ブログ内検索:とにかく速いブログサイトを目指すカテゴリー : 植物の形 ブラッドオレンジの赤紫の色素は何か?2023-09-27化学全般 植物の形 ビタミン・ミネラル・味 オレンジの分類の記事で、オレンジの分類についてを見てきた。今回は前回の内容で触れていなかったブラッドオレンジについて触れることにする。ブラッドオレンジというのは、果肉の色が紅色になっているオレンジを指す。色の変化があるものを見ると、どうしても考えてしまうのが色素で、ブラッドオレンジは他のオレンジから何が異なっているのか?を考えてみた。花の色を決める4大色素最初にブラッドオレンジの色素に関して何も検索をしていない状態で考えてみる。カンキツの果肉で真っ... 地中海性気候と温暖湿潤気候で育つカンキツたち2023-09-25自然現象 植物の形 古典園芸 ビタミン・ミネラル・味 西回り経由で広がっていったカンキツたちの記事でオレンジに触れたけれども、オレンジの皮の厚さについて気になったので検索をしてみた。民間のサイト且つ引用元の記載がないページだったけれども、理にかなった理由が記載されていたページを見かけたので引用すると、/****************************************************/オレンジの皮が厚いのにはきちんと理由があり、オレンジが主に栽培されている地域は、ヨーロッパなどの乾燥した地域です。その為、皮を薄くし... 二本の太い幹と新たに生えた細い枝2023-08-30植物の形 近所の高台に年季の入ったブナ科の木が数本生えている。一つの株から二本の幹が生えているところが更に年季の入った感を出している。そんな木だけれども、根元の赤枠で囲った箇所に新しい枝だ生えている。ここに枝が生えても周辺の木で遮光されて光合成は難しいだろう。ただ、この枝が太くなり、立派な幹になったならば、この木の根元がしっかりする事になるので折れにくくなるだろう。そういう目的をもってこの枝は生えてきたのかな?と疑問になった。木の観察は長... イネの出穂と開花2023-08-28稲作 自然現象 植物の形 いつも見ている田を管理している方から今年も無事にイネの出穂がありましたと連絡があった。カテゴリー : 稲作毎年の事だけれども、こういう変化を見るのは嬉しいもの。雄蕊が出始めているので、開花中といったあたりか。※イネはどの段階が開花なのかよくわからないので、上の表現に対する自信はない。※イネの花の形状は籾の中に蕊(おしべやめしべ)があり、結実以降も外観は変わらない今年の猛暑はすごいものがあるが、とりあえず高温状態による深刻な影響はなさそうだ。これから... カブトムシたちが好む樹液とは?2023-08-20自然現象 化学全般 植物の形 息子らが昆虫採集をしたいということで、いつもの日課のレンゲ米の田の様子見に加え、中干し無しの稲作から米の品質向上のヒントを得た近隣の雑木林を見て回る事を追加した。一般的にカブトムシやクワガタが集まる木として、樹液が出ていて、樹液が発酵している木に集まるとされている。一般的にはクヌギやコナラといったブナ科の落葉広葉樹やヤナギをよく聞くが、それ以外の木の名前を聞かない事が気になった。なぜ、クヌギは樹液を大量に出すのだろう?その前に樹液を... 葉の上の赤い球体2023-08-05自然現象 植物の形 小学生の息子がクワガタを探しに行きたいというので、早朝と夕方に近所の林に行っている。森林の縁から木々の棲み分けを学ぶの記事などで森林について学んでいる事は記載したので、クワガタがいそうな木が何処らへんにありそうだといったアタリは付けられるようになっていて、それなりの成果もある。先日、クワガタを探している時にブナ科らしき木の葉の上に赤い球体が載っている事が目に付いた。何かの虫の卵かな?と帰宅した後に検索をしてみたら、虫こぶと呼ばれるものであることがわ... アサガオの蜻蛉葉2023-07-27植物の形 息子が小学校からもらってきたアサガオのタネをまいて育ててみたら、ある程度伸長したところから、少し変わった葉が展開するようになった。仁田坂 英二著 変化朝顔図鑑 アサガオとは思えない珍花奇葉の世界 - 株式会社化学同人を引っ張り出して、上の写真の葉の名称を調べてみたら、蜻蛉葉(dg)と記載されていた。※蜻蛉はとんぼと読む名称の後の(dg)は変異名の遺伝子記号を意味し、花の形状等にも影響を与えてる。蜻蛉葉(dg)がどのような花になるか?を調べてみたところ、花の大き... ミカンの花芽分化と花芽形成の続き2023-07-19自然現象 植物の形 ミカンの花芽分化と花芽形成の記事でミカンの花芽分化と花芽形成で花芽分化の方を見た。ミカンの花芽分化は冬期に行われ、7〜9月の乾燥ストレスにより蓄積されたデンプン量の影響を受けるそうだ。次に注目すべき箇所は花芽形成のトリガーだろう。古い内容ではあるが、ウンシュウミカンの花芽形成と葉の内生植物ホルモン含量との関係 - 農研機構に花芽形成関連の内容が記載されていた。先に用語の整理をしておくと、結果枝と発育枝という名称がある。カンキツ類の整枝せん定 ~隔年結果になっていません... ミカンの花芽分化と花芽形成2023-07-18緑肥 自然現象 植物の形 光合成 隔年結果とジベレリンの記事で、ミカンの木に冬期にジベレリン剤で処理すると花芽形成が抑制されるという内容を記載した。前回の記事でも記載した通り、各種休眠打破に関与する植物ホルモンのジベレリンが何故花芽形成の抑制に繋がるのか?がわからない。というわけで、ミカンの花芽形成について調べてみることにした。植物学の鉄則として、花芽形成の前に花芽分化というものがある。花芽形成というのは花に関する組織の発生が開始して花芽の伸長なりの現象を指す。一方、花芽分化というのは、ある細... 隔年結果とジベレリン2023-07-17農薬 植物の形 ミカンの隔年結果について考えてみるの記事に引き続き、今回も隔年結果について触れてみる。隔年結果は全国的に困っている現象とのことなので、研究も盛んに行われているはずで、隔年結果から他栽培に活かせる知見が多く見つかるのではないか?と期待している。とりあえず、隔年結果についての対策について検索をしてみると、大阪府/(温州みかん)ジベレリン液剤による隔年結果の是正効果の実証のページにたどり着いた。一般的に対策としては、摘果作業を行うそうだ。摘果というのは、実が小さ... ミカンの隔年結果について考えてみる2023-07-16自然現象 化学全般 植物の形 下津のミカンの記事で和歌山のミカン農家を訪ねて以降、ミカンの隔年結果について気になっている。隔年結果とは、果樹園芸作物で実のなる年とならない年があることで、栽培方法や環境によって毎年実がなることもあるそうだが、どうしてそうなるのか?が不明な現象であるらしい。隔年結果について、Wikipediaからの記載を抜粋してみると、/************************************************************/果実の成長と同時に翌年... 草むらにサトイモの葉が数枚2023-07-10道端 植物の形 草むらの中でサトイモの大きな葉が目立っていたので撮影した。この場所をもっと遠くから見ると、刈草や野菜くずを野積みしているところのようで、サトイモの葉がところどころで展開しているのが見えたけれども、冒頭の写真の所が一番目立っていた。写真の箇所以外のところのサトイモの葉は周辺の草の勢いに負けていて、薄っすらとしか見えない状態になっていた。これを見て思う。サトイモは他の草が生える前に茂ってしまえば、周辺の草に負ける事はないけれども、サトイモの勢いが弱かったら速攻で埋もれてしまう... ウンシュウミカンが減らした苦味成分は何か?2023-07-07化学全般 植物の形 ビタミン・ミネラル・味 紀州蜜柑は何処からやってきた?までの記事で、現在市場に出回っているウンシュウミカンとその親であるキシュウミカンについて見た。ウンシュウミカンと比較して、キシュウミカンは小ぶりでタネがあり酸味が強いと記載されていた。他に何処かで見た内容として、ミカンの長い歴史において苦味が減っているという。苦味が減るという品種改良がどんなものなのか?に興味が湧いたので調べてみることにした。最初に柑橘における苦味とは何か?だけれども、リモノイドという化合物が苦味を呈するそうだ。 ... とある花の花弁のギザギザが気になって調べてみたら2023-06-22道端 植物の形 小川の横を歩いていたら、花弁のギザギザが多く見える花が気になった。周辺で同一種だと思われるものを探してみたら、こんな感じで、何故上の写真の方でギザギザが多いと思ってしまったのだろうと考えたがよくわからず。とりあえずこの話はここまでにしておいて、この花の名前を調べる事にした。写真は少しボケているが、葉は上の写真のように細葉で先端付近が太くなって、先端で細くなっている。これは倒披針形(とうひしんけい)だと判断して探してみたところ、キク科のオオキンケイギクと... 古代史の船の材木は何か?2023-06-18地形・地質 自然現象 植物の形 日下の蓼津から河内湾の東側の端を知るの記事で、後の神武天皇が船で移動した際の畿内で上陸したであろう港の話題を記載した。この話でどんな船で移動したのだろうか?という事が気になった。船で特に気になったのが材木の事で、どんな木を使っていたのだろう?この疑問を解消すべく検索をしてみたら、和船はどのように発達したか│54号 和船が運んだ文化:機関誌『水の文化』│ミツカン 水の文化センターのページにたどり着いた。神武東征よりもはるか前の話になるが、興味深い内容があったので最初に触れて... ガクアジサイの集合花にミツバチがやってきた2023-06-14自然現象 植物の形 古典園芸 梅雨の時期で至るところでアジサイの花が咲いている。梅雨の雨が多い時期に咲く花。どんな昆虫がこの花を訪れているのか?を知らないことに気がついたので、雨がやんだ後にしばらく待ってみたら、ミツバチが飛んできた。ミツバチは様々な形の花から採蜜出来るので当たり前といってしまえば当たり前だけれども、梅雨時期に咲く花ということでなんか意外だった。ミツバチがアジサイの花の採蜜を行っているのを見て、装飾花だらけのホンアジサイよりも、原... アントシアニンをたくさん溜め込んだカタバミが旺盛2023-06-10道端 植物の形 光合成 梅雨の季節に入り、あちらこしらでアジサイの開花が目に付く。上の写真でもっと目に付いた箇所がある。それは、アジサイの根元で繁茂しているカタバミだ。このカタバミをよく見てみると、生育は苦戦していそうだ。このカタバミは冒頭のアジサイの株の左下にいたのだけれども、右下の方にアントシアニンびっしりの葉が展開していているカタバミらしき草がある。こちらはぼちぼち順調そうだ。これは葉にアントシアニンびっしり蓄えた方が丈夫... アレチヌスビトハギの根は強靭だ2023-06-09道端 植物の形 劣悪環境では草たちは力を合わせて攻めるのか?までの記事で、植物にとって劣悪な環境でアレチヌスビトハギがしれっと成長しているのは何故だろう?という話題を記載した。アレチヌスビトハギには強靭な根があって、金属系の養分を溶脱させて吸収しているというけれども、どれ程強靭な根なのか?が気になった。写真の場所は土が硬すぎて株を綺麗に抜くことができないので、比較的柔らかめ(畑と比較したら圧倒的に硬い)の場所を探して丁寧に抜いてみた。根が途中で切れてしまったけれども、地上部に対し... 劣悪環境では草たちは力を合わせて攻めるのか?2023-06-07道端 植物の形 一見、養分がないように見える土でもの記事で見たアレチヌスビトハギだけれども、考えれば考える程、この草たちはどうやって生きているのか?という疑問が湧いてくる。アレチヌスビトハギには強靭な根があるらしく、難溶性の成分であっても溶脱して養分を吸収できると。一見納得できそうな理由だけれども、この説明では全く納得できない。強靭な根が形成されるまでの養分はどうやって吸収するのだ?疑問は一旦置いといて、平日はほぼ毎日行っている人による撹拌がほとんど発生していない林床にて、 ... シラカシが発芽した2023-05-25植物の形 庭で上の写真のような木?がたくさん生えてきた。割れたドングリを栽培用の土の再生に活用できないか?の記事で記載した割れたドングリを集めて肥料として土に埋めたものの内、実は割れていなかったものが発芽したのだろう。割れたもののみ丁寧に集めるのは難しかったからね。この芽生えはおそらくブナ科のシラカシだろうけれども、芽生えはこんなにも細いのか。木は生存率が低いというイメージがあるけれども、そう思わせる程細い株だった。これから生えてくる株も多いみたいで、上の写真のように発... 葉は大きければ良いというわけではなさそうだと書いたけど2023-05-13道端 植物の形 葉は大きければ良いというわけではなさそうだの記事でみたコメツブツメクサの群衆のすぐ近くに数はあまりないが、群衆自体の数は少ないが、アカツメグサ(ムラサキツメグサ:アカクローバ)とシロツメグサの群衆があった。この群衆は興味深いことに、シロクローバは上の写真の赤丸で囲ったところのみで、追いやられている。前述した通り、アカツメグサの群衆はあまり見かけないが、ある程度まとまると強いなと。アカツメグサは直根... 葉は大きければ良いというわけではなさそうだ2023-05-12道端 植物の形 黄色い花の群衆に目がいった。何故この場所が気になったのか?といえば、(おそらくだけれども)コメツブツメクサの群衆の中のところどころにシロツメグサ(シロクローバ)がいたから。葉の大きさを比べると、シロツメグサの方がはるかに大きいけれども、シロツメグサの大きな葉がコメツブツメクサの小さな葉によって覆われて、有利でなくなっている。ここから葉が大きいからといって必ず優位になるということはないということが言える。余談だ... ツタが壁を伝う2023-05-02化学全般 植物の形 光合成 ツタらしき植物が目についた。ツタといえば、巻き付きではない形式で壁伝いに伸長する植物で、その仕組みは調べたことがなかったなと。とりあえず、壁に張り付いたツタに近づいてみた。ツタは壁に吸盤みたいなものでくっついている。吸盤らしき器官を壁から剥がしてみたら、壁側にくぼみが出来ていた。タコの吸盤のように壁にくっついていたのかな?と思ったが、植物の器官に吸引のような機能がなさそうなので、おそらく粘着物質の分泌が頭に浮かんだ。多糖ならあり得る。水溶性... シイの花は様々な生物にとってボーナスのようなものだと思う2023-04-30自然現象 植物の形 近隣の林の林冠でクリーム色の箇所が出来ていた。時期的にブナ科のシイ(おそらくツブラジイ)の開花だろうな。今年もシイの木の開花の時期がやってきたの記事で書いたけれども、花蜜や花粉を採取する昆虫にとってボーナス的な蜜量になっているし、その後のドングリを見てもタンニンが少なくて動物にとってもボーナスのような位置付けになっていて好きだ。シイの木は森林における極相種(安定的な森林が形成された時の中心的な樹木)的な位置付けなので、都市開発が進むと冒頭の写真... 大阪北部の高槻で今年もシロバナタンポポを見かけた2023-04-28道端 植物の形 綺麗に展開したシロバナタンポポを見かけた。この場所は昨年のセイヨウタンポポが蔓延る草むらでシロバナタンポポを見かけたの記事で見かけた場所と同じところ。シロバナタンポポはWikipediaによると多年草であるらしいので、昨年見た株が花を咲かせたのか?シロバナタンポポ - Wikipedia個人的にはシロバナタンポポが増えてほしいなと心の中で応援しているのだけれども、生態系的に広がって良いのか?という事を判断しなければならないので、本当に応援して良いものか?と悩ましいところ。... 葉がねじれるイヌムギを見て、初春に生えるイネ科を考える2023-04-24道端 植物の形 光合成 イヌムギの成長は早いなと常々思うの記事でイヌムギについて触れた。イヌムギといえば、そのねじれに秘密あり、な気がするの記事で、上の写真ではわかりにくいが、矢印のようにねじれが入り、葉の裏側が上を向いている事がある。どこで読んだか忘れたが、以前の自分が葉の裏表で葉緑体の数にあまり差がない原始的な葉だと記載していたので、それが正しいとして、あの記事から色々と知識を得た身として頭に浮かんだ事があった。葉緑体といえば、光合成を行う器官であるわけで、原始的... レンゲ畑にひっそりと黄色い花2023-04-22緑肥 稲作 植物の形 レンゲが満開になっている。満開のところで音に集中してみるとミツバチが採蜜している時の翅音が聞こえる。ミツバチといえば、花とミツバチの共進化、花の色の記事で触れた内容で、効率的に採蜜するため、一日の最初に訪れた花の色と同じ色の花に向かい続けるという特徴があった。この内容を踏まえ、レンゲの群衆の赤い丸の箇所でコオニタビラコらしき花が咲いていた。タンポポに似たあの花は何ものだしばらくの間、この畑に訪れるミツバチはこの黄色い花に... 琉球石灰岩帯の森林にて、大きな単葉のシダと出会う2023-04-21道端 植物の形 琉球石灰岩帯の森林にて、気根を生やす木と出会うの記事に引き続き、琉球石灰岩帯の森林の植生について触れる。大きな単葉のシダ植物が目に付いた。葉のあまりの大きさに驚いた。帰宅後に山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダを引っ張り出してきて、亜熱帯特集のコラムを読み直してみたら、チャセンシダ科のオオタニワタリという単葉のシダに似ていた。亜熱帯のシダは、昨今の温暖化により生息域を北上しているらしい。いずれは私が住んでいる... 琉球石灰岩帯の森林にて、気根を生やす木と出会う2023-04-20植物の形 沖縄の低島(南部)の琉球石灰岩帯の林にて、風化が進んでいる石灰岩の頂上付近で木とシダが繁茂している箇所を見かけた。琉球石灰岩が風化したら何になるのか?岩の風化ということはいずれは表面が土になって落ちることを指すわけだけれども、そういうところでも草木は生えてしまうのだなと関心する。木の方はおそらく幹あたりだろうけれども、気根と呼ばれる根が生えて、土と岩の接地面まで根が伸長している。根が予め岩の接地面のところまで生えていたら、岩が風化して小さくなっても問題ないのかもし... 沖縄でタチアワユキセンダングサらしき草をよく見かけた2023-04-15道端 植物の形 沖縄本島を移動していて、一番目に付いた草は何だろうと思い返してみると、圧倒的な個体数でキク科のセンダングサらしき草だろう。小さな小川でシロバナセンダングサらしき花を見かけた帰宅後に沖縄とセンダングサで検索をしてみたら、タチアワユキセンダングサという草がヒットした。外来植物が野生化して定着してしまった草らしく、サトウキビ畑の強害雑草であるらしい。タチアワユキセンダングサ - Wikipediaこの草は飼料や養蜂の蜜源として利用できるらしい... カラスノエンドウたちの協力2023-04-03道端 植物の形 ツツジらしき低木の間からカラスノエンドウの記事の続き。ツツジらしき低木の枝葉の隙間からカラスノエンドウが伸びてきて花を咲かせていた。低木の枝葉から伸長したツルが、そのまま直立するのはすごいなと思った。上の株ではないが、いろんなカラスノエンドウを見てみると、※上の写真はツツジではない低木 おそらくシャリンバイ目線あたりにたくさんの花を咲かせる低木の名は何だ?お互いの株の葉から発生している巻き髭が巻付き合って、お互いの株を支... あまりにも綺麗だったから2023-03-22道端 植物の形 とある山道を歩いていたら見かけたロゼット。ロゼットを探しに行く前にあまりにも綺麗だったから撮影した。何が綺麗かって?葉には損傷や欠乏症らしきものがないほぼ状態はもちろんの事、真上から見て、大体の葉表面が見えていること。茎が短く、葉柄の付け根は隣接しているのに、上の葉が下の葉をほぼ覆わないとか長い進化の過程から生まれた芸術だろう。人や車が頻繁に行き交う道で、こんなにも綺麗なロゼットの展開はなかなか見かけないような気がする。ところでこの草の名は何だ? ... カラスノエンドウたちの巻き付き2023-03-20道端 植物の形 とある農道の畦道にて、昨年の夏のエノコロと現在進行形で伸長しているカラスノエンドウがいた。テントウムシ探しカラスノエンドウはすでに枯死したエノコロの葉や茎に巻き付いて周辺の草よりも優位に伸長している。と思いきや、以前巻き付いたであろう巻きひげが自身の伸長を妨げていた。不要になった巻きひげが解ける仕組みがあったら、更に伸長するのだろうけれども、巻き付き続ける事に何か意味があるのかな? そこにいる木の名は?2023-03-18自然現象 植物の形 とある緑地の林床にて、単子葉の木本の植物を見かけた。ここで自然にタネがたどり着いて芽生えたのか?それとも誰かが人為的にタネを持ってきて、ここに置いていったのか?周りにはハリエンジュとかいて、幹の伸長が遅いこの木にとっては不利な環境だと思いつつ、成長はしているように見える。シイのいる緑地の林縁にハリエンジュ?この木にとって、この環境は悪すぎるといったところではないのか?そこらへんはどうなのか?を知りたいので調べてみたいが、この木の名前はどうやって知れ... 地際に咲くタンポポの花たち2023-03-01道端 植物の形 3月になり、春の訪れを感じる暖かさになってきた。そんな中、頻繁に草刈りがされている場所に目を向けると、地際でセイヨウタンポポらしき花を見かける。花茎が短く、周辺に葉らしきものを見られない。よくよく見ると、小さな葉が数枚ある程度で、葉の色も紫色で光合成ができるとは思えない。そんな状態にも関わらず、立派な花を咲かせているので、この花は昨年の秋までに根に溜め込んだ養分に拠るものなのだろう。おそらくこのまま結実まで行う事ができるので、根に溜め込んだ栄養... 植物体内でのα-リノレン酸の使いみち2023-02-01農薬 植物の形 ビタミン・ミネラル・味 リノール酸の過剰摂取問題について触れてみるの記事で必須脂肪酸の過剰摂取問題について見た。リノール酸の過剰摂取といっても、リノール酸自体が悪というわけではなく、もう一つの必須脂肪酸であるα-リノレン酸との摂取のバランスが崩れると、α-リノレン酸の方の良い効果がいまいち発揮しないという内容であった。リノール酸の過剰摂取問題の方をよく見るということは、α-リノレン酸と比較してリノール酸の方が摂取が簡単だという解釈になるわけで、α-リノレン酸の方に意識を向ければ、リノール酸の過剰摂取問題を回... 昨今の社会問題に対して、大浦牛蒡の持つ可能性に期待するの続き2023-01-03土壌環境 植物の形 市場 昨今の社会問題に対して、大浦牛蒡の持つ可能性に期待するの記事で大浦牛蒡(ゴボウ)について触れた。大浦ゴボウは栽培の師が得意としていた作物の品種一つで、栽培面と社会的な面の両方で大きな可能性を秘めていると記載した。この大浦ゴボウの良いところは、太い品種が故にス入り(空洞)があっても品質の落ちが目立たず、畑での貯蔵性(遅掘り)も高く、売り方さえ確立出来たら重宝する特徴を多く持つ。ここで一つ気になったが、根の中心の空洞で、この空洞ができる原因は何だろう?ということで調べてみることに... 土の塊を多方向から攻める2022-12-23土壌環境 道端 植物の形 稲作後のレンゲが播種されている田にて、荒起こしにより大きな土の塊があり、草の生え方が疎らになっている箇所がある。と思いきや、よくよく見てみると、塊の壁面から発芽している草がある。荒起こしでなければ、種子が地中深くに埋没して発芽しなかったであろう草なのだけれども、荒起こしによって種子が土表面に位置することになって発芽する事が出来た。塊に対して上と側面から草が根を伸ばすことによって、いずれは砕かれて細かくなるのだろう。荒起こしは物理性の改善において... ある急激に寒くなった日の日当たりの良い平地にて2022-12-16道端 植物の形 日当たりは良いけれども、風抑えがない平地にて、キク科のヨモギらしき草とマメ科のシロクローバらしき草が共存していた。どちらの草もよくよく見てみると、ヨモギらしき草の葉は赤くなり、シロクローバの葉は綺麗な緑のままであった。撮影した日は急激に寒くなった日。ヨモギらしき草の葉の赤色は寒さ対策で光合成を落とす為だろうけれども、ヨモギには寒いところに強いというイメージがあり、それでも葉を赤くする程急激に寒くなったのかと。葉でアントシアニンを... 小さな小川でシロバナセンダングサらしき花を見かけた2022-12-15道端 植物の形 近所の小川で気になる花がある。その花というが、※うまく撮影できなかったので素材サイトから中心がコセンダングサの花のような形状で周りに白い花が展開している集合花だ。おそらくこの花はキク科のシロバナセンダングサではないかと当たりを付けている。何故この花が気になっているのか?といえば、この花が咲いている周辺を見渡しても、この花はほとんど咲いておらず、似たような植物で周辺にいるのが、白い花がほぼないか、白い花がちょっとだけ見えて... 町中にはいろんなセンダングサがいるものだ2022-12-09道端 植物の形 以前水田があったであろう道の横にある用水路でセンダングサらしき草を見かけた。センダングサなんてよく見かけるでしょと思うところ、いつものコセンダングサとは異なる形状だったので記録として写真を撮っておいた。シロバナセンダングサいつものセンダングサと形状が異なるというのは、萼片といって良いのかはわからないが、頭状花を包む萼片らしき組織が大きい。これこそがおそらくアメリカセンダングサなのだろう。アメリカセンダングサの説明を読んだら、先程萼片と表現した組織は総苞... アラカシのドングリを見て、冬の訪れがもうすぐであることを感じる2022-11-17自然現象 植物の形 アラカシのドングリがやっと熟した。アラカシのドングリは寒くなるまで静かに熟す近辺に数種のドングリが実るブナ科の木があるけれども、アラカシのドングリが一番遅く熟す。アラカシのドングリが熟したのを見て、もうすぐ冬が到来するという気持ちが芽生えるようになった。なんて思ったのと同時に、アカガシ、ツクバネガシやイチイガシのドングリが頭に浮かんだけれども、これらのドングリはいつ熟すのだろうか?アカガシやツクバネガシは定期的に訪れるのが難しい環境に自生しているので、熟す時期を把... 木に巻き付いて伸長するクズ2022-11-11道端 植物の形 ブナ科の大型のドングリを実らせるアベマキのようなクヌギのような木の幹で、クズが巻き付いていた。よく見る光景ではあるのだけれども、よくよく見ると、蔓が幹に何かを差し込んでいるようには見えず、ただただ幹を這うように伸長しているのが凄いなと。冒頭の写真を俯瞰してみると、木に巻き付いたクズは木の先端にまで伸長はできていないように見える。この木は落葉樹なので、冬に向けて葉を落としたらクズの葉は一気に太陽の光を受けられるようになるのだけれども、クズ自身... 巻き付けるものを探さず上を目指す2022-11-08道端 植物の形 倒木の隙間から何かが伸長している。なにかに巻き付く能力がありそうな株で、葉が5枚の小葉の複葉なのでアケビか?周辺の巻き付けるものを探すのではなく、上に伸長するのが草本のクズとは異なり、なんとも低木らしい。クズは花も産業利用できるらしい 誰が最後に巻き付くか?2022-11-01道端 植物の形 河川敷の草むらで、写真中央のオレンジ色の箇所が気になった。このオレンジ色の箇所はネナシカズラなんだけれども、気になったのはネナシカズラが巻き付いている草になる。ネナシカズラがクズにちょっかいを出すその草というのが、エノコログサなんだけれども、下の方にクズの葉がある。グリーンモンスターこのエノコロはクズの蔓に巻き付かれた後にネナシカズラに巻き付かれている。ここにヤブガラシやアレチウリがいたら更にカオスだったのだろうけれ... 最初の木刀は赤樫でした2022-10-28植物の形 市場 ふと頭に浮かんだことがありどうしても書きたかったので投稿する。小学生〜高校生の頃まで剣道をしていた。通っていた道場では、初めての昇段試験(1級の時かもしれない)の時に先生から一本の木刀が贈られる。私が頂いた木刀は初段の試験でよく見かける赤樫(アカガシ)の木刀だった。※三段の昇段の試験の前には赤樫の小太刀を頂いた。赤樫の木刀は安くて初心者向けというイメージがある。って、ちょっと待てよ。10代の頃はまったく違和感なかったけれども、赤樫の木刀ってすご... アラカシのドングリは寒くなるまで静かに熟す2022-10-27自然現象 植物の形 シラカシの未熟ドングリが割れていたの記事で見たシラカシの木だけれども、昨日訪れたら、もうすぐ落下するであろう状態まで色付いていた。シラカシは受粉してからその年のうちに熟して落下するので、他ドングリと比較するとドングリの形成が早いなと。この木の数m先にアラカシの木があるのだけれども、昨日の時点でまだ色付き始めていなかった。アラカシも受粉した年に熟して落下するタイプのドングリなのだけれども、シラカシのドングリよりは熟すのに時間を要するよ... シロバナセンダングサ2022-10-22道端 植物の形 宅地跡の更地にアメリカセンダングサらしき草があった。この花をよくよく見てみると、集合花の端に5個の白い花がある。これはどういうことか?と調べてみたら、シロバナセンダングサという草があるということを知った。シロバナセンダングサ / 国立環境研究所 侵入生物DBシロバナセンダングサの知識に合わせて、センダングサの群衆を飛び交うミツバチたちの記事で触れたアメリカセンダングサだと思っていた草が、コセンダングサではないか?と思うようになった。※集合花... 巻き付く草たちの絡み合い2022-10-16道端 植物の形 壁際に繁茂した草の中でアサガオの花を見かけた。紅色の花のアサガオ薄い色の花弁のアサガオからフラボノイドのことを考えるただ、このアサガオの周辺を見ると、アサガオ特有の縁がなめらかな葉は少なく、縁がギザギザ(鋸歯がある)な葉が多い。これはヤブガラシか。サツマイモ対ヤブガラシヒルガオ科のアサガオとヤブガラシはどちらも強烈な草というイメージがあり、冒頭の写真の箇所が修羅場に見える。そんな中、アサガオの花は目立つ。ヒルガオ科の草のタフさが際立って見え... シラカシの未熟ドングリが割れていた2022-10-12植物の形 ブナ科のシラカシのドングリはまだ緑色をしていて、熟して地面に落下するまではまだまだかかりそう。シラカシやアラカシはドングリの中で終盤に熟すというイメージがある。そんなシラカシのドングリだけれども、所々で堅果の殻が割れているものを見かける。これは堅果の中の子葉が熟す前に膨らんでしまったのか?子葉が休眠出来なかったのか?なんてことが頭に浮かんだ。種子休眠といえば、果実内発芽から見える土の状態の記事で触れた果実内発芽を思い出す。カボチャの果実内発...次のページへ →