちには紫外線透過・可視光吸収フィルターがないのでリンクで済ます...

 

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見る

2014年、ニュースで幻のアサガオを再現したという報道があった。プレスリリース - 「幻のアサガオ」といわれる黄色いアサガオを再現アサガオの古い記録には黄色いアサガオが咲いたという記述があるが、今は淡黄はあっても黄色いアサガオはない。遺伝子組み換えによって黄色いアサガオを再現させたのだ。遺伝子組み換えを成功させるためには、発現させたい形質の深い理解が必要で、黄色いアサガオが再現できたということは、色素の理解が大幅に進んだことを意味する。黄色いアサガオの内容を読むと...

 

黄色い色素のフラボノイド

幻の黄色いアサガオという話がある。テレビのニュースでこの話題を見た人もいるかもしれない。伝統的な育種(遺伝子組み換えなし)で交配されたものに淡黄という花弁の色(写真はない)がある。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科の204ページに黄色い花のアサガオが一度だけ咲いたというコラムがある。古典園芸としてのアサガオの記録にも黄色いアサガオの記述があるらしい。黄色いアサガオがなぜ幻なのか?を紐解いてみたい。アサガオはアントシアニジンという赤から青...

 

紅色の花のアサガオ

Gokkyさんによる写真ACからの写真前回の紫色の花のアサガオの記事で花弁の色が紫になる理由を調べた。次はnonkosanさんによる写真ACからの写真紅と呼ばれる色についてを調べることにする。色の判断は難しく、上の写真の花弁を紅と見るか紅紫と見るか悩ましいところ。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科によると紅を理解する為には紅紫を知る必要があるらしいので、上の写真は紅紫ということで話を進める。Edgar181 - 投稿者自身に...

 

紫色の花のアサガオ

前回の色鮮やかなアサガオの秘密に迫るの記事で、アサガオの花の鮮やかな青はpHによって色が変わるアントシアニジンと花が咲くに従って、花弁のpHが上昇することに因るということを記載した。色素のpHに影響は強酸であれば赤で紫色を経てアルカリ性で青になる。それを踏まえた上で、Gokkyさんによる写真ACからの写真紫色のアサガオの花についてを見る。前回に引き続き、再び株式会社誠文堂新光社の朝顔百科を開いてみると、紫色は花弁中の液胞のpHを調節...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ