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カテゴリー : 植物の形

 

マメ科らしき実を付けた木

名前が気になった木があったので、写真を撮っておいた。気になった箇所は実がマメ科っぽい形をしていること。名前を調べたかったので、葉の形を撮影しておいた。自身のマメ科に対するイメージと異なってた。とりあえず、アップロードした2つの写真を頼りに検索をしてみたところ、ハナズオウという木の特徴が近かった。ハナズオウの開花は春らしいので、素材サイトから花を探したら、こんな感じの花だった。一つ一つの花を見てみたら...

 

アカメガシワとヤブガラシ

石垣の隙間からアカメガシワらしき木が生えている。ここをよくよく見てみると、ヤブガラシらしき草も一緒に生えていた。ヤブガラシとスズメバチヤブガラシといえば、巻き髭をもつツル性植物で、結構目立つはず。アカメガシワに巻き付いて上に伸長しているのだけれども、冒頭の写真を見直してみるとヤブガラシが目立っていない。アカメガシワといえば大きな葉なので、ヤブガラシが巻き付いても目立てないのだろう。アカメガシワも炊ぐ葉アカメガシワは強いな...

 

葉はどうした?

道端に生えていたキク科の草が気になった。何が気になったのか?というと、下の方が葉が密集していたのに対して、上の方は葉がほぼない。※もしくは目立った葉がない。とりあえず、上の方にあった花付近をまじまじと見てみた。葉が千切れたのか?それとも葉が伸長しなかったのか?中途半端に葉らしきものが残っていた。葉から離れた場所では小さな葉があった。続いて、株の下の方から発生している脇芽を見...

 

7月中旬、アカメガシワの雄花を見かけた

自転車で走っている時に見かけたアカメガシワらしき木。今まさに満開になりかかっていた。今年はじめてアカメガシワの雄花を見かけたのが、アカメガシワの花が咲いていたの記事の6月の初旬で、今は7月の中旬。株毎の開花時期にばらつきが大きいな。※ちなみに直近で開花してそうな雌花は見つからない。開花条件はどうなっているのだろうか?暑くなった時期でもこんなに種全体でこんなにも長く開花を続けると、養蜂における蜜源として重要であることがわかってくる。い...

 

生ごみを埋めている場所からカナムグラらしき草が生えた

庭の生ごみを埋めているところに今までいなかった草が生えてきた。生ごみを埋める土もまずは土壌改良有りき生ゴミの他に周辺で抜いてきた草や落ち葉も入れていたので、それに混じってやってきたタネだろう。この草はアサ科のカナムグラか?ドクダミが繁茂しているところを自身の巻き髭でうまく巻き付いて繁茂している。そんな中、上の写真ではわかりにくいが、カナムグラの茎がツル性らしからぬピシッと直立している。ドクダミに少しだけ巻き付いているだけ...

 

シロクローバの葉に蓄積する色素

シロクローバの園芸種が気になった。葉の模様はおそらくアントシアニンの一種だろうけれども、葉によって色素の蓄積の仕方が違って面白いなと。葉がごっちゃになっているので、もしかしたらいろんな株が混じっているのかもしれない。葉の色素の蓄積は、暑さに弱いクローバが色素による遮光によって多少暑さに強くなるのだろうと予想している。レンゲの葉が紫色この時にふと頭に浮かんだのが、緑肥としてこの葉を鋤き込みたいなと。葉に含まれるアントシアニンが土作...

 

アカメガシワの子房が膨らむ

特にこれと言った書く内容がないので、いつも見ているアカメガシワの雌株の様子でも載せておこう。隣合うアカメガシワの雄株と雌株受粉した箇所の子房と言って良いのかな?子房らしき箇所が膨らみ始めている。タネができるのが楽しみだ。

 

ヒルガオの花が咲いていた

朝、小川の横を自転車に乗って走っていたら、色鮮やかな箇所があることが目に付いた。ヒルガオだ。道端の草であるのに、園芸用のアサガオ並の花の大きさなので、周りに花が咲いていない環境であれば、ヒルガオの花はとにかく目立つ。アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?

 

アカメガシワは梅雨前の花蜜ボーナスのような木だ

里山のような環境の林の縁でアカメガシワが満開を迎えつつあった。すごい量の花なので、花蜜と花粉も相当の量だろう。かるく見渡してみたが、雌花らしき木が見当たらないので、ミツバチは花蜜と花粉の大半を巣に持ち帰るだろう。花蜜と花粉に含まれる成分ヒトやミツバチから見たら、こんなにもありがたい木はないだろう。こんなにもありがたい木が林縁を好んで、しかも生育が早いときているので、スダジイやクリに続く、花蜜ボーナスのような木であるのは間違いない。林縁の風媒花の木々スダ...

 

隣合うアカメガシワの雄株と雌株

アカメガシワの雌花らしき花を見つけたの記事で、たくさんのアカメガシワの木を見て、やっと雌花らしき花が咲いている株を見つけた内容を記載した。復習の為に記載しておくと、これが雄花で、これが雌花。アカメガシワは雌雄異株(しゆういしゅ)である為、同じ株に雄花と雌花が咲くことはない。行動圏内にあるアカメガシワの木のほとんどが雄株で、雌株はほとんどない。なんでこんなにも雌株が少ないのだろう?と気になり検索をしてみたが、特にこれといった理由の記載は見...

 

アカメガシワの雌花らしき花を見つけた

アカメガシワの雌花が見つからないの記事以降、アカメガシワの木を見かける度に花の形を見ている。雄の花ばかりでなかなか見つからないなと思い、注意して見続けていたら、花の形状が異なるアカメガシワを見つけた。花を近くで見たら、雄花と形が全然違う。これがアカメガシワの雌花なのだろう。あまりの少なさに雌花を見つけた時は嬉しかった。この雌株を見つける前で咲きかけの株を8本程見たよ。なんでこんなにも雌株が少ないのだろう?...

 

アカメガシワの雌花が見つからない

アカメガシワの花が咲いていたの記事で、記事名通り、アカメガシワの花を見かけた。このアカメガシワだけれども、説明文を読んでみると、雌雄異株(しゆういしゅ)であるらしい。雌雄異株というのは、雄花を咲かせる木と雌花を咲かせる木が別という意味になる。アカメガシワの花が咲いています/日野振興センター日野振興局/とりネット/鳥取県公式サイト雌雄異株 - Wikipedia雌雄異株は身近ではイチョウぐらいしか思い付かず、アカメガシワで雌雄異株という用語に出会えるとは思ってもいなかっ...

 

アカメガシワの花が咲いていた

舗装された小川の壁に生えているアカメガシワらしき木だけれども、開花し始めていた。ピントがうまく合わなかったが、ハエらしき昆虫が花の周りに集まっていた。そういえば、アカメガシワ ‹ 花を増やそう! 蜜源・花粉源 データベース | みつばち百花で、養蜂において枯れになる梅雨の最中から梅雨明けにかけて咲くので、重要な花蜜花粉源という記載を思い出した。7月上旬に咲く花を知りたいアカメガシワは在来種らしいし、パイオニア植物で蜜源にもなる。更に秋に落葉して...

 

クズから作物の品種改良の偉大さを再認識出来た

ツユクサの食用はイチオシであるらしいに引き続き、道端にある食べられる草の話題。自由国民社から出版されている食べられる草ハンドブック(森昭彦著)の本でツユクサが記載されているページで他の植物として、マメ科のクズの記載があった。クズの葉は炊ぐ葉に成り得るか?クズは根から葛粉が出来て、そこから葛餅が出来るので、食べられる植物で有ることは間違いないが、冒頭の本では他の部位が可食部になるという記載がある。クズは花も産業利用できるらしい...

 

ドクダミの花は集合花

息子と植物図鑑を読んでいた時に、ドクダミの花は集合花であるという記載を見かけた。ドクダミの花というのは、これだ。植物の形に詳しい人であれば、ドクダミの花は集合花であり、上の写真の白い箇所が花弁でないことは当たり前かもしれないけれども、知らなかった自身にとってはなかなかの衝撃的な内容だ。白い箇所は総苞片と呼ばれる葉だ。では、花について見ていこう。接近してみると、こんな感じ。一見すると雌しべだらけの花に見え、これは雌花?と思いたくなるが...

 

特徴的な切れ込みの葉の草の名は何か?

息子と道を歩いていると、上の写真の草を見て「この草は何?」と質問してきた。よく見かける草で前に気になって調べてみたのだけれども、名前を覚えられなかった。なので、特徴的な箇所をいくつか撮影して、図鑑で調べてみるかと帰宅した。子供向けの図鑑を持ち出し、春と夏の草で調べてみたが見つからず。普段仕事で使っているような図鑑で調べるのは面倒くさいなと思い、葉でGoogleの画像検索をしてみたら、アメリカフウロという名前が表示された。アメリカフウロ - 松江の花図鑑を見てみたら...

 

クリの木を中心として

今の時期、古い民家がある道を歩いていると、強烈な匂いを感じることがある。匂いの発生源はブナ科のクリの木の花か。クリの花といえば、蜜量が半端なく多く、様々な生き物が集まってくる。クリの花に集まる昆虫たちとその天敵たち一番目の写真を撮影した時も、ハチの翅音が凄まじく、小さなハチから大きなハチまで様々なハチが飛び交っていて、時々木に鳥が突っ込んでくる。生物多様性を維持したければ、とりあえずクリの木やシイの木を植えるところから始めるべきなのだろうなと、...

 

三出複葉の小葉柄からもう一枚の小葉

人工的な小川の側面に隙間から生えている草が気になった。つる性で三出複葉の小葉がひし形っぽいので、マメ科のヤブマメかな?と思うが自信はない。小葉が集まって複葉林道でヤブマメらしき草と出会った名前の事は置いといて、気になった箇所というのが、三出複葉の小葉の一枚の小葉柄の箇所からもう一枚小葉が発生していた。こういう変異ははじめて見たけれども、よくよく考えてみれば、小葉柄が極端に短いクローバで時々見られる四ツ葉と同じ...

 

メグスリノキとは何か?

最近、メグスリノキという木の話題が頻繁に挙がる。話題が挙がる理由としては、机の上にメグスリノキ成分配合の肝油が置いてあるからだろう。おとなの肝油ドロップブルーベリープラス | 野口サプリメントシリーズ話はいきなり脱線するが、肝油を食すようになったのは、Eテレの魚の教養番組で肝油の話題が挙がり、そういえば小さい頃に肝油を食べていたなという事を思い出し、肝油が美味しかったという記憶も同時に浮かんできて、再び肝油を食べるようになった。肝油を食べ始めて、目の乾燥が緩和された。...

 

主要イモ類のキャッサバもトウダイグサ科

トウダイグサの花をまじまじと見るまでの記事でアカメガシワの理解を深める為に同じ科であるトウダイグサ科の植物を探すことにしている。トウダイグサ科の植物で検索をしてみたところ、キャッサバの名が挙がっていた。キャッサバといえば、つい最近流行っていたタピオカの原料として見聞きしたが、個人的には作物学で主要五大イモ類としてキャッサバの名前が挙がるのに、在学中から今に至るまで、一度もお目見えしていないという感覚の方が大きい。ちなみに五大イモ類といえば、馬鈴薯(ジャ...

 

トウダイグサの花をまじまじと見る

トウダイグサを探しての記事で記憶を頼りにしてトウダイグサらしき草の場所に行き、写真を撮影した。トウダイグサ科の植物の花は独特な形をしているらしいので、じっくりと見ていくことにする。これは冒頭の写真の花を横にして撮影したものだ。植物図鑑(小学館の図鑑NEO 花 DVDつき)によると、① + ③が雌花になり、②が雄花であるそうだ。雌花の方をもう少し細かく見ると、①が柱頭で、③が子房となる。雌花と雄花が離れているが、上の写真は子房がかなり膨ら...

 

トウダイグサを探して

トウダイグサ科の植物を探しての記事で記載した内容になるが、トウダイグサ科のアカメガシワという木本植物が気になりだして、この木を理解する為に同じ科の植物を学べばアカメガシワについての理解が進むかもしれないということで、トウダイグサ科の植物を探すことにした。次男が植物の図鑑でトウダイグサ科のトウダイグサを見ていて、この特徴的な形の草は何処かで見た覚えがあるということで、翌日早速その草を見た場所に行ってきた。アスファルトの隙間から生えている草で背丈が低い...

 

トウダイグサ科の植物を探して

川原のアカメガシワとクズの記事までで投稿している通り、アカメガシワという植物が気になってしょうがない。その気になりが伝染したのか?次男が自身で購入した植物図鑑(小学館の図鑑NEO 花 DVDつき)を持ち出してきて、アカメガシワのページを開いていた。横から見ていて気がついた事がある。冬によく見かけるポインセチアがアカメガシワと同じトウダイグサ科であるらしい。確かに花に見える箇所は赤い葉だし、ポインセチアはなぜそんなに高い位置で開花する?...

 

アカメガシワは落葉高木に分類される木本植物だ

アカメガシワの花外蜜腺までの記事で見ているトウダイグサ科のアカメガシワだけれども、何処にでもいるのにすごいやつで、日に日に好感度が上がってる。このアカメガシワだけれども、道路で見かける時は自身の身長よりも低くて多年草のように錯覚するが、落葉高木に分類されている木本植物だ。近所で背の高いアカメガシワを探してみることにした。近所の緑地の里山のような林の端で、アカメガシワらしき木を見かけた。上の写真ではわかりにくいので印をつけてみると、...

 

アカメガシワの花外蜜腺

道端でアカメガシワらしき株がいて、葉の上で黒い点のようなものが多数動いていた事が気になった。この写真では、右上と右下に黒い点があり、よくよく見てみると、アリだった。そういえば、アカメガシワの葉には花外蜜腺があるとどこかで読んだことが思い出し、しばらくアリの行動を観察してみたら、新緑のサクラの木の周りをハナバチが飛び回る葉の茎側(葉柄付近)に点がいくつかあり、どのアリもしばらくその点で立ち止まり、ある程度したら他の場所に移動していた。...

 

クズの葉は炊ぐ葉に成り得るか?

アカメガシワに含まれるポリフェノールまでの記事で、アカメガシワについて気になりだしたという内容を記載した。気になりだしたという事は、当然話題にも挙げるわけで、大きな葉を見かける度に柏餅のような話題が挙がる。その中で、長男からマメ科のクズの葉で餅を包んで食べたいという話題が挙がった。クズの葉は食料に出来るのだろうか?根から取り出したデンプンで葛餅を作って食す事が出来るから、クズ自体は食用に成り得るけれども、それは葉にも言える事なのかな?とこの...

 

アカメガシワの若い葉の赤さ

アカメガシワも炊ぐ葉の記事でトウダイグサ科のアカメガシワという落葉樹について触れた。上の写真を見てわかる通り、若い葉が赤いことにより、赤芽で炊ぐ葉でアカメガシワと呼ぶらしい。なんで若い葉では赤く、展開するに従って赤みがなくなっていくのか?が気になった。個人的な見解なので真偽はわからないが、葉の中で蓄積された赤い色素は分解されないのでは?アカメガシワと色素で検索をしてみたところ、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/自然探訪2011年10月 アカ...

 

アカメガシワも炊ぐ葉

かしわは炊ぐ葉までの記事で柏(かしわ)について調べていた時に、赤芽柏(アカメガシワ)という名前の木が目に付いた。アカメガシワはカシワという名前が付いているが、ブナ科ではなくトウダイグサ科の木であるらしく、落葉樹に分類されている。アカメガシワの赤芽は新芽が鮮紅色からきており、カシワという名が付くだけあって、炊ぐ葉の特徴もある。Wikipediaには更にパイオニア植物としての特徴もあるという記載があった。アカメガシワ - Wikipedia荒れ地に生えるパイオニアのハギ ...

 

かしわは炊ぐ葉

カシワが得意とする環境はどんなところ?でカシワが得意とする環境がわかり、近畿圏にカシワがあまり自生していない理由もわかった。この内容を踏まえて、柏餅といばら餅の記事中で紹介した研究で触れている、古代史において近畿圏で書かれた文書で柏という文字が頻繁に出現する理由について触れていこう。個人的に知識が乏しい木に遭遇したら、最初に必ず佐道健 木へんを読む - 学芸出版社を読むようにしているので、今回も柏(かしわ、かしは)についてのページを開いてみると、古代史においては柏は特定の木を...

 

シラカシの春の紅葉

シラカシの木が全体的に紅色っぽくなっていた。近くで見るとこんな感じ。シラカシの花が咲いているの記事でもシラカシ全体が紅色っぽくなっていることは目に付いていたが、常緑樹のクスノキの紅葉と落葉の記事でクスノキの春紅葉という現象を知った上で今回のシラカシを見ると、これもシラカシの春紅葉なのかな?と思ってしまう。紅色になった古い葉が展開したての新しい葉を紫外線から守りつつ、花の位置を目立たせている感がなんか良いね。初春は紫外線が強いらしいからね。関連記...

 

柏餅といばら餅

街路樹として植わっていたカシワを見かけたの記事で、大阪北部の緑道でカシワの木が植えられていたという内容を記載した。カシワといえば、餅をカシワの葉で包んだ柏餅が有名であるが、近畿圏以西ではサルトリイバラ科のサルトリイバラの葉を用いる事があるそうだ。近畿圏以西でサルトリイバラを用いる理由は、近畿圏以西ではカシワの自生が少ないからだそうだ。※サルトリイバラの葉で包んだ餅をいばら餅と呼ぶことがあるそうだ。柏餅 - Wikipedia...

 

最近、一重咲きヤマブキを見かけない

庭でヤマブキが咲いていた。ヤマブキといえば、サクラと同じバラ科で、八重咲きをよく見かける。前に八重咲きではない一重咲きヤマブキを見かけた時に、これは確かにサクラと同じバラ科だと思った。一重咲きヤマブキを見るとバラ科の木だなと思う。関連記事ヤマブキの花弁の色素は何だ?

 

ムラサキウマゴヤシはアルファルファ

黄色い花を咲かせるクローバらしき草の記事でウマゴヤシについて調べていたら、黄色い花のウマゴヤシの他にムラサキウマゴヤシという草の名前が目に付いた。検索をしてみたら、こんな形の植物だった。ムラサキウマゴヤシの別名がアルファルファであるらしい。アルファルファといえば工芸作物学でその名を見かけ、牧草やスプラウトのイメージが強い。以前、タネを購入して、スプラウトになるぐらいまで育てて食した事があるが、開花まで育てるとこんなにも鮮やか...

 

多年草らしき草に巻き付く蔓性低木のアケビ

田の横を歩いていた時にふと気になった。上の写真を見ると、気になったのは、先端で赤い葉が展開している背の高い草?と思いたくなるが、この草に絡まっているアケビらしき低木だ。花が咲いていた。まだあまり昆虫を見かけない時期だけれども、一体何の昆虫がアケビの花粉を媒介しているのだろう?という事が気になったので、帰宅後に調べてみた。花粉の媒介ではないが、興味深い内容を見かけたので、自身の記録用として残しておく。田中肇著 花の色香 - ミ...

 

ムクロジの実

近所の公園でムクロジ(無患子、槵)の実があったので、マジマジと見てみることにした。上の写真の左がおそらく長い間放置していたもので、右が比較的新しいものだと思う。ムクロジに関しては患いを無くすムクロジの木に記載がある。実に界面活性の作用を持つサポニンが豊富に含まれていて、実から天然の石鹸を作る事ができる。とりあえず新しい方を割ってみる。中には硬いタネが入っていた。これは羽子板の羽や数珠に使われているそうだ。数珠のルーツ – 芳雲堂ブロ...

 

クスノキの落葉は緑色の箇所が残った状態で起こってる

常緑樹のクスノキの紅葉と落葉の記事で常緑樹のクスノキの春の紅葉について触れた。どうやら昨年の秋冬を越えて古くなった葉を、春の新芽の展開に合わせて捨てているようだ。落葉した葉をマジマジと見てみると、落葉樹の落ち葉と異なり、緑色の箇所が残っている。これは葉緑素が残っているという解釈で良いか?であれば、古い葉からマグネシウム等の金属の養分を回収せずに葉を紅化させて落葉しているということになるのか?ここらへんの内容が詳しく記載されている内容があるのか?と調...

 

常緑樹のクスノキの紅葉と落葉

足元に紅葉している常緑樹の葉が落ちている事が気になった。写真では一枚だけれども、葉が堆積しているところでは真っ赤だった。この葉はクスノキの葉だろうから、周辺のクスノキを探してみることにした。これがクスノキだ。主に左側が紅葉している。クスノキ - 千葉の県立博物館のページによると、クスノキは4月に紅葉して、落葉すると記載されていた。落葉は落葉樹のように一斉ではなく、すでに新しい葉が展開した後に古くなった葉が紅葉して落葉するそうだ。...

 

ケヤキは国産の広葉樹の最優良材

昼間でも暗いと感じる程大きく育つ槻の記事でケヤキについて触れ始めた。ケヤキについて理解するためのヒントとなるものは何だろう?とケヤキに関する読み物を読んでいたら、チロースという用語を見かけたので、今回はチロースについて触れていきたい。ちなみにWikipediaでケヤキとチロースに関して触れている箇所をピックアップしておくと、/*********************************************/日本の材としては、ジャパニーズ・ウイスキーの樽に使われること...

 

昼間でも暗いと感じる程大きく育つ槻

今住んでいる場所が高槻と呼ばれている場所で、地名に木偏に規で槻(ツキ)という漢字が当てられている。槻(ツキ)というのは、ニレ科のケヤキの古名になるらしい。※槻でツキノキと読むこともあるらしい。古名ということは現在使用されている名前もあり漢字もあるわけで、ケヤキの漢字を調べてみると欅と書く。※欅の漢字は複雑なので、拡大表示で確認できるサイトのリンクを掲載しておく欅 | 漢字一字 | 漢字ペディアケヤキといえば木材として良く聞くが、お恥ずかしな...

 

榊と柃

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの続きまでの記事で木偏に神と書いて榊(サカキ)について見てきた。前回の記事まででは昔の人々はサカキの何処に神秘性を感じたのだろうか?という疑問が解消できなかったので、今回は園芸学でサカキと同じぐらい重要だと習う同じモッコク科のヒサカキについて見てみることにする。ヒサカキを漢字で書くと、姫と榊で姫榊と書いたり、木偏に令で柃と書くそうだ。前者はまだ榊が入っているが、後者は命令や令和の令が旁として使われている。...

 

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの続き

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの記事で神事に用いられるサカキ(榊)について触れた。古来の日本では植物や先端が尖ったものに神様の力が宿るという考え方があり、1年を通して緑の葉をつける常緑樹も神の恩恵を受けると考えられていて、サカキがそれに当てはまる。サカキをもっと知る為に山と渓谷社から出版されている林将之著 くらべてわかる木の葉っぱを開き、常緑樹の木々の葉を俯瞰してみることにした。サカキの葉は全縁でのっぺりした葉の常緑樹に分類され、この分類には...

 

もう一つの梓の楸

梓弓こそが真の弓の記事で木偏に辛と書いて梓と書くアズサという木について触れた。とはいっても、実際にアズサという名前の木はなく、Bostonian13 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる現在ではミズメ(水芽)という木がアズサだと考えられているそうだ。梓が特定の木を指さず、いくつかの木の意味を持つのは何故だろう?佐道健 木へんを読む - 学芸出版社で梓について読んでみると、中国で梓は古来、百木の長という意味があったらしい。...

 

木偏に亶と書いて檀

木偏に真と書いて槙に引き続き、佐道健 木へんを読む - 学芸出版社を読んでいる。日本の神話に登場する木を知っていくと、古代の人々が暮らしていた環境が薄っすら頭に浮かぶようになってくる。今までは政に関わる木が多かったが、政と同じぐらい重要な事として戦があるわけで、木製で強烈な武器として現存する弓について興味が湧いてきたので、弓に関する木を探してみることにした。木偏に亶(タンやセン)と書いて檀(マユミ)と読む木がある。このマユミという木の名前を...

 

木偏に隹と書いて椎

木偏に匊で椈の記事までで、森林を学ぶ上での一手として、漢字を学び直し、木と共に生きた人たちの気持ちを触れようとブナの漢字を調べた。今回は他のブナ科の木について触れていくことにする。ブナ科の木を思い浮かべてみると、シイの花は様々な生物にとってボーナスのようなものだと思うコナラやクヌギではなく、シイが頭に浮かぶ。シイといえば、シイの実が頭に浮かぶだろう。このシイだけれども、漢字では木偏に隹(ふるとり)と書いて椎が当てられている。隹に...

 

忍者の撒菱

先日、伊賀流忍者の方から忍者の心得や技についての話を聞いた。伊賀流忍術学園 京都道場 | 大人も子供も本気で学ぶ忍術の寺子屋剣道をやっていた身として、忍者の技で最も感銘を受けたのは忍刀とその刀に特化した剣術だけれども、今回の本題は別になるのでここでは触れない事にする。忍者の話の中でとある植物の実の話題があった。この実は菱(ヒシ)と呼ばれる植物の実であるらしい。中にタネが入っているらしく、皮のトゲは触ると痛い。名前からわかる通り、忍者の戦いで名前を頻...

 

ヒイラギの葉には歯牙がある

ヒイラギは何故木偏に冬と書くのか?までの記事でヒイラギについて見てきた。ヒイラギは漢字で書くと、疼木もしくは柊と書く。前者の疼木は葉が刺々しく触れると痛い事に拠る。ここまで痛い葉になるためには葉が厚くなければならず、森林の中では当然陰樹となる。陰樹の耐陰性とは何か?陰樹は陽樹と比較して成長が遅い傾向にあるので、庭木として植えた場合に重宝する。他に縁起が良いとされ、他の木には見られない晩秋に花を咲かせるという特徴も相成って、木偏に冬で柊の漢字が当てら...

 

ヒイラギは何故木偏に冬と書くのか?

木偏に冬と書いて柊の記事で木偏に冬と書いて柊(ヒイラギ)と読む植物について触れた。古事記の時代からヒイラギの独特な葉の形に霊力があると考えられていた木であって、以前は比比羅木という漢字が当てられていたそうだ。では、何故今は柊という漢字になっているのだろう?その理由を知るために成美堂出版から出版されている樹皮・葉でわかる樹木図鑑でヒイラギを開いてみることにした。樹皮・葉でわかる 樹木図鑑|成美堂出版すぐに目についたのが、ヒイラギの花期が11〜12月になっ...

 

木偏に冬と書いて柊

アカマツはアンモニア態窒素を好むまでの記事で木偏に公(おおやけ)と書いて松(マツ)と読む事の成り立ちが気になって調べてみたら、思った以上に様々な知見に触れることができた。もしかしたら、他の木の漢字を見ても同じような体験が出来るかもと思い、佐道健 木へんを読む - 学芸出版社という本を購入してみた。開いてすぐに木偏の漢字を並べた目次のページがあったのだけれども、難読すぎて9割方読めなかった。読めないということは今はまだ知らないということで、新たに出会える知見がた...

 

山に生えるマツ

マツの葉と潮風までの記事で海岸に生息するクロマツについて触れてきた。一旦クロマツについてはここまでにしておいて、今度は他のマツについて見ていく。これから見ていきたいマツはアカマツになる。アカマツは山道で時々見かけるらしいが、針葉樹林のマツであるため森林の生存競争ではおそらく不利であるはず。この疑問を解消する為にアカマツについて調べていくことにする。アカマツといえばマツタケを外生菌根菌として共生することで有名だ。マツタケの...

 

マツの葉と潮風

松脂とは何か?までの記事でマツと日本人についてを見てきている。マツが浜辺を生息域として、他の植物が生育出来ない環境で生育していることに強さを見出し、松原の維持管理をすることで松脂といった燃料を得ることが出来る。更にマツから湧き出た水は美味しいときたら、マツを神格化したくなる気持ちはわかる。この話で触れておくべき話は他にもある。それは、マツが潮風に強いという特徴だろう。この内容に触れるために、他植物が潮風に弱い要因は一体何なのか?に触れておく必要がある。...


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