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京都環境フェスティバル2020「冬でも楽しめる自然探究」のワークショップで話をしました。

カテゴリー : 植物の形

 

スミレの見分け方

スミレの花が咲いていたの記事の続き成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑でスミレのページを開いてみたら、色々と興味深い事が記載されていた。例えば、受粉方法や種子の散布方法等他にスミレの種類の見分け方というコラムもあって、花茎?の途中で葉があるかどうか?で種類の絞り込みが出来るらしい。上の写真は成長点から伸長した花茎に葉がなく、先端に花が咲いているので、スミレやアカネスミレに絞る事が出来、茎の途中に葉があるアオイスミレ等は除外する事ができるようだ。前...

 

スミレの花が咲いていた

道端にスミレらしき花が咲いていた。葉は葉柄側がフタバアオイのように丸まっているからアオイスミレと思うけれども、その割に葉が細長く鋸歯があるのでアカネスミレ?のような気がする。アオイスミレ - Wikipediaアカネスミレ - Wikipediaなんか、今年は様々な草で開花するのがはやい気がする。河川敷でクサフジらしき草を見かけたここらへんの種の特定はここまでにしておいて、地面すれすれに咲くスミレは何の昆虫によって花粉が運ばれているのだろう...

 

ケヤキの根元に同じ植物がびっしり

近所の街路樹で目がいった。上の写真では遠くから見ているからよくわからないけれども、近くで見ると、木の根元に同じ植物がびっしり。この植物はいったい何なんだ?ここまで同じ植物がいるということは、この植物から得られる事が多いはず。今はこの植物の名前はわからないけれども、大きくなって花を咲かせた時に、この植物の名前を調べる事にしよう。

 

河川敷でクサフジらしき草を見かけた

大阪の高槻の摂津峡から芥川に沿って歩いていたら、摂津峡で緑の石探し河川敷でヘアリーベッチらしき群生を見かけた。以前、ベッチの事を調べていた時、ヘアリーベッチは和名でナヨクサフジと呼ぶ事を知った。緑肥のヘアリーベッチの底力ナヨクサフジ - Wikipediaヘアリーベッチは海外の牧草だが、この時、在来種でクサフジという草がいることも同時に知った。クサフジ - Wikipediaナヨクサフジとクサフジを見分けるのは難しいらしい。...

 

ホトケノザの唇形花と閉鎖花の続き

今回はホトケノザの唇形花と閉鎖花の記事の続き前回の記事でホトケノザには開放花である唇形花と閉鎖花があることに触れた。前回はまだよくわかっていなかったので適当にこれとかかな?と写真を載せてみたけれども、ここで一つ疑問が残る。もし、雄しべが花弁の上の方にあって、雌しべが花弁の下の方にあるとしたら、写真のように伸長してしまうと、雄しべと雌しべが接触する機会はないなと。というわけで、閉鎖花を学ぶ為には雄しべと雌しべの位置を把握する必要がある。はじめ...

 

ホトケノザの唇形花と閉鎖花

前回の寒空の下で開花しているホトケノザに小さな虫がやってきたの記事でホトケノザを見た。帰宅してから、成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を眺めていたら、興味深い内容が記載されていたので、改めてホトケノザが咲いているところに向かう事にした。このホトケノザは冒頭の写真とはちょっと違う。ホトケノザは唇形花(しんけいか)と呼ばれる花なんだけれども、所々で蕾のまま結実する閉鎖花というものがあるらしい。閉鎖花というのはこれのことか?寒い時期に開花するホトケノ...

 

寒空の下で開花しているホトケノザに小さな虫がやってきた

ホトケノザが咲いていた。数日前に春のような暖かい日があったけれども、寒い2月に花を咲かせて、虫は寄ってくるのだろうか?しばらくこの花を見ていたら、花の周りに小さな虫が飛び回っていた。この虫がホトケノザの受粉に関わっている?小さな虫を撮影する為にどこかに止まるのをしばし待つ。ハバチだろうか?花をばらして受粉しているか?を確認したら良かった。

 

ヨモギの葉の表面の白さは何だ?

寒い中、道端に生えるヨモギは元気だなと。ヨモギといえば、乾燥した地域で虫がほとんど来ないから、虫媒花から風媒花になったと考えられている。ヨモギの花が咲いている乾燥した地域といえば昼夜の寒暖の差が大きいはずで、この差によってヨモギは寒さに強いのかな?この時期のヨモギはどことなく白っぽく見えるので、葉をマジマジと見てみることにした。葉の表面に白い毛がたくさん。葉の裏も見てみたら、表同様、白い毛がたくさん。この毛が気孔...

 

キノコとヤシャブシ

トリュフ型キノコのショウロの記事でマツ科の木と共生するキノコ(外生菌根菌)についてに触れた。木と共生するキノコとして、森を学ぶ為にブナ科の木々を学ぶ※photolibrary香りマツタケ,味シメジのホンシメジブナ科の木と共生するテングダケやホンシメジに触れた。他に冒頭のリンク先の記事のマツ科とショウロや、マツタケといったキノコもある。他にキノコと共生する木として挙がるのがカバノキ科の木になるらしいが、カバノキという名前を見て、名...

 

街路樹の樹皮が剥がれ落ちる

公園にある程度の大きさになった木があった。あまり自信はないけれども、この木はクスノキだろうか?昨年のドングリ探しの時に若い木でも上の写真のように樹皮に割れ目が入る木があることを知った。クスノキ - Wikipediaこの木の樹皮をよくよく見てみると、所々が剥がれていて、樹皮が剥がれているんだよね。これは木の新陳代謝のようなものに見えるけれども、どうだろう?クスノキといえば、大阪よりももうちょい南で、森が極相に達しそう?な...

 

老いたサクラの木と地衣体

芝生の上に地衣類が付いた枝が落ちていた。この枝を見上げると、樹皮に地衣類が付いているサクラの気があった。木の下の方がボコボコしているので、冬を何回も経験して枝をたくさん落としてきた比較的老いたサクラの木だろう。ここでふと思った事がある。比較的若いサクラの木にはあまり地衣類が付いていない(という個人的なイメージがある)。樹皮にある抗菌作用なのか、樹皮がボロボロになって取り付きやすくなっているからか?そう思うと、ある程度の年老いた木に地衣類...

 

とあるマメ科の草の冬越しの続きの続き

公園や道といった公共の場所で見かける整形された低木で、これらの木の根元には小さな生態系が出来ている。低木の根元を見てみたら、羽状複葉のマメ科の草がいた。マメ科の黄色い花が鈴なりで開花しているここで話を終わらせようかと思ったが、低木の生け垣のところでちょっとした穴があることが気になって除いてみた。低木の群生の内で、羽状複葉のマメ科の草が木の幹に巻き付きながら伸長していた。この草はわずかに差し込む光でも良いのね。ここであれば...

 

うちのクローバは寒空の下でも元気

レンゲ米栽培の田の冬のレンゲの様子の記事の後に気になったことがある。レンゲは低温で葉の色が紅っぽくなったが、うちの庭で昨年の1月からいるクローバはどうだろうか?前回の記事のレンゲとうちの庭のクローバは近い位置なので、レンゲと同様の低温環境は経験していることになる。というわけで早速確認してみると、大きい葉も新しく発生した葉も綺麗な緑色の葉色だった。クローバはレンゲよりも低温環境に強い?そうではない気がする。低温の時期になる前にどれだけ...

 

とあるマメ科の草の冬越しの続き

とあるマメ科の草の冬越しの記事の続き。今回の記事の写真は前回の記事の写真と同じ時間帯に撮影したもの。イネ科の草の根元あたりにマメ科であろう草がいた。葉の色は綺麗なので、この寒空の下でも低温障害が発生していないようだ。おそらく、上の写真のように小葉を下に垂らして、葉の裏面を他の小葉の裏面を向くように配置していることで寒さを回避しているのだろうけれども、この形にすると何のメリットがあるのだろう?一つ考えられるのが、葉の裏面付近の湿気を保ち、冬の...

 

とあるマメ科の草の冬越し

アザミのロゼットは美しいの記事に引き続き、冬越ししている草に目を向けてみる。昨日の朝、雪が降っていてが、雪が積もるということはなかった。雪(雨?)が止んでから外に出てみたら、葉が密集している草が目についた。葉が密集していて判定が難しいが、節間が長い箇所は三葉複葉になっていて、先が尖っているので、おそらくミヤコグサだよな?カタバミとクローバミヤコグサにミツバチが集まる節間を伸ばさず、小葉を密にさせることでは冬越しに対して有利に働くのだろう...

 

アザミのロゼットは美しい

寒空の下、イネ科の草が枯れたままでいる所で、ちょうどイネ科の群生であったところの縁にロゼットがいる。ロゼットを探しに行く前におそらくノアザミだろうか。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へイネ科の枯れ草が厳しい冷たい風を遮断しつつ、縁であるので十分に受光できる。よく見ると、葉の色が濃くなっている。葉の濃さはおそらくアントシアニンに因るもので、アントシアニンは受光を抑えて活性酸素の発生を減らす事に役立つと考えられている。葉でア...

 

幼木が冬の寒い風に当たる

よく通る道の街路樹のところの隙間にエノコロの小さな群生があるのだけれども、そこの若い木が生えている。ブナ科のクヌギのように見えるけれども、実際のところ何の木なのだろう?この木をよくよく見てみると、葉の先端の色がオレンジっぽく、下の葉に若干の緑が残っている。栽培におけるこのような葉の色の抜け方はマグネシウム欠乏(葉が黄色で、葉脈部分に緑が残る)だと判断するけれども、マグネシウム欠乏は移行性が強く、下位葉に症状が出やすい。苦土と書い...

 

ドングリの殻斗は何の為にあるのか?

前回の持ち帰ったドングリから昆虫の幼虫が出てきたよの記事で、持ち帰ったドングリの表面に穴が空いて、中から昆虫の幼虫が出てきた事を記載した。それに合わせて、ドングリの殻斗とは何だろう?という話をした。ブナを探しに大阪北部の妙見山へブナ科の共通祖先の殻斗の形に近いと考えられているブナの殻斗を見ると、殻斗が外敵から堅果を守っているのは一目瞭然だろう。若山神社のシイ林比較的古くから生存しているシイ属のツブラジイの殻斗を見ても、ブナ同様に...

 

持ち帰ったドングリから昆虫の幼虫が出てきたよ

家に持ち帰ったドングリを机の上に置いていたら、堅果の表面に丸い穴ができて、そこからこうちゅう目の昆虫っぽい幼虫が出てきた。これはドングリ採集していたらよくある話だろう。この話をここで終わらせるのは勿体ないので、話を進める。この幼虫はおそらくゾウムシだろうけれども、この幼虫はいつドングリの中に入ったのだろうか?※シギゾウムシ?それがわかる素晴らしい動画があるので、そのリンクを紹介する。どんぐりと虫 | NHK for School - ゾウムシがコナラのどんぐりに産...

 

ブナ科の系統を見る再び

唐突だが、先月平凡社から発売された世界のどんぐり図鑑(徳永桂子著 原正利解説)という本を購入した。解説の方が以前紹介した原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略 - 京都大学出版会の著者ということで、上記の本の内容を補完するために読んでいる。早速、今まで気になっていたことの現状を調べる事にする。気になっていたことというのは、ブナ科の系統を見る今まで読んできたブナ科の本を元にドングリ探しのベースとして作成した上の図で、コ...

 

シリブカガシのドングリを見る

おそらくシリブカガシであろう木を見かけた。シリブカガシというのは、マテバシイ属に属する木で、ドングリの尻が凹んでいる。糺の森でドングリを拾うこの木の下で、殻斗付きのドングリを拾う。見ての通り、一つの花序に様々な向きと大きさのドングリ(以後、形を区別するために堅果とする)があったであろう殻斗が融合している。殻斗の融合の数は以前見たマテバシイとは比べ物にならない程多い。マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?この堅果を見ていると、ブナ...

 

落葉性の木の下の常緑性の木

先月の中旬頃に投稿した林縁の林床に行って空を見上げるの記事で、林の端で落葉性のコナラ属の木(おそらくアベマキ)と常緑性のアカガシ節の木(おそらくシラカシ)がいる箇所の写真を投稿した。この場所はほぼ毎日通過しているので、引き続き様子を見ていた。今は12月中旬、落葉性の木は一通り落葉を終えて、木に少し葉が残っている程度になっている。それを踏まえた上で、冒頭の箇所はどうなっているのか?予想通りの展開ではあるのだけれども、ここまではっきりとカシの木を覆う葉がなくなっている...

 

チリメンガシの木を見に行く

京都御苑でチリメンガシという名称を見かけたので、チリメンガシの木を見に行ってきた。どこか透いている感じの樹形で、葉が縮れていた。この縮れ具合がチリメンガシの名の由来になっているらしい。木の根元を見てみると、ウバメガシの堅果に似た形のドングリが落ちていた。チリメンガシ - 花図鑑|神戸市立須磨離宮公園のページに記載されている内容によるとチリメンガシはウバメガシの変種(園芸品種)であるらしい。ハニワ工場公園で出会った新たなド...

 

殻斗の頂点に毛があるドングリたち

昨日の京都御苑でイチイガシと出会うの記事で、イチイガシのドングリの見分け方の一つに堅果の先端に毛があるか?と殻斗が縞模様で毛がないというものがあった。堅果の先端に毛があることで頭に浮かんだものとして、京都御苑でツクバネガシと出会うの記事で見たツクバネガシの堅果と、アカガシのドングリを探しに本山寺への記事で見たアカガシがある。※上の写真は毛が堅果の表面全体だけれども、少量ながら堅果の先端に毛があるものもある。手元にあるツクバネガシの先端を改めて見てみ...

 

京都御苑でイチイガシと出会う

ひょんなことから京都御苑にイチイガシが居ることを知り、早速行ってみる事にした。イチイガシについては神社で見かけた小さなドングリの記事で触れている。イチイガシの木に辿り着いた。葉の先端が細くなっていて、葉の真ん中から先端にかけて鋸歯があるのでおそらくイチイガシで良いだろう。※林将之著 くらべてわかる木の葉っぱ - 山と渓谷社を参考にしている足元にドングリがあった。今まで見てきたドングリと形が似ているので、ドングリだけで見分けるのは難しそう...

 

落葉とヨモギ

壁面に堆積した落葉のところにキク科のヨモギらしき草がいる。10月初旬に写真の箇所のすぐ隣でヨモギが花を咲かせていたので、ヨモギがここにいてもおかしくないだろう。ヨモギの花が咲いているこのヨモギだけれども、葉の形がちょうど良い感じで落葉の間から葉を出していて、根周辺は暖かく葉は光合成に適している状態になっている。ロゼットは冬期の地上部の成長は遅いように見えるけれども、地下部は成長を続けているイメージがあるので、上の写真はまさに成長に適しているのだろうなと。

 

ロゼットを探しに駐車場へ

ロゼットを探しに行く前にの記事を踏まえ、早速ロゼットを探しに行く事にしよう。探しに行く時に必須となるのが、ロゼットがどのような環境を好むのか?で、一般的に言われるのが、土手等の人の手で草刈りが頻繁に行われている空き地等あたりになる。頻繁に草刈りが行われているところの代表格がおそらく駐車場で、早速駐車場に行ってみると、おそらくムラサキ科のキュウリグサらしきロゼットを見かけた。キュウリグサ - Wikipedia各根生葉の葉柄(中心から葉の丸い部分まで...

 

ロゼットを探しに行く前に

ひょんなことからロゼットを見るようになった。ロゼットというのは冬に平地でよく見かける上のような葉の事で、キク科やアブラナ科の草でよく見かける形状だ。自信は無いけれども、葉の両側が少し内側に曲がっていてヘラ状に見えるから、オオバコ科のヘラオオバコかな?と当たりを付けている。ヘラオオバコ - Wikipediaとりあえず、関わる事になったなら定義はしっかり見ておかないとなということで、文一総合出版から販売されている亀田龍吉著 野草のロゼットハンドブック...

 

京都御苑の針葉樹と広葉樹

前回の京都御苑でツクバネガシと出会うの記事に引き続き、京都御苑内での話。小葉の付け根から意図っぽいものがぶら下がっている木を見かけた。これは実なのかな?と近づいてマジマジと見てみる。これっておそらくスダジイの葉だよな?シイ属の街路樹の木ブナ科の木にひょろっとした果実が付くかな?と疑問になって、触ってみたらぽろっと落ちた。そうか!これは落葉したマツの葉か!見上げてみると、スダジイの木を更に高いマツの...

 

京都御苑でツクバネガシと出会う

前回の糺の森でドングリを拾うの続き。所用で下鴨神社の糺の森に行った後、鴨川のデルタ、鴨川公園を歩き、京都御苑に向かった。ここにも用があったけれども、用事が何であるか?はここでは触れない事にする。京都御苑内には林がいくつかあり、比較的マツが多いところを歩いていると、足元に何処かで見たようなドングリがあった。殻斗には毛があり、触り心地もふさふさしている。これは大阪府高槻市の本山寺で見たアカガシのドングリとそっくりだ!ただ...

 

糺の森でドングリを拾う

所用で京都の出町柳に行く機会があったので、久しぶりに下鴨神社の糺の森に立ち寄った。前に訪れた時よりも木について見れるようになってきたので、草ではなく木も見てみることにした。糺の森から少し離れた所の泉川沿いに遠目からでも木になる気があった。葉周辺を見てみるとなんかマテバシイ属っぽいので、足元にドングリがあるか?探してみたら、殻斗が融合しているドングリを見つけた。マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?ドングリのへその...

 

建物の生け垣にサザンカ

建物の生け垣でサザンカらしき低木を見かけた。生け垣は陽が当たりやすい時間帯があったり、家で日陰になったりと、日当たりが強いように見えて、陽と陰が極端だよね。シイ林の林床で触れたようにサザンカの耐陰性と花の綺麗さが生け垣としてよく植えられる要因なのかなと。蕊が見えるサザンカ(もしくはツバキ)の花を見ると、蕊をマジマジと見たくなるよね。やはり、雄しべが花弁になりかかっている箇所があった。雄蕊の本数だけ挑戦できる話は戻るけれども、耐陰性の強い...

 

アカガシのドングリを探しに本山寺へ

名古屋大学出版会から出版されている広木詔三著 森林の系統生態学 -ブナ科を中心ににアカガシとツクバネガシが標高によって棲み分けをしているという内容が記載されていた。詳細は標高500m付近で高い方にアカガシ、低い方にツクバネガシが棲み分けているというものだった。標高を視野に入れて、新たなドングリのなる木を探しに行くことにした。先日、あくあぴあ芥川にて、標高約520mのところにある高槻の本山寺にスギ林とカシ林があることを知った。本山寺といえば、枕状溶岩と出会いに高槻の...

 

雑木林の木々の樹皮の模様に注目する

近所の雑木林に入る機会があった。日が差し込んでいることからわかる通り、この雑木林は落葉性の樹木が主で構成されている。上の写真の中心に写っている木だけれども、樹皮の模様が中心を境にして向きが変わっている。下が左側に向かった模様で、植えが上側に向きを変えている。木の特徴の一つに木が小さい時に上から何らかのものが載っかっても伸長出来ることが挙がっていたことを思い出した。上の写真のような樹木の模様の向きが変わることも注目していくと得る事が多いのだろうなと。

 

アサガオのつるが巻き付けなかった

先日、歩いている時にアサガオの花を見かけた。このアサガオ、よく見ると葉の形が和のアサガオに見える。アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?西洋アサガオであればこの時期に咲いていても違和感はないけれども、和のアサガオがこの時期にこれ程綺麗に咲いているのは不思議だなと。例年と比較して暖かいのかな?話はかわるけれども、このアサガオがスイセンらしき葉に撒きつこうとしているけれども、巻き付けずに葉の間を通過しているのは面白いな。スイセンが花をつけている

 

アラカシのドングリは遅れて熟す

ドングリが熟すの記事で触れたシラカシの木の近くに、ブナ科コナラ属のアラカシの木があるが、この木のドングリがなかなか熟さない。昨日、この木に行ってみたら、ほぼ熟しているドングリがあった。殻斗がまだ緑なので、そろそろ熟し終わるといったところか。比較写真がないので難しいが、シラカシよりもアラカシのドングリは丸っこくて大きい。大きいが故に熟すのに時間がかかったのかな?ハニワ工場公園で出会った新たなドングリの木の記事でへそ(殻斗側)の形も...

 

ハニワ工場公園で出会った新たなドングリの木

コナラのように見えるけれども、このドングリは一体何だ?に引き続き、ドングリを探す。ドングリは神社仏閣や古墳等の遺跡を探すと良いと何処かで見た。好都合な事に私が住んでいる大阪府高槻市は今城塚古墳を筆頭に素晴らしい史跡がたくさんあるため、ドングリ探しとしても良質な地域であると言っても過言ではない。というわけで、ハニワ工場公園に行ってきた。ハニワ工場公園/高槻市ホームページハニワが並んでいる道を通って、公園の奥に向かうと、足元に見慣れ...

 

とある林縁の冬を迎える前の様子

久しぶりに上の写真の場所に行ってきた。この場所はどこかというと、今年の5月に森林の事を学ぶきっかけになったところで、ノアザミがたくさん自生している。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へ冒頭の写真を見直すと、5月の綺麗さはないけれども、林縁をよくよく見てみると、とても大きなロゼットがたくさんいた。この葉の鋸歯の激しさやトゲの量は間違いなくノアザミだ。この時期にしては大きすぎやしないか!ということでノアザミの事を検索してみ...

 

コナラのように見えるけれども、このドングリは一体何だ?

ドングリに興味を持って、はじめてドングリを探した場所に再び訪れてみることにした。少々深いところに入ったところで、なんか見たようなことがあるような、やっぱりないような殻斗が深いけれども、マテバシイのような殻斗の融合がないドングリがあった。マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?この木、何の木、気になる木は続く…どことなくコナラに似ているので、落葉性だと仮定して、視線を上げて落葉性のブナ科の木っぽいものを探してみたら、コナラのようだけれど...

 

クリの木は虫媒花

前回のブナ科の風媒花の木々の記事で、ブナ科でどの属が風媒花なのか?を見た。ブナ科の系統樹で風媒花の属を赤で囲い、それを踏まえた上で、風媒花の属が(照葉樹林の)森のどこらへんに自生するのか?を見た。※夏緑林のブナは除くここで一つ不思議に思う事がある。それはクリ属の存在だ。クリの木といえば、庭に植わっているイメージがあり、葉も大きめの落葉性で林縁に自生する傾向があるはずだ。クリの木...

 

ブナ科の風媒花の木々

前回の若山神社のシイ林を囲むようにカシ林の記事で、シイとカシが棲み分けしているという内容を記載した。この棲み分けというのが、ブナ科の木の種子と果実の大きさが意味するものの記事で作成したイメージそのものだった。これらの内容に新たな知見を加えてみる。※コナラ属のクヌギの花ブナ科の木には風媒花と虫媒花があり、名古屋大学出版会から出版されている広木詔三著 森林の系統生態学 -ブナ科を中心にを参考に整理すると、赤枠で囲った...

 

ブナを探しに大阪北部の妙見山へ

大阪府と兵庫県の県境に位置する妙見山に行ってきた。妙見山の山頂付近は植生が夏緑林に分類され、ブナが自生している。大阪でブナが自生しているのは妙見山と南の方に一箇所の計二箇所となっているらしい。ブナは冷温な気候(夏緑林)の環境を好み、西南日本では標高が高い山に自生しているとされているが、妙見山は標高660mとあまり高い山ではなく、西南日本において低標高でのブナの生育の南限とされている。妙見山 (能勢) - Wikipedia妙見山ではブナの保護を...

 

陰樹の耐陰性とは何か?

林縁の林床に行って空を見上げるの記事で、森林、主に林縁の事を見てきた。林縁というのは、上の図で右側を指す。右側が陽樹で、カシは常緑木で葉の色が濃く、表面に光沢があっても陽樹的な性質があるらしく、ここらへんの見分けは難しい。林縁の陽樹と、若山神社のシイ林の記事で見てきたツブラジイのような陰樹で、一体何の特徴が陰樹になり得る要因なのだろう?ということをこれから見ていく事にする。名古屋大学出版会出版からされている広木詔三著 森...

 

林縁の林床に行って空を見上げる

陽葉と陰葉の記事で、(落葉木であったけれども)同一個体であっても日が当たりやすいところと当たりにくいところの葉の形が異なるということを記載した。陰葉では陽葉の厚みと比較して薄くして、光合成を行う細胞自体の面積を減らす対応をしていて光合成を抑えつつ、呼吸の量も減らす事によって葉の維持コストを減らしている。葉の厚みを減らす事によって、少ない受光量でも細胞内に光を生き渡させる事が出来るようだ。前回は落葉木の同一株内の陽葉と陰葉だったけれども、落葉木と常緑木の違いも上記の話を踏まえれ...

 

陽葉と陰葉

前回の緑地の林縁の木々たちの記事で、常緑木のカシを囲むように落葉木の(おそらく)アベマキが配置している場所の事を記載した。合わせて、ブナ科の各種の葉の特性とドングリの大きさから、上の図のような関係になるのかな?という事も記載した。これらの内容を踏まえた上で、この写真の林床(写真下部)の箇所を見ると、非常に暗くなっているけれども、シイは非常に暗い林床で発芽、成長をすることになるわけで、これは光合成の視点で可能なのか?疑問になる。この疑問を解消すべく検...

 

緑地の林縁の木々たち

ここは芥川緑地と呼ばれる場所の端の方。人為的に切り開かれたであろう広場の前の林の縁に当たる場所。芥川緑地/高槻市ホームページこの写真を眺めると、背が高くて色の薄い葉の木と、その木の間に位置するように葉の色の濃い低い木がある。前者の葉の色の薄い木はアベマキで、後者の葉の色の濃い木は何らかのカシであるらしい。※近所の博物館でこの場所にクヌギがない(もしくは非常に少ない)ことは確認済みブナ科の系統を見るこの場所は林縁に位置し、...

 

ブナ科の系統を見る

クリ属のドングリを他の属のドングリと比較してみるの記事で、一つの殻斗に対してクリ(堅果)が3個入っていた。たまたまかもしれないけれども、コナラの落葉から落葉性を考えるの記事で載せたコナラのドングリは一つの殻斗に対して一つの堅果が3個でひとかたまりになっていた。ドングリが熟すの記事で(おそらく)シラカシのドングリが一つの殻斗に対して一つの堅果が4個でひとかたまりになっていた。ここでふと思う事が、ブナ科の長い進化において、一つの殻斗に対して複数の堅果のものが一つの...

 

林縁のアザミたちは花を林の外に向ける

林縁(写真の反対側は渓谷)にて、渓谷に関して→摂津峡のホルンフェルス写真の矢印のように湾曲したアザミを見た。アザミの咲き方いろいろ冒頭の写真の周辺にはアザミが数株あったのだけれども、どれも同じ方向(写真背面の川)を向いていた。どうやら頂点の重みで湾曲してしまうようだ。湾曲の向きは光屈性の影響を受けているのだろう。イネの秀品率を高める為に不定根に着目する光屈性であれば、冒頭の写真の奥は暗い森で、写真手前の方が常に明るくなるので、す...

 

クリ属のドングリを他の属のドングリと比較してみる

各ドングリのタンニンの記事に引き続き、ドングリ探しは続く。陽樹で構成される雑木林のようなところにて、足元にいが付きのクリを見つける。クリといえば、ブナ科クリ属の木であるので、クリは広義の意味でドングリと言える。ちなみにクリの葉がどのような形状であるか?を載せておくと、こんな感じ。拾ったクリをハサミやピンセットでこじ開けてみる。一つのいがから、大きな球果一つと、くぼんだ形状のものが二...

 

各ドングリのタンニン

ネズミがドングリを食すの記事で、アカネズミはドングリの化学性防御であるタンニンの作用を無効にして食す事が出来る内容を記載した。この内容を前提にして、京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略のどんぐりと哺乳類の章で、森の小型の哺乳類は食べ切れないドングリを貯蔵し、そのまま貯蔵され続けたものが発芽するという記載があった。ネズミ等がドングリをすぐに食べるものと貯蔵するものとして、小さくてタンニンが少ないものを積極的に食べ...


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