カテゴリー : 植物の形

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もうこのタンポポの花には誰か蜜を吸いに来たかい?

近所の道端でタンポポの花が咲いていた。 タンポポの花を見たら、とりあえずガク片がどうなっているのか?は気になるので見てみたら、 ガク片が反っていないので、これは在来のタンポポだ。 在来のタンポポであれば受粉してタネを付けるので、この花にはもう何らかの昆虫が来ているのかな?と 雌蕊を接写で見てみることにした。 タンポポの花は集合花(頭状花序)なので、一つの花に見えて複数の花が集まって一つの集合を形成している。 学生の頃の実習で一つの集合の中でいくつの花があるのか...

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シャガの花に昆虫が集まる

花がたくさん咲いたということは?に引き続き、身近にある花に目を向ける。 近所の山道でシャガの花が咲いていた。 写真が撮れなくて残念だけれども、ハチかアブらしき昆虫が花に集まっていた。 この花がどんな構造なのか?近寄ってマジマジと見てみることにした。 シャガはアヤメ科アヤメ属の多年草で、 城南宮のアヤメ 斜め上から見るとこんな感じ。 どうやら矢印の個所に蕊と花蜜があるっぽい。 更に詳しく見てみると、中心にあるひらひらとした花弁...

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花がたくさん咲いたということは?

サクラの花が咲いている。 花蜜と花粉に含まれる成分の記事以降、花蜜と花粉が気になっている。 というわけで近づいて撮影してみた。 雄蕊の先端には花粉がたくさんあった。 この花粉をタンパクやミネラルの栄養源にしている生物がいると考えると、 咲き乱れたサクラの木というのは、たくさんの栄養を使って花を咲かせているのだろうなと想像するようになった。 昆虫らに花粉を持っていかれたら、土から吸い上げた各栄養も持っていかれるわけで、サクラはこれらの欠けた栄養はどのように獲...

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花とミツバチの共進化、花の色

photolandさんによる写真ACからの写真 花とミツバチの共進化と報酬の記事の続き 前の記事では花は昆虫の為に花蜜を用意する。蜜を吸いにきた昆虫に花粉を運んでもらう為で、蜜が多すぎると昆虫は満たされて他の花には向かってくれず、少なすぎるとそもそも蜜を吸いにきてくれない。 だから、植物は進化の過程のバイアスで絶妙な花蜜を生産するものが残ったはずだ。 ここで再び、 丸善出版株式会社 Jurgen Tautz著 ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解くに記載されてい...

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秀品率向上の新たな課題は亜鉛をどう加えるか?

バークの下の落ち葉たち 先日、ミカンの木の下で白い綺麗な細根がどうやって出来るか?が話題になった。 色々と試したこととその結果の話題が続いたが、ふと重要な事に気が付いた。 発根促進の一例で、乳酸菌は植物の発根を促進するか?の記事で発根に関するオーキシンは亜鉛と一緒になって効果を発揮するという話題があった。 この内容に従って、ミカンの木の下に視点を戻すと、 オーキシンやそれ以外の有機酸の条件は満たしているけれども、亜鉛はどうなんだろう?と話題を振ってみると、微量要素も検知する土壌...

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肥料が花粉の量と質に影響を与えるか?

photolandさんによる写真ACからの写真 もっと素材太郎さんによる写真ACからの写真 巣箱から蜜を抽出する手順を考慮すると、ハチミツの味に花粉が影響を与えている可能性が十分に有り得る。 前回のミツバチは巣に花粉を持ち帰るの記事で、植物の種類毎に花粉粒の量に違いがあることがわかった。 となると気になるのが、人の手が加わる(肥料等)ことで花粉の質や量が変わることがあるのか?ということだろう。 とその前に触れておかなければならないこととして、 キキくんさんによ...

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ミツバチとマメ科の花

acworksさんによる写真ACからの写真 ハチミツの美味しさを探る上でインベルターゼが重要であるはずまでの記事でハチミツの味の差の要因について調べている。 前回までの記事の糖については一旦置いといて、 キキくんさんによる写真ACからの写真 蜜源植物について見ていくことにする。 ミツバチと花で連想すると、真っ先に思い付くのがマメ科の花で、マメ科の花は複雑な構造故、ハチのような昆虫の中でも群を抜いて賢い昆虫でないと蜜にありつけないそうだ。 mykoさんによる...

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小さなコマツナの株から花茎が伸びた

ベランダにいるコマツナが抽苔(ちゅうだい)した。 抽苔とは気候条件等で花が咲く器官である花茎の伸長が始まったことを指す。 コマツナの花茎の伸長の条件は何だったかな?と思い出してみると、 コマツナはある温度以下の低温に晒された後、暖かい気温と一定以上の日照を経験したら花茎の伸長が始まるはず。 3月に入り日照時間が長くなったし、先日暖かい日があったなということで、葉は全然展開していないけれども、花を咲かせる準備をはじめたと。 葉の展開数が少ないのに、タネを形成するように切り替え...

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菌根菌は草の多様性を減らす?

共立出版 基礎から学べる菌類生態学の内生菌の章でヨトウに関する興味深い記事があった。 菌根菌に関する実験で、とあるイネ科が優先的に繁茂しているところがあった。 このイネ科の草は菌根菌との共生によって優勢となっていた。 この環境において、殺菌剤を連年散布を行ったところ、菌根性の優占植物種であるイネ科は減少し、非菌根性の植物種が増加したという報告がある。 菌根性の植物種が周辺環境の多様性を減らす要因であることになる。 これを踏まえた上で、 前回の初春に畑を占拠するナズ...

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摂津峡の巨岩を盾にして

高槻にある摂津峡公園には摂津峡という渓谷があり、そこには巨岩がたくさんある。 摂津峡公園/高槻市ホームページ 川沿いの歩道の対岸にある山が花崗岩質の岩石であるため、花崗岩マグマが冷えた際の熱により形成されたホルンフェルスが観察出来る場所ということで、美しい景色以外でも見どころいっぱいの場所となっている。 摂津峡のホルンフェルス 巨岩の間を縫うように川は流れている為、巨岩の下には砂が堆積している。 砂が堆積しているところをなんとなく眺めていたら、 水際のところの緑色...

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桜の幹には地衣体がたくさん

高槻の摂津峡のところにある桜広場にて。 摂津峡公園(桜広場) | 高槻市営バス 桜の幹に地衣類がびっしりと付いている。 桜の幹には地衣類がびっしり付いているイメージがあるけれども、桜には地衣類が付きやすいといったことはあるのかな? 地衣類という菌たちの巧みな生き方 それは一旦置いといて 根元ではところどころ地衣類が浮き始めているところがあって、 地衣体がぽろっと落ちているところもある。 とりあえず、この地衣体が土の形成に関係しているかもしれ...

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老木が樹皮が剥がれながらもそこにいる

老木がいた。 何度も剪定をされながらも、長年ここに根をおろし生きていた。 樹皮はめくれ、心の外側の木材でいうところの辺材が朽ちてなくなっていた。 剥がれ落ちた樹皮等が先に根元におちて、土の成分になりつつ、自身もいずれは朽ちていくとなると、木は土になりながら生涯を終えることになるわけで、自身におきかえて周りと一体になりながらというのはどのような心境になるのだろうなとこの木を見てふと思った。 関連記事 木の新陳代謝と地衣類たち

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ペクチンは何から出来ている?

前回の根は地面を耕し土を形成するの記事で、根は土の塊を砕き(物理的風化)、根酸によって細かく(化学的風化)し、根の表層の代謝による剥離で粘着物を土壌粒子に付着させるという内容を記載した。 ここから思うこととして、 代謝が良いことは根の発根が活発になるということに繋がるのでは?ということであって、 粘着物であるペクチンがどうやって出来ているのか?が気になった。 というわけで調べてみた。 最初のとっかかりとして、 大橋貴生 高等植物のペクチン生合成および分解に関与する...

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根は地面を耕し土を形成する

土の形成において、根が土の固い箇所を砕き、根の表層が剥がれ、表層の粘着物が土の粒子を接着するという話がある。 緑肥の効果の一つとして挙がる団粒構造の形成当たりがこの作用に依るものだろう。 この時の粘着物というものが 水溶性の食物繊維のペクチンは吸着能を持つの記事で触れた、植物が自身の体を丈夫にする時に利用するペクチンだと言われる。 根の表層が剥がれることに関して興味深い研究報告があるので、その内容を紹介する。 Control of root cap matu...

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実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見る

冬の土の中には生き物がいっぱいの記事で生ゴミを埋めている土を掘り出して実体顕微鏡を使って土を見た。 せっかく顕微鏡で見たんだから他にも見たいものがあるだろう。 その見たいものというのが、 消臭と有機物の吸着を目的として投入したベントナイトを原材料とした粘土鉱物だ。 土に生ゴミを埋めるという日課 この粘土鉱物はスメクタイトという2:1型粘土鉱物を主として、他に緑泥石も含まれている。 緑泥石という名の粘土鉱物 土壌の専門書には土は粘土鉱物を中心としてそこに有機物...

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土とタデ科の根とタンニン

前回のタデ科の草の根を見るの記事でタデ科のスイバの仲間だと思われる草を抜いて根を確認してみたところ、 黄色い根があった。 色の濃さは根によって異なる。 せっかくの機会なので、根を黄色くする要素を調べてみることにする。 根に関してWikipediaから抜粋してみると、 /*************************************************************/ 根には、アントラキノン体であるクリソファノール、エモジン、クリソファノールア...

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タデ科の草の根を見る

今月上旬、根の観察がしたいと言われ、よく掘り返されていて綺麗に抜きやすい場所を探して、 葉のギザギザは少ないけれども、おそらくタデ科でスイバの仲間だろうと思われる草を抜いてみた。 実際のところスイバを探していた。 この時期に茎が極端に短いロゼット葉は根をしっかりと生やす傾向にあるため、スイバのようなロゼット型の草が適している。 で、丁寧に抜いてみた。 こんな感じ。 ある程度伸長した根が黄色で、これが結構目立っていた。 この色を見て、酸いの葉と...

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桜の老木の根元が朽ちる

街路樹の桜の根元の皮が向けている。 もうこの木は老木のようだ。 皮の表面には地衣類がいて、 地衣類という菌たちの巧みな生き方 めくれた皮の内側には、 菌糸が侵入し始めている。 菌糸が入ることにより構造がもろくなり朽ちていく。 根元が朽ちてしまったら木としては終わりだろう。 木は生きている間に菌によって土へと還る段階に入っているとなると、 自身はもういなくなると思いながら徐々に朽ちていく最後はなんとも悲しいものがある。 この段階であれば、まだ...

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一見ふわふわそうに見えるものでも

これから寒い冬に突入する時期の風物詩の一つにアワダチソウのようなキク科の草のふわふわなタネがある。 白くてふわふわに見えるこのタネを近くでまじまじと見てみると、 実は結構トゲトゲしている。 風にのって遠くにタネを散布する仕組みなのだけれども、 更に近くで見ると、トゲですらなくて、硬い繊維状の糸だった。 はじまりのうたさんによる写真ACからの写真 綿のふわふわ感とは程遠い。 先入観と実際の差がある一例だった。

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レットキャベツのスプラウトの根

レッドキャベツのスプラウト レッドキャベツは赤い色素を溜め込む品種らしい。 発根に目を向けると、 上の写真では色が薄いけれども、 向きによっては鮮やかな紅色に見える。 本来であれば地中にある根で色素は関係ないように思う。 フタをしているので、 白い容器であっても根の周辺はそこそこ暗いはず。 それにも関わらず根に色素が蓄積されている。 そういえばニンジンも根に色素を溜め込むな。 根に色素を溜め込む理由は何なのだろう? 色素を溜め込ん...

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野菜の美味しさとは何だろう?耐寒性

前回の野菜の美味しさとは何だろう?脂肪酸の記事で、第6の味覚として脂肪酸を感知する神経が発見されたという研究を紹介した。 この記事では同じ炭素数であっても、多価不飽和脂肪酸のリノール酸を味として強く感じるそうだ。 この内容を見てふと耐寒性の育種の事が頭に浮かんだ。 よく聞く話として、 寒さに触れた野菜は甘く美味しくなるという話題がある。 これは凍結防止として葉の中に糖を溜め込むからという理由があるけれども、 葉物野菜は寒さに触れて甘くなる 育種の手法...

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ヤシガラを試したら綺麗な細根が増えたらしい

綺麗な細根の発根量を増やしたいと試行錯誤されている方から、 ヤシガラを組み込んだら発根の質が挙がったという話を聞いた。 発根に良い影響を与える成分があるのでしょうか?と質問があった。 ヤシガラ肥料と言えば、土壌の排水性を向上させる為に活用される方が多く、 繊維質が豊富で、カリが比較的多めの肥料として出回っている。 カリは根肥と言われるので、カリが発根に良い影響を与えたのだろうか? 繊維質を入れたことで根腐れしにくくなったという要因もあるだろうけれども、 それだっ...

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野菜の美味しさとは何だろう?食感

化学同人から出版されている食感をめぐるサイエンス 味や香りだけではない,もう一つのおいしさを探るの本に非常に印象に残った内容があるので、自分なりの解釈で整理してみる。 cheetahさんによる写真ACからの写真 焼きたてのクッキーがある。 一つは焼き立て後そのままのクッキーで、もう一つが水を含んだクッキーがある。 この二つを食べ比べてみると、 ほぼ全員がそのままのクッキーを美味しいと言うはずだ。 水は無味無臭とされるにも関わらず。 水を含んだクッキーで一番目立つ...

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人にとっての旨味成分が植物の発根を促進するか?

野菜の美味しさとは何だろう?カロテノイドの話で、 横濱鶏という鶏肉から煮ると黄金色の油が出てくるという話題があった。 これは所謂ダシにあたるので鶏肉から出てくるダシについて調べてみたら、イノシン酸という物質名が出てきた。 パブリック・ドメイン, Link イノシン酸  Wikipedia イノシン酸といえば、鶏肉に限らず、 魚粉(魚系のダシ)にも含まれている三大旨味要素の一つ。 野菜の美味しさとは何だろう?食味の向上の記事で魚粉肥料で作物の品...

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ROTEKのUSB顕微鏡を購入した

先日のりょうこ先生のなるほどお野菜第1回-種編-のイベント中、会場の安満遺跡公園で小型の実体顕微鏡があるということで部屋の隅に置いておいたら、それがすごく好評だった。 顕微鏡を持っておくと、何かと良いことがあるなということで、 パソコンの画面で見ることが出来るUSB顕微鏡を購入してみた。 ※ROTEK 顕微鏡 led8個 顕微鏡 usbWindows,MAC対応 1080p/720P画素 倍率50-1000X ※公式サイトに商品の詳細ページが無いため、リンクの掲載...

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トウガラシの赤い色素の合成を追う

前回の記事でトウガラシの赤い色素と辛味を肥料で増量することができるか? というテーマを元にカプサンチンとカプサイシンの化学式を見た。 オーガニックファームHARAさんのキャロライナ・リーパー 合成経路を眺めていれば、何らかのヒントがあるかもしれないので、 カプサンチンから整理してみることにする。 aiiroさんによる写真ACからの写真 カプサンチンというのは、パプリカの赤の色素で、 パブリック・ドメイン, Link イソプレン[CH2=C(CH...

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サツマイモ対ヤブガラシ数日後

いつもの通り道の横にあるサツマイモ。 ここはサツマイモ対ヤブガラシの記事で触れた 」 ヤブガラシがサツマイモの葉に巻きつきたいけれども巻き付けないところで、 毎日ヤブガラシの様子を見ていたのだけれども、 葉が多くなってきて、巻きひげの発生数も増えたからか、 自身の葉を犠牲にしながら サツマイモの先に巻きつけたっぽい。 とりあえずおめでとうと言いたいところだが、 巻きつけた割にはヤブガラシはあまり優位に立てていない。 ...

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サツマイモ対ヤブガラシ

花壇でサツマイモが育っている。 赤い丸で囲った個所をよくよく見てみると、 ヤブガラシがいる。 ヤブガラシといえば強力な巻きひげで伸長し続けるとても強い草だけれども、 上の写真のヤブガラシはなんとも貧相に見える。 ヤブガラシは重要な棒から意地でも離れない サツマイモは巻きひげはないけれどもつる性植物なので、なんとなく似たもの同士の強い草で、 ヒルガオ科の強さに期待する ヤブガラシはサツマイモに対してうまく巻き付けずに苦戦している。 ...

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崩れた傾斜、二股に分かれた根の下で

前回の風化して崩れた斜面にキノコの続きで、 崩れた斜面に残った木を眺めていた。 写真上の方の土表面付近が黒いのはなんとなくわかるけれども、 木の根が二股に分かれたあたりの深さのところは、 黒くなっているよなと。 更に赤丸で囲ったあたりを見てみると、 地衣類が広がり始めている。 地衣類の周辺はかなり黒い。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 根には周辺の生物に何らかの影響を与えるんだろうなと ここを見ているとそう思え...

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水を張った田にスギナ

おそらく動植物のプランクトンが繁茂している水田を眺めていたら、 魚の養殖と鶏糞 おや? 水を張ったところでスギナが生えていた。 しかも、これから葉を展開するシュートもあった。 この水田って確か除塩を目的とした稲作だったので、 直近で水を抜くといったことはしていないよな? スギナは水没しても良かったんだっけ? スギナは地下茎で繁殖するので、もしかしたら畦から伸長したスギナが畦付近の器官から送られる酸素で写真の個所でも展開できるのかな? なんて思いな...

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ラッカセイの子房柄が土を目指す

ラッカセイを育てている。 ラッカセイは何故子葉を低いところで展開するのだろう ラッカセイを漢字で書くと落花生と書く。 花が落ちて、地下で実ることからラッカセイと呼ぶらしい。 ラッカセイの株の下の方で花が咲いた。 落花生の漢字から花が地面に落ちるだろうと思いきや… 花が咲いた数日後、 花が咲いた個所から地面に向かって子房柄(しぼうへい)が伸長し始め、 更に観察を続けると、 日に日に土に向かって伸び続ける。 子房柄が土に潜った時、土から...

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ネナシカズラはイネ科に寄生できるのか?

ネナシカズラの寄生の仕方 前回までのネナシカズラの記事で、 記事の最後にネナシカズラはイネ科の草に寄生できるのだろうか?という内容を記載したところ、 記事を読んだ方からメッセージがありました。 そのメッセージに記載されていた内容を整理しますと、 昨年の10月頃(ちょうど大型台風が過ぎた後)に 大阪府高槻市の鵜殿の葭原(うどののよしはら)でネナシカズラを発見したそうです。 鵜殿のヨシ原 - Wikipedia 地名にある葦(ヨシ)というのは、 PI...

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ネナシカズラの寄生の仕方

ネギ畑にネナシカズラが現れた 前回、京都の亀岡の畑でネギがネナシカズラに寄生されているという報告があった旨を記載した。 ネナシカズラが今後脅威となるのか、 それとも被害は少ないままでいられるのか? この判断をするためにネナシカズラについて調べてみることにした。 はじめに何故ネナシカズラが畑に現れたのか?を追ってみると、 アメリカネナシカズラ - 外来植物図鑑のページに1970年頃に輸入穀物か緑肥用種子による非意図的な導入であると考えられているらしく、種子の寿命は長く、動物...

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ネギ畑にネナシカズラが現れた

昨日、京都の亀岡でネギが寄生植物に寄生されているという報告があった。 ネナシカズラではないか?という話題になったらしい。 自分たちの知る限り、今まで京都でこのような寄生植物が畑に現れたことがなかった。 何らかの環境の変化によって現れた可能性は持っておきたいということで、ネナシカズラについて調べてみることにした。 ネナシカズラはヒルガオ科(もしくはネナシカズラ科)に属する寄生植物で、 根と葉を捨て、茎が周辺の草に寄生し、宿主から水や養分を吸収することで生育する。 ...

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ウキクサが田の底で根付いている

近所の田のイネがすくすくと育っている。 イネの根元で、 ウキクサが急速に繁茂している。 この水田を管理している方が時々ウキクサをすくい上げて、 ウキクサを乾かして露地野菜の肥料にしているらしいけれども、 それでもウキクサは増え続ける。 このウキクサの写真をよくよく見てみると、 田の底で浸水しているにも関わらずウキクサが根付いている。 おそらく先日田から水を抜いた時に根付いたものたちだろう。 浮いてても良いし、根付くことも出来る。 この根付き...

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クズの重みに屈してしまったササのお話

歩道を覆うように端に自生するササがしなっている。 最近の雨で急成長したか? いや、 これはササだけではない。 クズがササの上に覆いかぶさっている。 クズがササの茎や葉問わず様々な器官に巻き付いて、 クズの重みでササが曲がってしまったらしい。 クズがササの先端を超えてしまい、 そのまま道路に向かってツルを伸長し続ける。 ササがまっすぐ伸長しようが、曲がろうが、 クズにとっては太陽光を浴び続けられる場所に居続けられる。 クズは強す...

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ダイズは元々何色だったのだろう?

momokaphotoさんによる写真ACからの写真 赤いブドウの色素の記事の最後で、 黒大豆の黒色は、 人類史においてダイズを栽培し始めた時は黒色で、 長い育種(品種改良:作物化)の歴史を経て、 momokaphotoさんによる写真ACからの写真 黄大豆になったのか? それとも元々は黄大豆で育種の過程で黒色の色素を獲得したのか? この謎に迫る為の手がかりがある。 それは現存するダイズの起源となった草を探すことだ。 というわけで、 ダイズの原種であるツ...

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赤いブドウの色素

唐突だけれども、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本を読んでいる。 植物生理学で博士号を取得した方が書いたワインの本だ。 私自身、ワインを飲む習慣はないけれども、 最近ワイン関連の方と出会う率が増えたことと、ワインの話題が挙がるようになったので、 ワイン関連で近い内に何かありそうだということで読み始めた。 ワインの冒頭はここまでにして、 前回の丹波の黒大豆の黒い色素で触れた丹波の黒大豆の黒い色素についての続きを記載する。...

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アジサイの葉にはアルミニウム

前回のアジサイが青色の花を咲かせているで、 アジサイはどのようにして花弁でアルミニウムを利用しているのだろう? という疑問が生じた。 大半の植物はアルミニウムが根に接した時点で発根が停止してしまうはずだ。 酸性土壌で生きる植物たち というわけで、検索してみたところ、 アジサイはなぜアルミニウムの生育阻害作用を受けないか? - 農業環境技術研究所 環境生物部 他感物質研究室というページに辿り着いた。] アジサイは葉にアルミニウムを含んでいるらしく、 同時にクエン酸も豊富...

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アジサイが青色の花を咲かせている

季節も梅雨に突入し、 至るところでアジサイの花を咲かせ始めている。 アジサイといえば、 土壌のpHによって花弁の色が変わる花で有名である。 花弁の色が変わる要因というのが、 アジサイが生合成するデルフィニジンというアントシアニン(色素)がアルミニウムと結合することにより、変色するという仕組みらしい。 青い花が土壌の状態を示す 2016年にアジサイの花の色が青になる仕組みで色素とアルミニウムが結合するという内容を知って、それ以上不思議には思わなかったけれども、この記事以降...

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赤水菜は葉柄にアントシアニンを蓄える

赤水菜という品種を栽培しているところを見かけた。 赤水菜というのは、葉の中心が赤く(紫)なっている水菜のことで、 この赤色はアントシアニンの蓄積に因るものだそうだ。 通常の芯が白のものと比較すると、 当たり前だけれどもアントシアニンの合成の量が多いわけで、 その分だけより多く光合成をする必要があるだろう。 栽培者がアントシアニンの合成をサポートするとしたら何が良いだろう? イチゴの果実の着色を担う物質は何か?でアントシアニンの合成について触れたけれども、 アントシアニ...

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ラッカセイは何故子葉を低いところで展開するのだろう

家でラッカセイのタネを播きたいという話題になったので、ラッカセイを育て始めることにした。 ラッカセイと言えば、 発芽時に子葉が地上にあまり出ず、 いきなり本葉が地上部に出てくるように見える発芽形態らしい。 更にラッカセイといえばマメ科 マメ科といえば子葉の特徴が独特の科で、 植物学の教科書でも双子葉の中で特別な扱いである。 子葉に初期成長で必要な栄養を溜め込む無胚乳種子だ。 無胚乳種子であるマメ科は子葉に養分が豊富に含まれている。 話は戻ってラッカセ...

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ヤブガラシは重要な棒から意地でも離れない

フェンスにヤブガラシが巻きついている。 ヤブガラシの執念 巻き付くといえば巻きひげがこんな感じになるよなと この個所より少し下に目を向けると、 分枝した枝同士が巻きひげで繋がり合っている。 お互いの枝をフェンスの棒から離れずに引っ張り合って、 より確実にフェンスに巻き付くヤブガラシ。 巻き付くという執念を感じざるを得ない。

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クローバの斑紋は何故あんなにも綺麗なのだろう?

暖かくなってきた季節、 クローバの生育が旺盛になってきた。 普段通っている道で様々なクローバを見かけるけれども、 こんな感じの模様があったり、 模様がぼやけていたり、模様が無かったりする。 これは斑紋(はんもん)として捉えるらしいけれども、 模様には個体差があるみたいだ。 クローバには様々な種類があって、 別の種類なのでは?という疑問が発生するかもしれないけれども、 上の写真はどちらもおそらく白クローバだ。 斑紋...

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芥川の桜の季節はこれからだ

4月も後半に入り、 前半に各地で盛り上がっていたサクラの季節と花見の話題は挙がらなくなってきた。 という冒頭はここまでにしておいて、 ほぼ毎日自転車で走っているところで、 おそらくサトザクラの関山(カンザン、もしくはセキヤマ)の並木が花を咲かせていた。 カンザン - Wikipedia この並木をよくよく見ると、 蕾が開花しかかっているので、 これからここの並木は満開を迎える。 関山並木をこしらえるなんて、 粋なことをするじゃあない...

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タケノコを頂いたのでタケノコご飯を食べた

筍(タケノコ)を頂いたので、 タケノコご飯を作ってもらって食べた。 タケノコはアク抜きが大変らしく、 重曹(重炭酸ナトリウム:NaHCO3)を溶かしてアルカリ性の水にしたものにタケノコを漬けることでアクが抜けるとされる。 食酢と重曹 以前、 トチノキの実のアクを抜くために囲炉裏に溜まった灰を活用して、 トチノキの実のアクであるタンニンやサポニンを抜くという話を記載した。 トチノキの実のアクとは何か? 話はアクから少し離れるけれども、 ...

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カエデの木を下から見るか、上から見るか

崖の上に舗装された道があって、 その道を歩いていると、 木の先端よりも高い位置にいることができる。 道のガードレールから下をみると、 カエデの木の上の方を見ることが出来る。 目線を変えてみると、 葉の展開を真上から見ることが出来る。 カエデの葉って凄いよな。 完全に日陰になってしまうような葉がないように葉が展開されているように見える。 重なりそうなところはカエデの独特な葉の形状で上手く下の葉にも日が差し込むようになっている。 長...

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ミカンの果皮に含まれる色素たち

植物にとってのリン酸 佐賀県のハウスみかんの産地で、 バークの下にあったミカンの枝葉で赤紫の箇所があった。 この色は様々な植物のリン酸欠乏で、 これより少し赤みがかった色素を見たことがあるぞと リン酸欠乏周りから調べてみた。 様々な植物はリン酸欠乏の時はアントシアニンを蓄積させるらしいので、 上の写真の赤紫も分解中のアントシアニンなのだろうかと アントシアンのことを調べてみると事にする。 色について、花弁の特集ではあるけれども、下記のページに興味深い記述があった...

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植物にとってのリン酸

バークの下の落ち葉たち 前回、佐賀のハウスミカンの木の根元で、 分解中のミカンの葉が紫色になっているものを見かけた。 紫色になるということに何らかのノウハウがあるような気がしたので、 紫色になるという現象を追ってみることにした。 前回の記事では記載しなかったけれども、 何故、分解中の葉が紫色になることにノウハウがあるような気がしたか?というと、 以前、分解中のミカンの葉が白色になるということがあり、 その時たまたま読んでいた本から漂白化と微量要素欠乏が関連しそうだった...

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木蓮の花が咲いている

3月も後半になり、 街路樹の木蓮(モクレン)が花を咲かせているところを頻繁に見かける。 モクレンと記載したけれども、 実際は白木蓮(ハクモクレン)やハクレンと呼ばれているらしいけれども、 それはそれで置いといて… モクレン - Wikipedia 昨年の今頃までの自分であれば、 」 まだまだ寒い時期に大きくて目立つ花を咲かせるな という風にしか感じなかったけれども、 昨年のある出来事以降、印象ががらっと変わった。 印象が変わった出来事というの...

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