カテゴリー : 植物の形

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マルバツユクサは地中でも花を形成する

ツユクサの季節 ミカンの栽培を止めた途端、上の写真の草がたくさん生えてきたらしい。 この植物をマルバツユクサだと仮定して、 なぜこの植物が突然生えてきたのか?を探っていきたい。 はじめにマルバツユクサについて調べてみた時に、 マルバツユクサの種子サイズと出芽時期・遮光が生育と種子生産に及ぼす影響 - 雑草研究 Vol. 51(3)139~145(2006) という論文を見つけた。 植物の生育に関する論文であれば、 大概はじめににテーマとなる植物のことが詳しく記載されて...

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ツユクサの季節

ミカンの栽培跡に現れた草たちで掲載した上の写真の葉は、 植物図鑑の写真を見続けて、おそらくマルバツユクサなのだろうと判断した。 マルバツユクサ - Wikipedia 後で記載するけれども、 この葉には葉柄がなく葉鞘であったので単子葉だと判断出来るし、 丸葉に葉の縁が波打っているのでマルバツユクサの特徴を捉えている。 マルバツユクサは九州地方の果樹園で防除が困難な雑草として扱われているらしいので、 この点でも特徴が合致する。 マルバツユクサに触れる前に、 ツユクサ科...

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ハウスミカン栽培の銅欠乏

ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らないから話は戻って、 不調なミカンの木からの漂白の落ち葉での(おそらく)銅欠乏の話をする。 ミカンの栽培マニュアルに目を通した時頻繁に挙がったこととして、 ・ミカンは石灰を好む ・ミカンは弱酸性域の土質を好む ・水はけの良い場所を好む ミカンではなく果樹について調べた時、たまに ・お礼肥(収穫後に与える肥料)では硫酸銅を与える とあった。 これらの内容が目についた時にふと (JA全農 肥料農薬部 施...

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不調なミカンの木からの漂白の落ち葉

佐賀のハウスミカンの栽培者の方向けに塩類集積等の話をしましたの後に栽培の様子を見に行った。 ハウス内で下記のような話題が挙がった。 最近、ミカンの落ち葉が土に還るまでの時間が遅くなっているように感じる。 その中で更に不調の木からの落ち葉は 白っぽいものが多くなっている。 調子の良い木であれば、 こんな感じで褐色になっている。 なぜ、落ち葉は土に還りにくくなったのだろう? なぜ、落ち葉の色が白くなってしまったのだろう。 この疑問に対する解答...

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雨上がり、葉の上の滴の今後

雨上がりの道でふと目についたイネ科の草 葉の上には大小様々な滴が出来ていた。 この滴を見て思うことは、葉の表面は撥水性が凄いなと。 クチクラ層は何からできている? そこでふと思い出したけども、 葉の表にも気孔という水の蒸散に関与した穴があったよな。 気孔の日々のお仕事 種類によっては表にたくさんある葉もあったはず。 更に葉がねじれて裏が表のように振る舞っている草もあったよな。 そのねじれに秘密あり、な気がする 降雨で葉の上に水が溜まり、 晴れで日射量...

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アジサイの先が丸まった装飾花

梅雨入りしてからいくぶん経過した。 梅雨と言えば、 アジサイが綺麗な季節です。 至るところでアジサイが咲き誇っている。 アジサイは美しいが故に 美しい花特有の様々な様々な品種がある花卉園芸作物の一つである。 先に装飾することに意味はあるのかい? 様々な品種があるということで、 このような花弁の先が丸まっている品種もある。 これをよく見てみると、 梅雨という長雨の中で、 この花弁の丸みが受け皿のように雨をずっと保...

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夏に活躍!C4回路の植物たち

スベリヒユの持つCAM回路 前回まででスベリヒユのもつCAM回路(CAM型光合成)についてを記載した。 ざっくりと書くと、 乾燥した環境において気孔を開いた際に葉内の水が過剰に蒸散されないための仕組みで、 乾燥ストレス下において非常に重要な機能と言える。 上の記事の更に一つ前の塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユで スベリヒユはC4回路(C4型光合成)も持つと記載した。 このC4回路はエノコロでも触れた。 エノコロを見て思い出す師の言葉 C4回路とい...

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スベリヒユの持つCAM回路

塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 先日の記事で 塩類集積を起こした土でスベリヒユが繁茂していた という内容を記載した。 スベリヒユを調べてみると、 C4回路とCAM回路といった周りの草とは異なる光合成をしていた ということがわかった。 この話を進める上で、 C4とCAMについて知る必要があるため触れておく。 逆順になるけれども、まずはCAM回路について。 そもそもCAMとは何か?というと、 ベンケイソウ型有機酸代謝のことでCrassulacean...

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塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ

OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野 先日見た塩類集積のハウスで、 スギナの他にスベリヒユを見た。 そういえば、 塩類集積の土壌ではスベリヒユをよく見るなと。 スベリヒユは強いのだろうか? せっかくの機械なのでスベリヒユについて見てみることにする。 成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑の106ページのスベリヒユを見ると、 スベリヒユが特別な植物みたいでepisodeが記載されていた。 その内容を見ると、 高温乾燥地の植物で発達した特別...

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塀と垂れの枝

塀に垂れる一本の木があった。 新芽の向きが下向きなので、 この枝が垂れているのは間違いない。 塀に垂れる木はなんとも美しいが、 垂れるという現象は枝の過剰成長という成長パターンで、 おそらくこの木が森の中にあったら、 過酷な光の取り合いに勝つことができずこじんまりとした木が枯れてしまうだろう。 徒長をも雅に変える日本の文化 この成長パターンが自然界で活かされるところといったら、 おそらく崖の縁にいることだろうか? となると、 平坦な個所に...

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ヒルガオ科の強さに期待する

サツマイモの表面にできた苦い部分 前回の記事でサツマイモの傷口等に微生物が感染したら、 サツマイモ自身が猛毒のイポメアロマンを合成する という内容を記載した。 この猛毒を知る経緯で読んだ論文の中に、 /*******************************************************************/ 植物体を傷つけたときに分泌される白い乳液状ヤニ成分に、下剤、抗癌剤、抗生物質が報告されている /*********************...

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サツマイモの表面にできた苦い部分

ドクダミの葉にある抗菌・抗カビ性 前回の記事でドクダミの葉には抗菌・抗カビ性の物質が含まれていることがわかった。 上記の物質が含まれていることを知る経緯として、 ドクダミの抗菌性の物質の論文を発見して読んでみてのことだけれども、 この論文でドクダミ以外で興味深い記述があった。 興味深い個所を抜粋してみると、 /*************************************************************/ サツマイモ類は多くの生理活性物質を含んで...

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ドクダミの葉にある抗菌・抗カビ性

十薬ドクダミ 前回、ドクダミは地上部を刈り採って天日乾燥する。煎じて服用すれば便秘、痔、むくみ、高血圧、血液浄化、慢性鼻炎などに効果がある。 という内容を記載したわけだけれども、 ドクダミの葉には当然ながら他の植物にはない成分が含まれているから、 上記のような薬効が見られるわけで、 どのような成分が薬効があるのか?早速検索してみた。 検索の結果、 未利用植物の有効利用と調理科学への期待 日本調理科学学会誌 Vol. 41. No.3. 204〜209 (2008) [講...

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十薬ドクダミ

ドクダミの群生ができていた。 ドクダミといえば日陰で育つというイメージがあるけれども、 この場所は24時間何者にも遮られない開けた場所の真ん中にあるため、 完全な日向といえるところだろう。 となると、 ドクダミは日陰で育つというよりも日陰に追いやられた というイメージになるのではないか? その話はここらへんまでにしておいて、 ドクダミといえば薬用の植物として薬効が多くあることから十薬と呼ばれる程だ。 有用な植物といえば ほおずき書籍出版紹介 《苗場山麓植物...

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ヤブガラシの執念

敷き詰めれた石の間から草が生えていて、 その草のちょっと離れたところで ヤブガラシが複雑に絡み合いながら、 群の外側に向かって伸長していた。 ヤブガラシは栽培者に何を伝えるのか? このヤブガラシだけれども、 自身だけが外側に向かえばいいけれども、 中心に居た花に巻き付いて、 この花毎外側に引っ張っていた。 この花はおそらくヒメジョオンだけれども、 ヒメジョオンにとってこのヤブガラシの行為は、 外側に伸長するなら自分だけで勝手にいけよ という...

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苗場山麓植物民俗事典

昨年の初秋頃、栽培の師のことを記載した記事をきっかけとして、 長野県栄村小滝集落に行く機会がありました。 そこで出会ったものは 台風でも倒伏しないイネ 台風でも倒伏しにくく、 食味スコアが抜群に高い高品質なコメでした。 この地域のコメのことをより深く知ることができれば、 他地域での作業性や品質の向上に繋がり、 主食のコメが盛り上がれば、社会が良くなると確信している。 この小滝集落というのが、 苗場山麓ジオパークという地質の保全地域且つ教材として...

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河川の草群の中心にいるのはキショウブ

鴨川の夏草たちが繁茂しはじめた。 この草たちの中に 大きな黄色い綺麗な花が目立つ。 この花は何だろう?と今までの知識を振り絞り、 PHPでPythonの機械学習のライブラリを利用してみる 形状がアヤメ科の花に似ていることから、 アヤメ科 黄色で調べてみたところ、 キショウブという花に行き着いた。 キショウブ - Wikipedia 検索の際になんか物騒な文字列がよく目に付いたのでWikipediaから抜粋してみると、 /**************...

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白クローバの奮闘

河川敷に赤クローバが繁茂する時期になった。 赤クローバの他にも白クローバもいるんだけれども、 クローバのことは河川敷で学べ 赤クローバは直立で、白クローバは匍匐で伸長する特徴から、 どうしても赤クローバが背が高くなって、 背の低い白クローバというものが目立たなくなる。 そんな中、 赤クローバの中に白クローバの花を見つけると、 白クローバの頑張りに感動する。 匍匐型の茎は地面を匍うように伸長していて、 周辺の背の高い葉に覆われてしまっているだろう...

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はやくに到達してしまった草

線路沿いの金網にて つる性の植物が周りに背の高い草がいないにも関わらず、 網目に巻き付きながら伸長を続けていた。 このつる性の植物だけれども、 周りに競合がいず、めいいっぱい光を浴び続けて伸長を続けたわけで、 網目の高さを余裕で超え、 何者にも巻き付かず、風が吹く度揺れていた。 ここは線路沿いだ。 数分に一度電車が通過する場所でもあるわけで、 数分に一度の電車が巻き起こす風に揺られる。 周辺に草がいなければ、茎の伸長を少なくするということが...

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群生はカラスノエンドウを覆い込んだ

ゴールデンウィークも過ぎ、そろそろ安定的に暖かい時期に突入したわけで、 ところどころでわっさりと生える草たちを見かけるようになる。 そういや、つい最近までカラスノエンドウが優先的に繁茂していたよな? カラスノエンドウはどこにいったのだろう? とこのわっさりとした群衆を覗き込んでみると、 写真中央あたりにマメ科の草がいるぞ。 カラスノエンドウといえば、 春の陣、アナザーストーリーで周辺に生えた茎の硬そうな草であっても、 伸長方向を変えさせ...

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