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京都環境フェスティバル2020「冬でも楽しめる自然探究」のワークショップで話をしました。

カテゴリー : 植物の形/

 

初冬のタンポポの綿毛がとても白く見える

朝の8時半頃にいつも歩いている道でタンポポらしき草を見かけた。この時期のタンポポの白い毛が目立ってふわふわしているような気がする。植物も哺乳類のように寒くなると毛を増やしたりするのかな?と近づいて見てみたら、毛に小さな水滴がたくさん付いて反射していたのね。遠くから見たら水滴の分だけ毛が太く見えるようになる。綿毛が水滴で重くなっているので、今タネが中心から離れたら、すぐ近くに落ちそうだ。

 

イチョウの落葉は綺麗な黄葉

イチョウの黄葉が目についた。綺麗な黄色になっているものだ。落葉したイチョウの葉が地面を黄色に染める。今までであればここで終わりだけれども、今ならもう少し深く見ることが出来る。例えば、落葉樹の葉は晩秋にタンニンを溜め込み、土へと旅立つの記事で見たようにタンニンを多く含む葉では、落葉する葉は茶褐色になる。上記内容と比較して、イチョウの葉は茶褐色にならない。イチョウの葉はタンニンをあまり蓄積しないようだ。タンニンは虫による...

 

スギナの葉の先端が黒ずんでいた

毎日歩いている道にスギナが生えている。前から目についていたけれども、何でここにスギナが生えているのだろう?と気になった。ちょっと離れたところでは、舗装された道のちょっとした隙間からイネ科の草が生えていたりヨモギが生えていたりなのに、何故、シダ植物のスギナが生えているのだろう?ツツジの根元のスギナの住処等の記事で書いた通り、スギナは日陰や酸性土壌(劣悪な土)といった他の植物が好まない環境にひっそりと生えているイメージがある。そんなイメージの中で、紫外線降り注ぐ川の堆積地にて...

 

用水路の水の流れに揺れる草の名前は何だ?

用水路で水の流れに合わせて揺らいでいる草を見かけた。葉は上のような感じ。この草は何だろう?と気になって俯瞰してみたところ、用水路の横にある田から伸長してきているみたいで、生活の身近にいる水草の記事で記載した・抽水植物:水上に茎や葉が突き出しているもの・浮葉植物:葉を水面に浮かべているもの・沈水植物:葉や茎がすべて水中にあるもの・浮遊植物:個体が固着せずに浮いている上記の水草の条件の抽水植物以外は当てはまらない事になり、抽水植物も怪しいので水...

 

君は上にいる低木が平面に整形されているのでここに生えたのか?

道の横にある生け垣で気になる葉があった。その葉というのが、矢印の箇所で、生け垣である低木を平面にしていなければ、この場所にこんな大きな葉は展開できないだろうと思った。この草で面白いと思ったのが、生け垣の上の方を見ると、低木のギリギリ上で花を展開していたことだ。花茎は太陽の光がふんだんに当たるところまで伸長して、太陽の光を感じたら開花するとか?この植物はおそらくキク科のツワブキという植物で、日陰がちなところを好...

 

道端の草むらで絡まり合うオレンジの糸を見た

昨日の夕方、いつもとちょっとだけ違う道を歩こうということで寄り道をしたら、足元に草むらにオレンジ色の糸状のものが絡まっている箇所がいくつかあった。これはもしかしてと近寄ってみると、おそらくヒルガオ科のネナシカズラだろうか。写真では見たことがあったけれども、実際に見るのははじめてだった。ネギ畑にネナシカズラが現れた細い糸状で判断が難しいけれども、花と実らしきものがあった。今回ネナシカズラらしき草を発見した箇所だけれ...

 

アワダチソウの花に昆虫が集まる

至るところでアワダチソウの花が満開になっているところを見かける。アワダチソウは海外からやってきた草なのだけれども、秋の風物詩の一つになりつつある。キレイで目立つ花が集中して咲くので、きっといろんな昆虫が集まってくるのだろうと思ったけれども、そういえば、アワダチソウに集まってくる昆虫というのをマジマジと見たことが無いことに気が付いた。寒くなっていく季節に昆虫は集まるのだろうか?花の前でしばらく待っていると、ミツバチがやってきた。冬支度...

 

収穫後の田に生える草たち

コンバインで収穫した後の田には粉砕された藁が敷き詰められている。細かくなった藁のところを覗いてみると、こんな感じで冬の草(ロゼット)等が生え始めている。ロゼットを探しに行く前にしかし、この草はすごく綺麗に展開している。深い鋸歯が藁のちょっとした隙間をかいくぐって、これから効率的に展開していくのだろうと安易に想像できる程だ。粉砕された藁が冷たい風を和らげてくれるだろうということも想像できる。今の時期から有利になる草には、今回のような感じで...

 

ツルマメのマメの色は何色だ?

ツルマメらしき草を発見したの記事以降、定期的にツルマメらしき草を見に行っている。ツルマメは枝豆(ダイズ)の原種だと考えられているので、ツルマメのマメの表皮の色が何色なのか?が気になっている。ダイズは元々何色だったのだろう?そんな背景を踏まえた上で、葉が黄化しているので莢の熟している状況を確認してみると、いい感じに熟していたので、莢をとり、割ってみると、予想通り、マメは黒かった。この色素はおそらく紫外線から子葉を守る役目なのだろうな?...

 

草だらけのキク科植物たち

人の背丈を超える程大きな草がある。キク科のキクイモのように見えるけれども、どうなのだろう?キクイモ - Wikipediaキクイモは多年草という扱いになっているけれども、低木の高さの定義程の背丈になる。この手の草を見ていると、草(草本)と木(木本)の定義は明確にしておいた方が良いと思う。低木 - Wikipedia雑な定義だけれども、木本は太い幹を持つ植物で、草本は太い幹を持たない植物の事を指す。草本 - Wikipedia最初の写真を改め...

 

イネは水を求めて発根を促進するのか?

前回の物理性の向上 + レンゲ栽培 + 中干しなしの稲作の新たに生じた課題の記事に関して、整理しておきたい内容がある。稲作の中干しで時々見聞きする中干しで水を切ることによってイネは水を求めて発根し、後の登熟時に株全体を支えるようになるという内容だ。田に水を張リ続けると常に水がある状態になり、根は常に水を吸収できて発根を怠けるという人目線で説明されているのが気になっている。上記の話があるということは似たような現象が観測されたからなのだろうけれども、保水性を高めた土壌にお...

 

アワダチソウらしき草が放射状に花を咲かせる

上から見て、相当目立っている草があった。アワダチソウか?横から見たらこんな感じ。一本の株からかなりの数の枝分かれをしている。頂芽優勢が完全に機能していないな。※頂端の伸長が優先され、各節から発生する脇芽の発生を抑制する形質のことオーキシンと脇芽と不定根頂端がどうなっているか?を見てみると、こんな感じで萎れていた。一体何があったのだろう?

 

開拓者魂を持つ草たち

前回の草原への旅立ちの記事の場所から視線を右側にずらすと、草むらがこんもりした場所があって、その先に草がほとんど生えていない場所がある。ほとんど生えていない場所はおそらく人為的に草刈りをしていなくても、草があまり生えないのだろう。そんな中で単子葉の草が目立っているのは、ケイ酸の吸収が上手で光合成の効率が高まっているから、紫外線や乾燥状態に強いのかな?なんて事を思ったりする。トマトにケイ素を施用した時の効果を考えてみる植物由来のケイ酸塩鉱物、プラント・オ...

 

草原への旅立ち

芥川緑地の横に歩きやすい土手がある。上の写真の左側はアラカシの根元で始まる陣取りの舞台となっている緑地の林になっていて、写真からのイメージよりも林は奥に広がっていて、シイの木もあったりする。各ドングリのタンニン左側の陣取りの記事ではマメ科のハギ、マメ科のフジとマメ科のクズが陣取り合戦をしていた。写真右側は川の手前の草原のようなところで、左と比較して、右側で生えている草は紫外線の影響を大きく受けそうだ。この写真をよくよく見てみると、所々で...

 

クズの群生の間を果敢に攻める

アラカシの根元で始まる陣取りの記事で見たところからほんの少しだけ離れた所で、クズが旺盛な場所がある。なんだかんだで最終的にはクズが周辺を覆ってしまうのだなと思いきや、所々で小さな花を、しかも大量に咲いている事を見かける。これはヒルガオ科のホシアサガオか?クズを利用しつつ、うまく間をぬって、葉を綺麗に展開している。初期生育をクズに遮られなければ、ホシアサガオは簡単に優位に成長出来るようになる。やはりヒルガオ科の草は強いな。...

 

人々はツルマメの強さに頼ったはずだ

今回はツルマメらしき草を発見したの記事の続き。唐突だけれども、考古学の研究を紹介する。縄文時代の遺跡からツルマメっぽいマメが食材として利用されていた痕跡が見つかっている。中山誠二 縄文土器に残る圧痕から栽培植物の起源を探る 化学と教育 66 巻8 号(2018 年)上記の内容を踏まえた上で、本題に入る。冒頭の写真のちょっと上の方に目を向けてみたら、これから背が高くなりそうな草が生えていたのだけれども、こんな感じで、周辺で背丈...

 

ツルマメらしき草を発見した

マメ科のヌスビトハギのようは小葉でありつつ、茎がつるのように伸長しているマメ科の草を見かけた。もしかしてこれは、近所で自生しているか探していたアレか?花はとても小さく、コハナバチが受粉に関与しているのでは?と思えてくる。小さなマメ科の花と小さなハナバチ探していたアレであるか?の確信を得るために、つるをマジマジと見る。枝豆の莢を小さくしたような莢が形成されていた。この草はダイズの原種と考えられているマメ科のツルマメである可能性が高...

 

道端に大きなドングリが落ちていた

道端にドングリが落ちている季節になった。道端の横にある林では、アベマキの記録があるので、このドングリはおそらくアベマキだろう。アベマキやクヌギはブナ科の堅果の中では大きい部類に入る。そんな大きなドングリが何故か一番はやく落ちてくる。カシやコナラといった小さなドングリよりもアベマキのような大きなドングリが先に落ちてくるのだろう?この理由は知っている。昨年から森を学ぶために様々なドングリを見てきたので、大きなドングリは受精した後、翌年に堅果が形成さ...

 

水田の細長くて丸い草

この写真ではよく分からないが、稲の前に稲以外の草が生えている。どんな草かわかりやすいように根元を撮るとこんな感じ。蕊が出ているので、これが花だろう。おそらくこれはカヤツリグサ科のホタルイという草だろう。ホタルイ - Wikipedia時々、ホタルイを対象とした除草剤の話題が挙がるけれども、見たところ、イネよりも背丈が低く、イネを覆って競合になるような感じもないので、放置しても何ら影響がないような気がする。一枚の田だけやたらとイヌビエらし...

 

出穂した籾の表面が黒ずむ

一見、順調そうに育っているイネで、籾の表面が黒ずんでいるところが気になった。比較対象として、黒ずんでいないところはこんな感じ。今年の8月中旬あたりに記録的な長雨で日照時間が短くなった事による冷害なのだろう。観測している田の周辺でも同じぐらい黒ずんでいる箇所があった。観測している田では物理性が向上していて、土表面がヒビ割れするような中干しをしていないが、周辺の田も同様に籾が黒ずんでいることから、中干しなしによる障害という線はほぼな...

 

道端に生えていた草でロゼットのようでそうで無い草

アスファルトの隙間から生えていたロゼットが目に付いた。ロゼットを探しに行く前に右の草はどう見てもロゼットだけれども、左の草はロゼットかどうか?判断に迷う。左の草は一体何だ?何だろう?葉がシダのように見える。カニクサみたいなシダの葉柄(茎?)がくるくる回ってロゼットのような形をしていた。幼木に巻き付いている植物はシダか?周りに何も無い場合に小さくまとまりつつ、お互いの葉が重なり合わないように伸長しているのがさすがだと思った。

 

小さなドングリが実る箇所

シラカシの堅果が出来つつある。シラカシのドングリは枝の先端に出来る傾向があるらしい。大きなドングリが実る箇所の記事で見た(おそらく)アベマキでは、枝の途中だった。両方ともドングリと呼ばれる堅果で、シラカシとアベマキで異なる点といえば、シラカシが受粉から一年以内に堅果が形成されるのに対して、アベマキは受粉の翌年に堅果が形成される。堅果の形成の間に枝が伸長するということか?来年の開花の時期は、雌花が咲く位置をしっかりと見ることにしよう。

 

大きなドングリが実る箇所

おそらくアベマキの木だと思うけれども、クヌギのようにも見える木。葉の裏に白い毛が生えていたのでアベマキだと思うけれども、葉が細くて幹の割れ目が少ないように感じられるのでアベマキ-クヌギの判断が難しいところ。植物園などで、アベマキとクヌギが並んでいるところで見分ける眼は鍛えておきたい。とりあえず、冒頭で挙げた通り、写真の木はアベマキという事にしておく。という識別眼の話題はここまでにしておいて、本題に移る。上の写真で丸で囲った箇所が枝の先端で、...

 

クリの堅果の付き方

前回のマテバシイとスダジイの堅果の付き方の記事でマテバシイの雌花の展開と結実は無駄が多いように見えるという内容を記載した。マテバシイの比較として、スダジイの堅果の形成がわかる写真を載せたのは、ブナ科の系統を見る再び上の系統図に基づくもので、近縁というには無理があるけれども、比較的近縁種だと捉えたから。であれば、次に見るべきはクリ属の木で、クリはトゲの多い殻(総苞と呼ぶらしい)に複数の堅果が含まれている。クリ - 岡山理科大自然フィー...

 

マテバシイとスダジイの堅果の付き方

マテバシイのドングリが目に付いた。完熟までもう少しといったところか。マテバシイが開花した枝にある小さな丸いものは実が形成されなかった雌花で、受粉はしたのか不明。雌花は小さいといえど咲かせるのにそれなりのエネルギーを要するわけで、無駄が多いなと。他の穂を見ると、ドングリが重なりあったところの真ん中の実が小さくなっている。これまた無駄な構造をしているなと。マテバシイを含むマテバシイ属は系統図で見ると、ブナ科の系統を見る再びブナ科の中...

 

長雨豪雨と出穂

前回の豪雨と稲妻の記事で、長雨が続いた後に田を見に行ったら、イネが成長して茂っていたという内容を記載した。話題に挙がっている田はもちろん土作り + レンゲ栽培後の田植えのところだ。土作りを意識したレンゲ米栽培の田の田起こしこれから穂の形成の時期に突入するわけだけれども、長雨時の成長がプラスに働くのか?そうでないのか?が気になるところ。上記の内容を踏まえた上で今回の話をする。穂が黒くなっていないので、低温障害は避けていそうだ。今週...

 

先駆植物のサンショウについて学ぶ

肥料としてのヤシャブシの葉は養分以上の肥効があるかもしれないまでの記事に引き続き、先駆植物について学ぶ日々が続いている。他の先駆植物も把握しておく必要があるので、ミカン科のサンショウを見ていくことにする。実際には先駆植物としてはカラスザンショウが該当するらしいが、カラスザンショウとサンショウは形態的に似ているらしいので、観察眼を鍛えるのであれば、サンショウから始めても得られることは多いはず。カラスザンショウ - Wikipediaサンショウといえば、漢...

 

ヤシャブシのタネを観察する

ヤシャブシの実も肥料として利用の記事で、ヤシャブシのタネには翼があって、風にのって広く散布されるけれども、実際にはヤシャブシのタネは見たことがないということを記載した。木の周りを歩いていれば、落ちている実があるはずだということで歩いてみたら、枝の途中が折れて落下したであろうヤシャブシの実があった。この実に対して細い枝もヤシャブシの生存戦略にとって重要な気がするが、ここでは触れずに話を先に進める。ヤシャブシの実と記載したが、果実の果肉のようなものはなく、...

 

ヤシャブシは水田の肥料として利用されていたらしい

前回話題に挙げたヤシャブシだけれども、調べている時に葉を水田の肥料として利用しているという内容を見かけた。ヤシャブシ - 国立研究開発法人 森林総合研究所 九州支所ヤシャブシは先駆植物として、激しく撹乱された場所にいち早く自生する木として有名。一昔前の各地で里山が維持されていた頃で撹乱が多い場所といえば、大雨で土砂崩れした、所謂、山が老化している場所に多く生えている可能性が高く、そういう場所はたくさんあったのでは?と想像できる。山の老化という表現が適切かはわからないけれど...

 

山を一部切り開いた住宅地でヤシャブシを探す

作物の耐性を学ぶ為には、植物自身の強さというものを学ぶ必要があり、強い植物とは何か?から問う必要がある。作物は紫外線が大量に降り注ぐ畑という強烈な環境で生育するという背景があるため、強い植物も似たような条件で強い種を参考にするべきだろう。耕起という名の頻繁な撹乱が発生する中でいち早く生育できる先駆植物的な植物から学べる事が多いだろうということで、先駆植物と言えばですぐに連想できるカバノキ科のヤシャブシから学ぶ事にする。名前を挙げても、それがどういう形をしているか?がわからなけ...

 

トマトの葉序は生産性を高める上で重要

トマトの成長パターンは興味深くて、1/3葉序で葉が展開して、一回目の花の器官が形成された後は、3節に一度のペースで花の器官を形成する。なんて形態学っぽい内容を記載したけれども、この形態的特徴を活かすと、苗の時点で最初の花を付けていれば、その花の向きを通路側にするだけで、その後の栽培ではずっと通路側に実を付ける事になる。これは栽培者にとっては常識だけれども、常識は言語化しておくと、何処かのタイミングで大発見のタネになるので、冒頭の内容を丁寧に見ておくことにする。...

 

葉面積指数LAI

前回のトマトの品質向上のための摘葉の記事では、摘葉することで、果実や残した葉のシンク強度が高まり、秀品率が向上するという事を記載した。ここで生じる疑問として、どれ程の葉を摘葉して良いのか?ということ。この疑問に応える為に葉面積指数(Leaf Area Index, LAI)という指数がある。これは、床面積1㎡当たりに締める葉の表面積㎡でLAIが4を目指すように摘葉すると、利用可能な光をほぼ受光できるようになる。ただし、上の葉が下の光合成能が高い葉を遮光した...

 

トマトの一本仕立てで発根量を抑えることでの懸念

前回のトマトの一本仕立ての記事を踏まえて、今回の内容へと続ける。トマトの木を一本仕立てにすることで、光合成能が高い下の葉に適切に太陽からの光が届き、秀品率が向上すると思いきや、ここで一点気になる事がある。気になることの話題を挙げる為に、高校生物あたりで習う植物ホルモンのオーキシンについて触れる事にする。オーキシンといえば、脇芽の発生は先端が抑えてる地上部の頂点で合成されて、頂点よりも下の脇芽の発生を抑制している。オーキシンの他の働きとして、維管束の形成...

 

トマトの一本仕立て

トマトの整枝作業中に服に付く緑のシミは何だ?までの記事で、トマト栽培での環境や化学の事を整理したので、そろそろ栽培自身について見ていくことにする。とりあえず、私が栽培の師から最初に習った一本仕立てについて見ていくことにする。栽培の中心にはいつも化学一本仕立てとは主の茎のみ残して、茎の伸長の途中で発生した脇芽をすべて取り除いて仕上げる木の形を指す。なんてことを文章で書いたけれども、文だけでは伝わりにくいので、写真を介して見ていくと、先に複葉を意識...

 

トマトとケイ素

農文協から出版されているオランダ最新研究 環境制御のための植物生理という本で、ケイ素の話題がある。未解明の部分は多いが、ケイ素がもたらす良い効果が紹介されている。例えば、レタスがケイ素を吸収し体内で利用することで、マンガンの毒性を緩和するというもの。マンガンは光合成にとって重要だけれども、活性酸素に関与する要素でもあるわけで、葉に局所的に蓄積されると毒性を生じる。牛糞で土作りをした時の弊害をまとめてみるとレタスがケイ素を吸収する事によって、葉内のマンガ...

 

トマトの果実のヒビ割れ問題に触れてみる

(主に露地栽培で)トマトの果実のヒビ割れがある。これは果実の肥大期に大雨等で根から急速に吸水した時に果実に水が集まり、内側からの膨圧に耐えられるに果実が割れる現象だと言われている。割れた果実は糖濃度が下がってしまうため、割れる直前よりも美味しくなくなる。土作り有りきのトマト栽培で果実のヒビ割れは花落ちと同じレベルの難所になるだろうから整理しておいたい。ヒビが割れるという現象のみに注目すると、果皮が硬ければ内側からの膨圧に耐えられるわけで、果皮自体を丈夫にすればヒビ...

 

トマト栽培の栄養成長と生殖成長を意識する

トマト栽培の土作り事情の続きで、トマト栽培が他の作物よりも栽培が難しいとされる要因を整理すると、・果実を収穫すること・果実形成時の水分量で品質が変わってしまうこと・木本植物を草本植物と捉えて栽培していること・木が暴れやすいことの上記三点になるかと。トマトと同じナス科の作物でナスがあるけれども、トマト程難しいイメージがないのは、トマトの条件のうち最後の要素の木が暴れやすいことがあまりなく、物理性の改善で秀品率が向上するからだろうか。物理性の改善ができれば、細...

 

トマト栽培で老化苗を定植したら微量要素の課題が付き纏う

栽培の中心にはいつも化学の記事を踏まえた内容になるが、農薬を使用せずに秀品率の向上を狙うには、徹底的に土壌環境を見続けなければならない。作物にとっての生育環境が良くなると、成長が早くなったり、収量が増したりする他、昆虫による食害や病気の感染がほとんどなくなったりと良いこと尽くめ。上記のような環境はすべての作物で言えると思いきや、トマトと、サツマイモで生産性が悪化した。トマトは木が暴れると言われるなかなか結実しない現象に陥り、サツマイモは発根量が増す...

 

トマトの花落ちを理解するために微量要素の観点を持ち出す

前回のトマトの花落ちを器官離脱と捉えれば見えてくるものがあるかもしれないの記事で、トマトの施設栽培について見始める事にするという旨を記載した。施設栽培で最初に目を付ける箇所として、花落ちの現象を選んだ。花落ちは茎から発生した花の器官の根元で、上の写真のような離層が形成して、安全に花の器官を落とす現象を指す。離層は興味深くて、最初に葉や花の器官から養分を転流し、維管束を封じ、茎と葉や花の器官の付け根にカルスのような堅い細胞を形成し、菌が株内に侵入できるような...

 

クリの木の雌花

一週間程前に撮影した写真だけれども、自身の記録として投稿しておく。クリの花も終盤に差し掛かった頃、受粉も一通り終わったあたりだろうと、改めてマジマジと見てみることにした。おや?開花直後には目に付かなかったものがある。それは、これはクリの雌花か?前にクリの花にハナムグリが集まるの記事で、風媒花のブナ科の木と同じように雄花と雌花が離れているようなイメージで話を進めたけれども、クリの花の展開パターンはカシ等と異なるらしい。...

 

クスノキの幹にウラボシ科のシダ

クスノキの幹にコケと葉が生えていてた。樟脳を抽出するためにクスノキは植えられた?今まではこの葉は一体何なのだろう?と気になっていたが、今はこの葉がシダ植物であることがわかるようになった。おそらくこのシダはシダ植物を学ぶ時、葉の裏側の記録も大事の記事でみたウラボシ科のノキシノブかその仲間だろう。シダを見続けて知ったのだが、一件単純に見える葉の形状なのに、系統図を見ると、ウラボシ科のシダが最も高度に進化したとされている。シダ植物#系統関係 - Wikipediaウ...

 

シダ植物の中軸が紅紫色を帯びているか?

遠くからでも良く目立つキレイな形のシダを見かけた。卵型?楕円だけれども、先が尖っているので三角形型?全体的に羽軸がキレイに収まっているように見える。山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダのページをパラパラとめくっていると、メシダ科のヤマイヌワラビの写真に似ていた。このヤマイヌワラビだけれども、葉柄や中軸は紅紫色を帯びることが多いと記載されていた。マジマジと見てみると、中軸が部分的に紅紫色になっているが、これ...

 

シダ植物の中軸に毛はあるか?

前回の山道の石垣に生えていたシダの記事で、こんな感じのシダを見かけた事を紹介した。このシダの場所からしばらく歩いたところで、こんな感じのシダを見た。少し前の自分であったら、同じ種類だと判断しただろうけれども、今の自分であれば、何か違うぞという感覚になる。裂片の切れ込みが浅い。先端の密集具合が密になっている。このシダはコバノイシカグマ科のイヌシダかな?と判断したけれども、ここはあまり自信はない。イヌシダ...

 

山道の石垣に生えていたシダ

高槻の摂津峡で見かけた珍しいシダまでの記事で、摂津峡というところでシダの勉強の為に歩いて観察しているという内容を記載している。前回の記事では、シダを探しはじめて日が浅いのに、珍しい可能性が高いシダを見つけるとは思ってもいなかった。前回の記事のような事がまだあるかもしれないので、写真に収めてきたシダを引き続き見ていくことにしよう。マメヅタの群生から少し離れた場所にいたシダ。渓谷でよく見かける丸い葉もシダ植物らしい今回はこのシダを見ていくことにしよう。...

 

高槻の摂津峡で見かけた珍しいシダ

大阪府高槻市の摂津峡は街から近いにも関わらず、地形や植物を学ぶ上での教材がたくさんある。羽片を意識すれば、シダ植物も全然違って見えてくるまでの記事で、シダに興味を持った際に摂津峡に行ってみたら、たくさんのシダがあって、1時間程歩くだけれでも、相当の目利きの練習ができた。そんな中、シダか迷う形状の葉があった。矢印で示した箇所に特徴的な形質がある。矢印の箇所までで軸の付け根の裂片の発生の向き(右か左か?)がかわる。この形質を頼りにして山と渓...

 

羽片を意識すれば、シダ植物も全然違って見えてくる

山道の縁で新たなシダ植物を見かけた。シダ植物の見分けも何度かこなして、最初に数箇所見る癖も付いてきた。まずは、全体的に卵型のような展開をしている。次に、俯瞰して見た時の形状が三回羽状なのだけれども、茎側の大きな羽片の葉軸側に特徴的な羽片がある。もう一点は裂片が全裂であること。ツツジの間から出てきたシダ植物は何者だ?葉の先端の羽片が大きく目立っている。ここらへんを考慮すると、オシダ科のハカタシダではないかな?とハカタシダ - ...

 

形が全然違うが、その葉もイノモトソウ?

道を歩いていたら、道路の横の壁にある排水口にシダ植物っぽい草が生えているのが目に付いた。山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダを開いてみたら、イノモトソウ科のイノモトソウに似ていた。おや?イノモトソウといえば、前回のそのシダ、カエデの葉のように見えるの記事で、このシダをイノモトソウではないか?と記載した。形が全然違うのに、同じ種類として扱う事を理解する為にシダ植物の二形を理解する必要がある。...

 

そのシダ、カエデの葉のように見える

一個体内でも様々な葉の形状があるシダの記事に引き続き、渓谷を歩いている時に見かけたシダの事を書く。このシダは一回羽状に切れ込んでいるので、その条件で探そうなと思いきや、近づいてみると、単純な切れ込みではなかった。この単純ではない形が逆に探しやすかったりする。山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダを開いてみると、イノモトソウ科のイノモトソウに似ていた。イノモトソウ - Wikipediaこの写...

 

一個体内でも様々な葉の形状があるシダ

渓谷を歩いていたら、私の頭にある葉のレパートリーにない形状をしている草を見かけた。渓谷でよく見かける丸い葉もシダ植物らしいマメヅタの時の教訓を活かし、レパートリーにない葉の植物はとりあえずシダ植物だと思えに従い、葉をマジマジと見たところ、葉の裏を除いたら、胞子嚢の痕があったので、これはシダ植物で間違いない。であれば、種の同定だけれども、切れ込みがないものを探すと、チャセンシダ科のコタニワタリに似ているが、胞子嚢の形が丸ではないのでおそらく違う。...

 

薄暗い小さな水路で見かけたシダ

家と家の間に小さな水路がある。元々この場所は水田で、小さな水路は水田に水を引くためにあったのだろうな?と想像している。水路の先には小規模ながら水田が残っている。そんな水路に見慣れない草が生えている。これはシダ植物なのだろうか?と山と渓谷社から出版されている桶川 修著 大作 晃一著 くらべてわかるシダを開いてみたら、イノモトソウ科のホウライシダに似ていた。ホウライシダ - Wikipediaこのホウライシダは3〜4回羽状に切れ込むに分...


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