今回の話と上の写真の時期があっていないけれども、

冬野菜の生産性を上げる為にはどうすれば良いか?という話題があった。


生産性を上げるならば、土を徹底的に見直すことという当たり前の返答になるのだけれども、

それだと目標決めが難しくなるので焦点を絞ってみる。


焦点を絞る為に師のところの話を持ち出そう。



栽培の中心にはいつも化学野菜の美味しさとは何だろう?の記事で話題に挙げた魔法のような栽培環境なんだけれども、

驚きの成長の速さ、且つ美味しい野菜が収穫できた畑で顕著に目立っていた特徴として、冬に土に手を突っ込むと暖かいこと。

暖かさはちょっとしたカイロのようだ。


暖かいが故に


※師の畑の野菜ではないけれども同様の現象であった畑のキャベツ


地上部の葉の成長が寒さで止まっているように見えても、

この畑の草を抜いてみると太くて綺麗な根が伸長している。


それでは土が暖かいというところに焦点を絞ってみると、

土を暖かくする要因は何だろう?と考えてみると、

土壌の微生物や小動物が好気呼吸で有機物を分解した時に発生する熱になるだろう。


好気呼吸が活発になるために必要なことは、

・酸素が土にふんだんに入ること

・土が適度に湿っていること

・カロリー源となる炭水化物のような有機物がふんだんにあること

が大事になる。


ただこれだと、土の中で好気呼吸が活発になって土の中で二酸化炭素が充満してしまう為、酸素の問題が発生する。

なので土壌中のガス交換の仕組みがあることも条件に加える必要がある。


となると、冬野菜の栽培の開始前に


家畜糞堆肥による土作りを止める勇気を


土表面のひび割れを解決して、土の保水、排水性を解決した後、


米ぬかを利用した土壌還元消毒


基肥で米ぬかや黒糖肥料のようなカロリーが高そうな肥料を仕込んでおいて、


食害虫防除としての草生栽培の可能性を探る


栽培していないところを冬に強い緑肥(エンバク等)で覆う。

良い土にはふんだんに酸素が入るもの


緑肥の根の呼吸でも幾分地温の向上を狙える。

ここまで準備が出来た後に肥培管理のテクニックの話に入れるけれども、ここでは触れないことにする。


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